自宅にワークスペースを併設 職種に合わせて、
使い勝手のよさを追求した家づくり
使い勝手がよくて、カッコいい部屋を求めて。
今回で5度目の引越しになるというN夫妻。昨年の秋に約88㎡ある築40年のマンションを購入し、初めてのフルリノベーションを行った。
「80㎡くらいの広さで自分たちにとって使い勝手のいい部屋を探していたのですが、ありものだとピンとくる物件がなかったので、取り壊してスケルトンからつくれる物件を探すことにしました」と奥様。
施工を担当した「HOUSETRAD」社は、リノベーション専門サイト「SUVACO」で見つけた。
「他にも何社か話を聞きに行ったのですが、HOUSETRADさんはこちらの要望にすごく臨機応変な対応をしてくれました。『これはこうです』という画一的な説明ではなく、いろんな可能性を探ってくれる柔軟性がいいなと思ってお願いをしました」と旦那様。
2人がデザインの参考にしたのは、60年代あたりの建物を特集した写真集「MOD EAST」だ。喫茶店、オフィスビル、住宅、ホテルなど、昭和に建てられた様々な建築物ばかりを収めている。
「昔の人から見た近未来感というか、昔の新しいものが好きです。たとえば、玄関横のガラスブロックはこの本を参考にして選びました。ほかにも照明や壁など、色んなところにミッドセンチュリーの要素を取り入れました(旦那様)」
「80㎡くらいの広さで自分たちにとって使い勝手のいい部屋を探していたのですが、ありものだとピンとくる物件がなかったので、取り壊してスケルトンからつくれる物件を探すことにしました」と奥様。
施工を担当した「HOUSETRAD」社は、リノベーション専門サイト「SUVACO」で見つけた。
「他にも何社か話を聞きに行ったのですが、HOUSETRADさんはこちらの要望にすごく臨機応変な対応をしてくれました。『これはこうです』という画一的な説明ではなく、いろんな可能性を探ってくれる柔軟性がいいなと思ってお願いをしました」と旦那様。
2人がデザインの参考にしたのは、60年代あたりの建物を特集した写真集「MOD EAST」だ。喫茶店、オフィスビル、住宅、ホテルなど、昭和に建てられた様々な建築物ばかりを収めている。
「昔の人から見た近未来感というか、昔の新しいものが好きです。たとえば、玄関横のガラスブロックはこの本を参考にして選びました。ほかにも照明や壁など、色んなところにミッドセンチュリーの要素を取り入れました(旦那様)」
仕事に欠かせないクローゼットへのアクセス。
仕事上のパートナーでもある2人。1日のうち自宅で作業をする時間が長いため、玄関横には約10㎡の仕事部屋を設けることにした。
「最初は玄関と仕事部屋を土間にして、一続きの空間にしようと思っていました。でもそうすると靴を履いたまま仕事部屋を行き来することになるので、足音で下の階に迷惑がかからないか心配になり、土間はやめて独立した部屋にしました」と旦那様。
2人の職種に考慮してHOUSETRAD社が提案した間取りは、クローゼットを中心に回遊できるものだった。同社の細田氏はこう話す。
「洋服を扱う仕事柄、どこからでもクローゼットにアクセスしやすい間取りを考えました。まず仕事部屋の隣にクローゼットを置き、さらに生活面の利便性を考えてクローゼットの奥は寝室にしました。玄関、仕事部屋、クローゼット、寝室、リビングという導線でぐるりと回遊できます」
また移動のしやすさを重視してドアは設けない代わりに、各部屋に目隠しとなる建具を用意。たとえばクローゼットはウェスタン扉、寝室は引き戸で仕切られている。玄関はガラスブロックを使うことで柔らかな採光も確保できた。
「最初は玄関と仕事部屋を土間にして、一続きの空間にしようと思っていました。でもそうすると靴を履いたまま仕事部屋を行き来することになるので、足音で下の階に迷惑がかからないか心配になり、土間はやめて独立した部屋にしました」と旦那様。
2人の職種に考慮してHOUSETRAD社が提案した間取りは、クローゼットを中心に回遊できるものだった。同社の細田氏はこう話す。
「洋服を扱う仕事柄、どこからでもクローゼットにアクセスしやすい間取りを考えました。まず仕事部屋の隣にクローゼットを置き、さらに生活面の利便性を考えてクローゼットの奥は寝室にしました。玄関、仕事部屋、クローゼット、寝室、リビングという導線でぐるりと回遊できます」
また移動のしやすさを重視してドアは設けない代わりに、各部屋に目隠しとなる建具を用意。たとえばクローゼットはウェスタン扉、寝室は引き戸で仕切られている。玄関はガラスブロックを使うことで柔らかな採光も確保できた。
既製品のユニットバスでも、ここまで自由にデザインできる。
既製品のユニットバスを使いながらも、造作空間のようなオリジナリティを追求したバスルームには、旦那様のこだわりが詰まっている。
「目指したのはホテルのバスルームのような、ガラス張りの広くて明るいお風呂です。もちろんマンションだから限りはあるんでしょうけど、デザイナーの細田さんに相談したらマンション用ではなく戸建て用のユニットバスを用意してくれました。さらに浴室の壁をくり抜いてガラスの小窓をつけてくれたんです。窓があるだけでぐっと広く感じるし、明かりが差し込んで雰囲気も出ます。マンションのバスユニットってサイズやデザインが決まっていて、殺すスペースというかあまりデザイン性を追求できない部分だと思っていたので、細田さんに感謝ですね。毎日お風呂に入るのが楽しいです(旦那様)」と笑顔で締め括ってくれた。
「目指したのはホテルのバスルームのような、ガラス張りの広くて明るいお風呂です。もちろんマンションだから限りはあるんでしょうけど、デザイナーの細田さんに相談したらマンション用ではなく戸建て用のユニットバスを用意してくれました。さらに浴室の壁をくり抜いてガラスの小窓をつけてくれたんです。窓があるだけでぐっと広く感じるし、明かりが差し込んで雰囲気も出ます。マンションのバスユニットってサイズやデザインが決まっていて、殺すスペースというかあまりデザイン性を追求できない部分だと思っていたので、細田さんに感謝ですね。毎日お風呂に入るのが楽しいです(旦那様)」と笑顔で締め括ってくれた。