1950年代ミッドセンチュリー デザイナー夫妻の住まう
森の⾒える仕事部屋
老朽化でリフォームを決めた16年目
今年で結婚20年目を迎える佐藤ご夫妻は、ご夫婦と高校生の娘さん、そして愛犬コロンの3人と1匹暮らし。このマンションに暮らしはじめて、今年で22年目を迎えた。
「夫婦で上京してからずっとここに住んでいます。最初の10年間は、この部屋に賃貸で住んでいました。11年目に購入したのですが、それまで一回も改装工事をしていませんでした。築35年を超えてきたあたりから、配管の水漏れなどのトラブルが起こるようになりました」と話す奥様。
そして6年前に大規模な改装を決意。一般的なリフォーム業者ではなく、デザイン性の高いリノベーション会社に依頼をした。
「わたしたちは自宅で仕事をしているので、ほとんどの時間を家で過ごします。打ち合わせなどで来客も多いので、せっかく手を加えるんだったら住みたい空間を目指そう、という話になったんです」と、旦那さん。
「夫婦で上京してからずっとここに住んでいます。最初の10年間は、この部屋に賃貸で住んでいました。11年目に購入したのですが、それまで一回も改装工事をしていませんでした。築35年を超えてきたあたりから、配管の水漏れなどのトラブルが起こるようになりました」と話す奥様。
そして6年前に大規模な改装を決意。一般的なリフォーム業者ではなく、デザイン性の高いリノベーション会社に依頼をした。
「わたしたちは自宅で仕事をしているので、ほとんどの時間を家で過ごします。打ち合わせなどで来客も多いので、せっかく手を加えるんだったら住みたい空間を目指そう、という話になったんです」と、旦那さん。
長い時間を過ごす仕事部屋から森を眺めたい
間取りの決め手となったのは、窓の外に広がる新緑の森だ。
「前の間取りは部屋が窓を分断していたので、せっかくの森が寝室からしか眺められませんでした。いいロケーションなのにもったいなぁとずっと残念に思っていたので、間取りは大胆に変更しました。いまは一番長い時間を過ごすリビングダイニングの窓一面から一年中、森と日光を楽しんでいます」と話す旦那さん。
そして内装デザインの打ち合わせでは、デザイナーの細田さんに全幅の信頼を寄せていたという佐藤さんご夫妻。
「NYの古いホテルにありそうなミッドセンチュリー調の空間が好きで、細田さんにデザインを依頼しました。細かいことで私も妻もほとんど口出しすることはなかったですね。もうお任せでした」と続けた。
「前の間取りは部屋が窓を分断していたので、せっかくの森が寝室からしか眺められませんでした。いいロケーションなのにもったいなぁとずっと残念に思っていたので、間取りは大胆に変更しました。いまは一番長い時間を過ごすリビングダイニングの窓一面から一年中、森と日光を楽しんでいます」と話す旦那さん。
そして内装デザインの打ち合わせでは、デザイナーの細田さんに全幅の信頼を寄せていたという佐藤さんご夫妻。
「NYの古いホテルにありそうなミッドセンチュリー調の空間が好きで、細田さんにデザインを依頼しました。細かいことで私も妻もほとんど口出しすることはなかったですね。もうお任せでした」と続けた。
麻袋に使う天然素材“サイザル麻”を敷き詰めて
キッチンの腰壁には、ロック、レゲェ、ソウルなど幅広いジャンルのレコードが並んでいる。中学生の頃から旦那さんが集めてきたコレクションの一部だ。
「これでもかなり減らしましたが、思い入れのあるものは手元に置いておきたくて、造作でレコード用の収納棚をつくってもらいました。キッチンの腰壁とデスクの下にも棚があります。でもレコードは聴くのに手間がかかるので、仕事の最中にはあまり聴かないですね。洗濯物を畳むときや休憩時間に聴いています」
そしてレコード以上に佐藤家の大切にしている存在といえば、愛犬のコロン。リビングダイニングの床一面には、麻の繊維を編んだサイザル麻という天然素材が敷かれている。
「木材やタイルとは違って、ザラザラとした触感が特徴的です。グリップが効いて犬が滑りづらいだけでなく、さらっとしているので夏は裸足で過ごすのも気持ちいいですよ」と、奥様が締めくくってくれた。
「これでもかなり減らしましたが、思い入れのあるものは手元に置いておきたくて、造作でレコード用の収納棚をつくってもらいました。キッチンの腰壁とデスクの下にも棚があります。でもレコードは聴くのに手間がかかるので、仕事の最中にはあまり聴かないですね。洗濯物を畳むときや休憩時間に聴いています」
そしてレコード以上に佐藤家の大切にしている存在といえば、愛犬のコロン。リビングダイニングの床一面には、麻の繊維を編んだサイザル麻という天然素材が敷かれている。
「木材やタイルとは違って、ザラザラとした触感が特徴的です。グリップが効いて犬が滑りづらいだけでなく、さらっとしているので夏は裸足で過ごすのも気持ちいいですよ」と、奥様が締めくくってくれた。