BEAMSスタッフさんの自宅を訪問床、鏡、畳の間。
中古マンションの味わいを残して。
おしゃれでクリエイティブな「BEAMS」の本
今年で結婚3年目を迎えた林家は夫婦2人暮らし。2年前に約82㎡の中古マンションを購入し、フルリノベーションをした。
「リノベーションにはずっと憧れがありました。会社の同僚や先輩に、物件を購入してリノベーションをしている人が多いこともあり。結婚したし30 代になる前にやっておきたいと思って決意しました」と話すのは、夫の林秀太さん。
秀太さんが働くのは、世界に支店をもつ老舗セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」だ。同社では1500名を超えるスタッフの自宅や偏愛アイテムなどを紹介する書籍「BEAMS AT HOME」を出版している。インテリアやファッションが好きな人たちのバイブルとして長く人気を博し、現在はシリーズ第5弾まで出版されている。そして昨年、例外でなく林さんの自宅も登場することとなった。
「リノベーションにはずっと憧れがありました。会社の同僚や先輩に、物件を購入してリノベーションをしている人が多いこともあり。結婚したし30 代になる前にやっておきたいと思って決意しました」と話すのは、夫の林秀太さん。
秀太さんが働くのは、世界に支店をもつ老舗セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」だ。同社では1500名を超えるスタッフの自宅や偏愛アイテムなどを紹介する書籍「BEAMS AT HOME」を出版している。インテリアやファッションが好きな人たちのバイブルとして長く人気を博し、現在はシリーズ第5弾まで出版されている。そして昨年、例外でなく林さんの自宅も登場することとなった。
好きを集めたスクラップノートが大活躍
打ち合わせのときには必ず、雑誌をスクラップしたノートを持参したという林さんご夫婦。
「妻も僕もお互い好き嫌いはあるのですが、パッと言葉にして伝えるのが難しくて。だから理想のイメージを集めるのに、雑誌をめちゃめちゃ参考にさせてもらいました。たとえばCasa BRUTUSなどは、何度もチェックした雑誌ですね」と秀太さん。
「こんな感じの雰囲気が好き!というのをスクラップノートで伝えて、それに対してデザイナーさんが『じゃあこんな感じのはどうですか?』と案を何個か出してくれました。その案の中から二人で選ぶ、という流れで進んでいきました」と妻の晴香さんが続けた。
なかでもこの物件を語る上で欠かせないのが、リビングの一角に設けられたコンパクトな畳の間だ。
「部屋のどこかに少し和のテイストがあってもいいんじゃない?という話になって、本畳で2畳分の和の間をつくってもらったんです。もともと押し入れだった部分にぴったり畳をはめ込んで。いまは朝のストレッチに活用するくらいですが、もうすぐ子供が生まれるので、ゆくゆくは子供を昼寝させたりもしたいなと考えています。和の心を忘れるな、みたいな意味も込めて(笑)」
「妻も僕もお互い好き嫌いはあるのですが、パッと言葉にして伝えるのが難しくて。だから理想のイメージを集めるのに、雑誌をめちゃめちゃ参考にさせてもらいました。たとえばCasa BRUTUSなどは、何度もチェックした雑誌ですね」と秀太さん。
「こんな感じの雰囲気が好き!というのをスクラップノートで伝えて、それに対してデザイナーさんが『じゃあこんな感じのはどうですか?』と案を何個か出してくれました。その案の中から二人で選ぶ、という流れで進んでいきました」と妻の晴香さんが続けた。
なかでもこの物件を語る上で欠かせないのが、リビングの一角に設けられたコンパクトな畳の間だ。
「部屋のどこかに少し和のテイストがあってもいいんじゃない?という話になって、本畳で2畳分の和の間をつくってもらったんです。もともと押し入れだった部分にぴったり畳をはめ込んで。いまは朝のストレッチに活用するくらいですが、もうすぐ子供が生まれるので、ゆくゆくは子供を昼寝させたりもしたいなと考えています。和の心を忘れるな、みたいな意味も込めて(笑)」
教室の床を思わせる“スクールパーケット”
「家具もそうなのですが、経年変化を楽しみながら長く使える素材を家にも使いました」
そう話す林さんご夫婦のこだわりは、リビングの床からも感じることができる。使用したのは、空気を含みやすく柔らかいオークの無垢材。それをスクールパーケットという貼り方でリビングの床一面に敷き詰めた。正方形の木材が市松模様に並べられる姿が、教室の床を彷彿とさせる。
「最初はヘリンボーン貼りにしようと考えていたのですが、ちょっとカッコつけすぎかな、と悩みました。学校っぽいこの貼り方なら、中古物件のレトロな雰囲気に合いそうだな、と思いスクールパーケットに。床の貼り方ひとつで、空間の印象がガラリと変わりました」と秀太さん。
床だけでなく家具も含めた部屋全体を木材の優しいテイストにまとめた林家。その中でひときわ目を引くのが、リビングの入り口にある洗面台だ。
「木のほっこりした中にスパイスというか、ちょっぴりクールな印象もほしくて、洗面台はモールテックスで塗装してもらいました。そして真ん中にある丸い鏡は、もともとこの物件にあったものなんですよ。内見したときにこの鏡が印象に残っていて、打ち合わせの時に『あれ、使えますか?』とお願いして。解体工事の時、きれいに剥がせたので、そのまま使わせてもらいました(笑)」と、晴香さんが笑顔で締め括ってくれた。
そう話す林さんご夫婦のこだわりは、リビングの床からも感じることができる。使用したのは、空気を含みやすく柔らかいオークの無垢材。それをスクールパーケットという貼り方でリビングの床一面に敷き詰めた。正方形の木材が市松模様に並べられる姿が、教室の床を彷彿とさせる。
「最初はヘリンボーン貼りにしようと考えていたのですが、ちょっとカッコつけすぎかな、と悩みました。学校っぽいこの貼り方なら、中古物件のレトロな雰囲気に合いそうだな、と思いスクールパーケットに。床の貼り方ひとつで、空間の印象がガラリと変わりました」と秀太さん。
床だけでなく家具も含めた部屋全体を木材の優しいテイストにまとめた林家。その中でひときわ目を引くのが、リビングの入り口にある洗面台だ。
「木のほっこりした中にスパイスというか、ちょっぴりクールな印象もほしくて、洗面台はモールテックスで塗装してもらいました。そして真ん中にある丸い鏡は、もともとこの物件にあったものなんですよ。内見したときにこの鏡が印象に残っていて、打ち合わせの時に『あれ、使えますか?』とお願いして。解体工事の時、きれいに剥がせたので、そのまま使わせてもらいました(笑)」と、晴香さんが笑顔で締め括ってくれた。