緑溢れる環境を活かす非日常を楽しめる
山の別荘のような内装に
子どもの頃に遊んだ
思い出の集合住宅に住む
広々とした敷地に集合住宅がゆったりとした間隔で建てられている。手入れの行き届いた立派に育った樹々を見ても、大切に管理されてきたことが伺える。
「完成後40年近く経ちますので、当初からいらっしゃった方と、私たちのように新しく越してきた方、その子どもたちと、いろいろな年齢層のコミュニティができているのも良い雰囲気です。子どもたちが伸び伸びと遊べる環境です」
実家からは歩いて5分ほどの距離。同じ学区内で育ったKさんは、いつかここに住んでみたいと思っていたそう。
窓の外に広がる緑を楽しみたかったので、低層階を探した。
「人気のある集合住宅なのでなかなか見つからなかったのですが、1階のリノベ済みでない物件がやっと見つかりました」
リノベーションは『a.d.p(アデペ)』の坂田裕貴さんにお願いすることにした。
「共通の知り合いも多く、リノベーションの機会があったら、ぜひお願いしたいと考えていました」
木のぬくもりを感じられる家に
「平日は仕事が忙しく家にいる時間が短いので、別荘のような気分でゆったりと過ごせるように、木をふんだんに使った家を作りたいと思いました」
把手やコンセント、洗面ボウルや蛇口など、小物は黒をチョイスし、空間を引き締める。
壁の色はラワンベニヤの建具に馴染むピンクベージュ。
「ピンク系の壁にはグリーンが映えます」。
窓の外には23区内とは思えない濃い緑が広がる。
寝室はコストを抑えて
和室のあった約74㎡の住まいを、リビングダイニング+2ベッドルームにフルリノベーション。
費用の総額は寝室で調整することに。寝室の壁は壁紙にし、床はウバン材(ラワンのベニヤ材に近い種類の樹材を使ったもの)にオイルを塗って仕上げた。
「古い集合住宅は寒いだろうと考え、リノベーションでは断熱を重視し、ペアガラスの二重サッシにしました。実家が断熱改修をしてその効果を実感していたので、暖かい家にしたいという想いがありました」
費用の配分を考え、歴史ある集合住宅が快適な家になった。
費用の総額は寝室で調整することに。寝室の壁は壁紙にし、床はウバン材(ラワンのベニヤ材に近い種類の樹材を使ったもの)にオイルを塗って仕上げた。
「古い集合住宅は寒いだろうと考え、リノベーションでは断熱を重視し、ペアガラスの二重サッシにしました。実家が断熱改修をしてその効果を実感していたので、暖かい家にしたいという想いがありました」
費用の配分を考え、歴史ある集合住宅が快適な家になった。