築55年の雑居ビルをリノベーション 味のあるインテリアに包まれて
リバービューを楽しむ暮らし
窓越しに広がる都心の絶景
LDKの大開口の向こうに広がる隅田川。昔からの問屋街・浅草橋の川沿いに建つ築55年の雑居ビルを、大西さん夫妻は昨年購入しリノベーションした。
「この眺めが気に入って。前に住んでいた賃貸を出なくてはいけなくなり、たまたまネットで見つけてすぐに購入しました」。
玄関を入ると、キッチンとストレージを挟んで回遊できるような造りの廊下の向こうに、東京東部ならではの景色が抜ける。
「当初はとにかくボロボロで(笑)、スケルトンにするところから始めました。暮らしやすい間取りにしつつ、57㎡ほどの空間にできるだけ収納を設けること、テクスチャーのある素材を使うことを、設計士さんに相談しました」。
「この眺めが気に入って。前に住んでいた賃貸を出なくてはいけなくなり、たまたまネットで見つけてすぐに購入しました」。
玄関を入ると、キッチンとストレージを挟んで回遊できるような造りの廊下の向こうに、東京東部ならではの景色が抜ける。
「当初はとにかくボロボロで(笑)、スケルトンにするところから始めました。暮らしやすい間取りにしつつ、57㎡ほどの空間にできるだけ収納を設けること、テクスチャーのある素材を使うことを、設計士さんに相談しました」。
キッチンが暮らしの中心
設計は、以前住んでいた中野のお気に入りのレストランを手掛けた工務店「デキマスワークス」に依頼した。
「初めてのリノベーションだったので、言葉で表現しにくくて、ピンタレストを見せてイメージを伝えました」。
いちばん譲れなかったのは対面式のキッチンにすることだったそう。
「アイランドに憧れていたんです。スペース的な問題をクリアするために、ベッドルームを個室にするのをやめました」。
キッチンとベッドルームは、廊下を挟んで木枠のガラス窓でゆるやかに間仕切り。そのため、廊下もベッドルームもLDKの一部のように溶け込んでいる。その中心に、大きなサイズのカウンターキッチンがどんと構える。
「夫とふたりで料理をするので、キッチンは大きく取ってよかったです。背面の造作の食器棚は、大好きな和食器が効率的に収められて、しかも人がキッチンに立って問題のない幅になるよう、1cmにもこだわって設計してもらいました(笑)」。
「初めてのリノベーションだったので、言葉で表現しにくくて、ピンタレストを見せてイメージを伝えました」。
いちばん譲れなかったのは対面式のキッチンにすることだったそう。
「アイランドに憧れていたんです。スペース的な問題をクリアするために、ベッドルームを個室にするのをやめました」。
キッチンとベッドルームは、廊下を挟んで木枠のガラス窓でゆるやかに間仕切り。そのため、廊下もベッドルームもLDKの一部のように溶け込んでいる。その中心に、大きなサイズのカウンターキッチンがどんと構える。
「夫とふたりで料理をするので、キッチンは大きく取ってよかったです。背面の造作の食器棚は、大好きな和食器が効率的に収められて、しかも人がキッチンに立って問題のない幅になるよう、1cmにもこだわって設計してもらいました(笑)」。
廊下をチャームポイントに
アウトドア好きで、キャンプ用品など物量が多いという大西さん夫妻。
「1mmも無駄なくスペースを使いたい、とお願いしました。収納やウォークインクローゼットが動線を考えて設けられているので、生活感を隠して気持ちよく暮らせていますね」。
玄関からキッチンを通ってリビングに抜ける通り道には、コートハンガーやアウトドア用品を収める収納庫、ベッドルームに隣接するウォークインクローゼットは、玄関側から入れるランドリーとも接続し、回遊できる仕組みに。
「洗濯ものも洗ったらその場でしまえるように、ランドリーには畳むことのできるスペースと収納を設けました。おかげで室内に洗濯ものが溢れるというストレスを解消できました(笑)」。
考え抜かれた間取りを、魅力的に仕上げているのが、こだわりのひとつだった素材感。
「梁や躯体の部分は職人さんに塗ってもらい、壁は講習会に参加してDIYでポーターズペイントを塗りました。少しグレーっぽい白を選んだのが正解でしたね。廊下の壁もムラのあるタッチに仕上がり、暗くてネガティブなイメージのある廊下が、かえって我が家のチャームポイントになったと思います」。
「1mmも無駄なくスペースを使いたい、とお願いしました。収納やウォークインクローゼットが動線を考えて設けられているので、生活感を隠して気持ちよく暮らせていますね」。
玄関からキッチンを通ってリビングに抜ける通り道には、コートハンガーやアウトドア用品を収める収納庫、ベッドルームに隣接するウォークインクローゼットは、玄関側から入れるランドリーとも接続し、回遊できる仕組みに。
「洗濯ものも洗ったらその場でしまえるように、ランドリーには畳むことのできるスペースと収納を設けました。おかげで室内に洗濯ものが溢れるというストレスを解消できました(笑)」。
考え抜かれた間取りを、魅力的に仕上げているのが、こだわりのひとつだった素材感。
「梁や躯体の部分は職人さんに塗ってもらい、壁は講習会に参加してDIYでポーターズペイントを塗りました。少しグレーっぽい白を選んだのが正解でしたね。廊下の壁もムラのあるタッチに仕上がり、暗くてネガティブなイメージのある廊下が、かえって我が家のチャームポイントになったと思います」。
川を眺めて過ごす癒しの時
引っ越してきてから買い足したヴィンテージやアンティークの家具が、塗装したコンクリート壁と、無垢の床の空間にマッチする。お気に入りの花屋さんで買うという、雰囲気のある植物とともに、空間の演出を楽しんでいる。
「家で過ごせるのは週末ですが、ダイニングでゆっくりと食事をとったり、窓際にイスをおいて座って観光船が通るのを眺めたり。特に午前中は光が入ってきれいなんです」。
大きく開く、柱のない窓をいっぱいに開けて過ごす、心地よい時間。リゾートのように開放的な都心の暮らしが営まれている。
「家で過ごせるのは週末ですが、ダイニングでゆっくりと食事をとったり、窓際にイスをおいて座って観光船が通るのを眺めたり。特に午前中は光が入ってきれいなんです」。
大きく開く、柱のない窓をいっぱいに開けて過ごす、心地よい時間。リゾートのように開放的な都心の暮らしが営まれている。