女子のお一人様リノベ実家を大変身!
理想の一人暮らしをスタート
22年間暮らした実家で、一人暮らし。
東京都内に建つ築25年、総面積75㎡のマンション。設計事務所で働く佐藤さんは22年間住み慣れたこの部屋を、一年半前にフルリノベーションをして暮らしている。
「ここはもともと私の実家で、ずっと家族4人で住んでいました。就職や進学など家族がそれぞれ引っ越すタイミングで、母がこの部屋を買いとってリノベーションをしてくれたんです。ファミリータイプの物件としてはそんなに大きくないと思いますが、いまは一人で暮らしているので十分すぎるくらい広いです」と話す佐藤さん。
そんな住み慣れた部屋の新しい間取りを決めるとき、最も重点を置いたのが採光だという。
「ここ、すごい暗い家だったんです。部屋が細かく分かれていて、とても日当たりの悪い間取りでした。そのせいで湿気もすごかったですし。だからとにかく日光をたくさん取り入れることを最優先に間取りを考えました」
マンション物件のリノベーションでは、いかに採光をうまく確保するかが一つの大きな課題だ。特に建物の内側に位置する玄関部分は光が届きづらく、どうしても暗くなりがち。
そこで今回のリノベーションでは大きな窓があるリビングから玄関まで、ドアなどの仕切りを一切設けていない。さらに玄関と寝室の間をクリアガラスで仕切ることで、寝室にも採光を確保。これまでなかった明るさと開放感を得ることができた。
ピンタレストの写真を集めて、コラージュを作成。
内装デザインの打ち合わせは、自分で作成したイメージコラージュをデザイナーに見せながら進めていったという佐藤さん。
「こうしたい!という気持ちをできるだけ具体的に伝えたほうがいいと思って、日々ピンタレストで写真をストック。集めた画でコラージュをつくりました。たとえば猫脚のバスタブや、浴室の白黒タイルもピンタレストで見つけたものがイメージソースになっています」と話してくれた。
なかでもこだわったのが、完全造作したオリジナルのキッチン。既製品は一切使っていない。担当した施工会社『HOUSETRAD』の水野さんは次のように語る。
「ハウストラッドではオーダー家具もお造りしています。今回は作り付けの食器棚やキッチン以外にも、照明やダイニングテーブルなど細かいパーツまで全て造作しました。いちから造ることで描いた理想を実現できるのはもちろん、寸法を細かく調整できるので空間効率もアップします」
たとえばダイニングテーブル。高さ87cmの横長ハイテーブルは、立食パーティーができるように設計したもの。天板にはキッチンと合わせて大理石を使用した。
「ワイワイとホームパーティーのできる開放的なキッチンをお願いしました。念願叶って昨年はハロウィンとクリスマスのパーティーを開催。宅配ピザを頼むとすごい絵になるんですよ、このテーブル(笑)とってもお気に入りです!」と佐藤さんも仕上がりに大満足しているよう。
「こうしたい!という気持ちをできるだけ具体的に伝えたほうがいいと思って、日々ピンタレストで写真をストック。集めた画でコラージュをつくりました。たとえば猫脚のバスタブや、浴室の白黒タイルもピンタレストで見つけたものがイメージソースになっています」と話してくれた。
なかでもこだわったのが、完全造作したオリジナルのキッチン。既製品は一切使っていない。担当した施工会社『HOUSETRAD』の水野さんは次のように語る。
「ハウストラッドではオーダー家具もお造りしています。今回は作り付けの食器棚やキッチン以外にも、照明やダイニングテーブルなど細かいパーツまで全て造作しました。いちから造ることで描いた理想を実現できるのはもちろん、寸法を細かく調整できるので空間効率もアップします」
たとえばダイニングテーブル。高さ87cmの横長ハイテーブルは、立食パーティーができるように設計したもの。天板にはキッチンと合わせて大理石を使用した。
「ワイワイとホームパーティーのできる開放的なキッチンをお願いしました。念願叶って昨年はハロウィンとクリスマスのパーティーを開催。宅配ピザを頼むとすごい絵になるんですよ、このテーブル(笑)とってもお気に入りです!」と佐藤さんも仕上がりに大満足しているよう。
グレー×ピンク。シャビーシックな大人の寝室。
「寝室の奥にあるクローゼットは、好きな映画に登場する色んなシーンからインスピレーションをもらいました。たとえばクローゼットに香水瓶やコスメが並ぶ感じや、お洋服を見せながら収納できるワードローブ、壁付けの大きな姿見など。女の子の憧れをいっぱい詰め込みました」と、佐藤さん。
思い切った色の組み合わせが楽しい壁紙にも注目だ。寝室にはダークグレー、WIC(ウォークインクローゼット)にはピンクを配色。可愛い印象のピンクではなく、紫がかった淡い色味が大人っぽい落ち着いた印象にさせている。さらにグレーを組み合わせることで、シャビーシックな雰囲気の空間が実現した。
最後に、将来について聞いてみた。
「いまの家に住んでから、家族で仕切りのない暮らし方も楽しそうだなって思うようになりました。ずっとここに住みたい気持ちですが、結婚相手次第ですかね。あとは建築の仕事をしているので、いつか自分でデザインした家にも住めたらいいなぁって思います」と締めくくってくれた。
思い切った色の組み合わせが楽しい壁紙にも注目だ。寝室にはダークグレー、WIC(ウォークインクローゼット)にはピンクを配色。可愛い印象のピンクではなく、紫がかった淡い色味が大人っぽい落ち着いた印象にさせている。さらにグレーを組み合わせることで、シャビーシックな雰囲気の空間が実現した。
最後に、将来について聞いてみた。
「いまの家に住んでから、家族で仕切りのない暮らし方も楽しそうだなって思うようになりました。ずっとここに住みたい気持ちですが、結婚相手次第ですかね。あとは建築の仕事をしているので、いつか自分でデザインした家にも住めたらいいなぁって思います」と締めくくってくれた。