マジスのキッズコレクションインスピレーションを刺激する
ファンタジックなファニチャー

子どもたちのクリエイティブなインスピレーションを刺激する、センスとユーモアを兼ね備えたアイテムをリコメンド。
マーク・ニューソンによる2段ベッドは、「 子どもたちは楽しむことが大好き、でも自分だけの安心できる空間も必要。そのことを同時に叶えてあげたいと思った。Bunky（バンキー）は子どもたちにそんな環境を与えてくれる。居心地がよくて、わくわくする、自分だけの空間。よじ登ったり隠れたり眠ったり、自分だけの時間を過ごすことができる。」という思いから。ダンボール製のアニマルフィギアは、子ども自身で組み立てることができ、着彩も可能。摩天楼やゴルフボールなど、ストーリーのある収納は、オブジェとしても引き立つ。

子どもたちは遊びの天才で、アウトドア空間は最高の遊び場。そして、刺激的なデザインの家具やおもちゃは遊びながら、さらなるイマジネーションに繋がっていくもの。
フィンランドの巨匠エーロ・アールニオが手がけたトイとチェアは、北欧のデザインセンスで仕上げられた色使いが魅力。パピーは、MuDAC美術館（ローザンヌ）のパーマネントコレクションに選定されている。トリオリは、上下・背面を使い3種類の座り方が楽しめる。ハビエル・マリスカルによるピエドラスファミリーは、斬新なフォルムや素材の組み合わせによって、ファンタジックな印象に。さらにオブジェとしても際立つユニークなデザイン。

BUNKY (バンキー)は、３層のグラデーションが美しいポリエチレン製の二段ベッド。ベッド、スタッキングユニット、はしごのパーツだけで簡単に組み立てることができ、環境や成長にあわせてシングルベッドとして並べて使うことも。ブルー系とオレンジ系の2色展開。2018年のミラノサローネで発表されたばかりの新作The Roof Chair (ザ ルーフチェア)は、屋根の部分に腰掛けたり、のぼったりすべったりして遊んだり、家に隠れるようにして中で遊んだり夢を見たり、トンネルのようにくぐることもでき、1つに 2 人掛けすることも。先端の技術でつくられた柔らかく伸びる素材は、耐荷重にも弾性にも優れる。3種類の座り方が楽しめる。デザインはシモーネ スパルヴィエーリ&ヴァレンテーナ デル チオットが担当。TRIOLI (トリオリ)は、コンパッソドーロ賞やブループリント賞をはじめ数々の受賞歴を誇るキッズチェアの名作。注目のデザインユニット、BIG-GAMEがデザインを手がけたLittle Big (リトルビッグ)は、成長に合わせてシートの高さを３段階に調整することができる。コンスタンティン・グルチッチによるスツール、TOM and JERRY　- The Wild Bunch (トム ＆ ジェリー 　”ザ・ワイルド バンチ”)は、同デザインで2サイズ展開、また、座面を回転させることで、16cmもの高さ調節ができるので、大人から子どもまで使える。

ハビエル・マリスカルが手がけたポリエチレン製の収納ボックスは、汚れに強いポリエチレン製なので
ボールやラケットなどスポーツ道具入れとしても活躍しそう。ラドリロスは、愛嬌のあるキャラクターのユニットを組み合わせてつくるシェルフ。カラーの組み合わせを考えてみたり、キャラクターの表情で選んだり、更には向きや配置によってポップにもクールにも仕上げることができる。北欧デザインを牽引したオイヴァ・トイッカによるダウンタウンシェルフは、シルエットとディテールに巨匠ならではのセンスが宿る。

巨匠エーロ・アールニオによるPUPPY (パピー)は、犬を抽象的に解釈してデザインされたポリエチレン製なキッズトイ。4サイズ展開なので、オブジェとして飾ったり、パピーに乗って楽しむことも。マルティ・ギセが手がけたダンボール製のフィギアMy zooは、何と言ってもその迫力のサイズ感！本物さながらの動物と遊んでいるような感覚に。マーク・ニューソンの鋭い美的感覚でモダンに解釈された木馬ROCKY (ロッキー)は、キッズトイやオブジェを超えたアートピースのような風格も。乗ると優雅にロッキングする。石を模したPIEDRAS FAMILY (ピエドラスファミリー)をオブジェとして、庭や子ども部屋の一角に並べれば、秘密基地のような非現実な空間に。

2004年、イタリアのインテリアブランドMAGIS社から、キッズライン「Me Too Collection」が誕生。創業者のEugenio Perazza（ユージニオ・ペラッツァ）が、当時2歳だった孫娘アンナのためにお絵描き用の机を探していたのがきっかけで、2～6歳児向けのおもちゃや家具のコレクションを立ち上げた。ユージニオは、「大人のものをスケールダウンしたものではなく、子どもが作り出すような、そんな風にこのプロジェクトを取り組みたかった」と語り、子どもの心がわかるデザイナーを探した。バルセロナ出身のハビエル・マリスカルをはじめ、フィンランドの巨匠エーロ・アールニオ、世界的に活躍するマーク・ニューソン、マルティ・ギセなど、巨匠から気鋭のデザイナーの賛同を得てプロジェクトがスタートした。ユージニオは、試作ができるたびに、孫娘アンナに見せて、目が輝いて笑顔になれば商品化しているという。