アートを飾る大空間110㎡を贅沢に使う
ギャラリーのような住まい
リノベ済み物件を再リノベ
都心に建つ、昭和50年代の由緒あるヴィンテージマンション。
「以前は近くのマンションに住んでいたのですが、子供が3人になり、もう少し広いところに移りたいと思うようになりました。100㎡以上で探したのですが、最近の物件には少なかったんです」。
という寺本さん。アートが飾れる空間であること、良い“気”が流れていること、家族5人が伸び伸びと暮らせる空間であること、を条件に探し、3面に採光のある110㎡の物件を購入。7階に位置する部屋からは、広大な公園と都心の景色が一望できる。
「既にリノベーションはされていて、将来的に再リノベするつもりでした。でも1年弱住んでみたところ、思っていた以上に使い辛くて」。
再リノベの計画を早めることに。以前の住まいも依頼し、好みを熟知してくれていたアオイデザインに相談。フルスケルトンにしてスタートした。
「以前は近くのマンションに住んでいたのですが、子供が3人になり、もう少し広いところに移りたいと思うようになりました。100㎡以上で探したのですが、最近の物件には少なかったんです」。
という寺本さん。アートが飾れる空間であること、良い“気”が流れていること、家族5人が伸び伸びと暮らせる空間であること、を条件に探し、3面に採光のある110㎡の物件を購入。7階に位置する部屋からは、広大な公園と都心の景色が一望できる。
「既にリノベーションはされていて、将来的に再リノベするつもりでした。でも1年弱住んでみたところ、思っていた以上に使い辛くて」。
再リノベの計画を早めることに。以前の住まいも依頼し、好みを熟知してくれていたアオイデザインに相談。フルスケルトンにしてスタートした。
マンションの外観を活かして
当初は3LDK。壊せない構造壁で区切られていたキッチンや水廻り、2部屋の個室の位置は変えずに、リビングを仕切っていた間仕切り壁のみ撤去して2LDKに。
「個室が必要になったときは、もう一部屋設けられるようにも考えています。子供の成長も早いと思うし、その時々に応じて変えられるようにしました」。
より広くなったリビングダイニングは、多くの窓から光がたくさん届けられる。以前は個室があったスペースには、家族全員分のウォークインクローゼットを設置。
「天井まで塞がず空けておくことで、リビングとの一体感と広がりを出しています。一角は書斎にして、本やレコードなど収めるコーナーも設けました」。
アオイデザイン独特のテクスチャーの粗い素材で、WICの仕切りや壁、天井まで左官仕上げ。素材感を感じさせる空間に、廊下やリビングの一面にあしらわれたレンガタイルが重厚感を与えている。
「マンションの外壁に合わせたらどうかと提案してもらったんです。左官材はレンガに合わせて黄色がかったやや土っぽい色味にしています。古い建物ならではの、趣きのある雰囲気が活かされたと思いますね」。
「個室が必要になったときは、もう一部屋設けられるようにも考えています。子供の成長も早いと思うし、その時々に応じて変えられるようにしました」。
より広くなったリビングダイニングは、多くの窓から光がたくさん届けられる。以前は個室があったスペースには、家族全員分のウォークインクローゼットを設置。
「天井まで塞がず空けておくことで、リビングとの一体感と広がりを出しています。一角は書斎にして、本やレコードなど収めるコーナーも設けました」。
アオイデザイン独特のテクスチャーの粗い素材で、WICの仕切りや壁、天井まで左官仕上げ。素材感を感じさせる空間に、廊下やリビングの一面にあしらわれたレンガタイルが重厚感を与えている。
「マンションの外壁に合わせたらどうかと提案してもらったんです。左官材はレンガに合わせて黄色がかったやや土っぽい色味にしています。古い建物ならではの、趣きのある雰囲気が活かされたと思いますね」。
アートが映える空間に
レンガタイルがあしらわれた玄関には、額装された家族の写真やアートが飾られ、ギャラリーのような雰囲気だ。
「廊下はアートを飾って美術館のようにしたいと思っていました。間接照明で作品を照らすために、垂れ壁もつけてもらいました」。
廊下からリビングにさしかかるところの壁はR曲面になっていて、アートと光の流れが、室内に招き入れてくれるかのよう。
「10年くらい前に草間彌生さんの作品を買ったところから興味が広がって、気に入ったアートを買い集めるようになりました。リノベーション時には、持っている中でいちばん大きい作品を掛けるスペースのことも考慮しました。WICの仕切りがちょうどよい場所になりましたね」。
躍動感のあるその作品を眺めることで、仕事のモチベーションも上がるのだそうだ。
「家具は以前から持っていた北欧ヴィンテージなどを配置しています。窓の多い部屋なので、特にこだわったのはカーテン選び。せっかくリノベーションしてもカーテンで気を抜くと台無しだと思って(笑)。分厚いのは避けて、薄いカーテンを選びました」。
抜けるように薄いのに外からは見えないというやわらかなカーテンが、味わい深いインテリアに調和している。
「廊下はアートを飾って美術館のようにしたいと思っていました。間接照明で作品を照らすために、垂れ壁もつけてもらいました」。
廊下からリビングにさしかかるところの壁はR曲面になっていて、アートと光の流れが、室内に招き入れてくれるかのよう。
「10年くらい前に草間彌生さんの作品を買ったところから興味が広がって、気に入ったアートを買い集めるようになりました。リノベーション時には、持っている中でいちばん大きい作品を掛けるスペースのことも考慮しました。WICの仕切りがちょうどよい場所になりましたね」。
躍動感のあるその作品を眺めることで、仕事のモチベーションも上がるのだそうだ。
「家具は以前から持っていた北欧ヴィンテージなどを配置しています。窓の多い部屋なので、特にこだわったのはカーテン選び。せっかくリノベーションしてもカーテンで気を抜くと台無しだと思って(笑)。分厚いのは避けて、薄いカーテンを選びました」。
抜けるように薄いのに外からは見えないというやわらかなカーテンが、味わい深いインテリアに調和している。
使い勝手を考えて更新
リノベーション済みだった購入時、特に使い辛いと感じたのは水廻りだったそう。
「キッチンはL字で通路部分がやたらと広く、いっぱい歩かなくてはいけないので疲れていました(笑)」と奥様。取り出しにくい吊り戸は外し、以前から持っていた食器棚が入るように計画。たくさん収納できるパントリーも設けた。
「トイレが一体となったバスルームも、ホテルっぽいのだけど不便でした。いちど暮らしてみて、自分たちに合わせてリノベーションして良かったと思っています」。
フルスケルトンにするときは、子供たちに思い切り自由に壁に絵を描かせたのだそう。
「それもよい思い出になっていると思います。明るい空間で子供たちものびのびできるし、広々と過ごすことができて良かった。もっと広くてもいいかなと思っていますね」。
「キッチンはL字で通路部分がやたらと広く、いっぱい歩かなくてはいけないので疲れていました(笑)」と奥様。取り出しにくい吊り戸は外し、以前から持っていた食器棚が入るように計画。たくさん収納できるパントリーも設けた。
「トイレが一体となったバスルームも、ホテルっぽいのだけど不便でした。いちど暮らしてみて、自分たちに合わせてリノベーションして良かったと思っています」。
フルスケルトンにするときは、子供たちに思い切り自由に壁に絵を描かせたのだそう。
「それもよい思い出になっていると思います。明るい空間で子供たちものびのびできるし、広々と過ごすことができて良かった。もっと広くてもいいかなと思っていますね」。