白線がチャームポイント小学校をイメージして
楽しくリノベーション
教室に見立てた子ども部屋
杉並区内の築15年の9階建てのマンション。見晴らしのいい最上階の家を購入し、入居前にリノベーションした高野邸。
「リノベーションは“小学校”をイメージしました。廊下の白線からは、小学校の体育館の白線を連想できます。その廊下に面して教室のように並んでいるのが、姉の萌絵と弟の開智の部屋です」と、高野琢巳さん。
子ども二人の個室を作る際、廊下に面して並ぶ教室に見立てたことは大成功だったとか。
「教室のような廊下に面した引き戸の窓を作ったことで、採光も風通しもよくなりました。なにより部屋をふたつ並べても窮屈な感じもなく、楽しい家になりました」
職員室や用務員室、理科室も
「学校をイメージしたリノベーションはとても楽しかったです」と琢巳さん。子どもふたりの部屋は教室に、そして夫婦の寝室は畳を敷いて用務員室に。
「寝室にベッドを入れるとそれだけでいっぱいになってしまう広さだったので、畳に布団を敷くことにしました。畳の部屋にするなら、用務員室でしょう、と(笑)。畳の部分は一段高くして、その下に収納スペースを確保。ちゃぶ台がよく似合う部屋になりました」
さらに、洗面所は実験室で使われる流し台を設置して理科室になった。仕事部屋は職員室だ。
ここに越す前はメゾネットのマンションに住んでいたという高野家。
「1階と地下のメゾネットだったのですが、風通しや採光に問題を感じていましたし、間取りを変更したくてもメゾネットならではの制限がありました。この見晴らしのいい9階の部屋は、以前の住まいの問題点を一気に解決ができて、気分が良かったです。学校をイメージしたリノベーションの設計施工から物件探しまで、リビタさんには大変お世話になりました」