セラミックミレージのフラワーベース花器の放つ
静かな力強さに感動

黒と白とのコントラストが美しいアートピースのような花器は、受ける光によって変幻自在な表情を見せ、繊細で力強い風格を醸し出す。大胆な配色が、美しいフォルムをより存在感を増して感じさせるので、個性的でパワプルな植物も受け止める。モードな花器は日常に少しだけ緊張感をもたらしてくれる。

シルエットとディテールにセンスが宿る絵画のような佇まいの花器。静かな森を思わせる深いグリーンが印象的に、細く長い首が緊張感を与え、熟考されたプロポーションを際立てる。エギディオ・ミレージの鋭い美的感覚でデザインされた花器は、巧みな配色が空間をより印象深いものにしてくれる。

有機的なフォルムが美しい一輪挿し。繊細に完成されたシルエットには、そこはかとない存在感があり、個性的な花を活ければ、さらにオブジェとして引き立つ。そして、ミレージが創り出すノスタルジックなグレーは、陰影も個性として、非日常的で不思議なバランスを楽しむ。

パープルのストライプが印象的な花器は、一見シンプルでありながら刺激的なデザイン。ミレージのユーモアと卓越したセンスで、奇抜さのないフォルムを独特の世界観に、そして、細かな手仕事によって、より美しさを帯びる。パープルのラインとあいまって響く個性的な植物とモードな空間を奏でたい。

最新作のフラワーベースは、凹凸のある質感が特徴。ザラッとした無骨な黒に、ハンドペイントされた白いラインが際立ち、素朴なのにモダンな雰囲気を醸し出している。手作りで生まれる力強い美しさは、置くだけでも絵になり、アイアンやヴィンテージなど趣のある家具と合わせれば、フォークアートのような力強さが際立つ。

白のニュアンスと彫刻的なデザインが魅力のミレージの作品。ブランドを象徴するノーブルなホワイトが静かな存在感を放ち、見る角度によって違う形に見える視覚的な楽しみを与えてくれる。素材の力やフォルムの魅力が詰まったモードでハイセンスな花器は、空間に新しい息吹をもたらしてくれる。

「Ceramiche Milesi（セラミックミレージ）」は、1981年にイタリアの陶芸家、Egidio Milesi（エギディオ・ミレージ）が兄弟とともに設立したデザインスタジオ。高い技術と独特の世界観を持つミレージは、布やスタンプを利用したり、ろくろを使わず自らの手で加工するなど、さまざまなテクニックを用いて作品を誕生させている。素材そのものの自然な魅力を最大限に引き出し、質感、上品な色合いなど、美しい細部にこだわり、また、表面に艶を出したりくすませ、滑らかに仕上げるなど、独自の方法を重ねて作品を創り出している。