Wリノベーションメリハリをつけて
悩みのタネを味方に
リノベ済み物件に手を加えるという選択
打ちっ放しの天井にブルーの箱部屋が印象的な物件に住むのは、結婚4年目の村上さんご夫妻。随所に2人のこだわりを感じる空間だが、現在の姿になるまでは少し変わった経緯を経ているという。
「実はこの物件、購入時にはもうリノベーション済みだったんです。その上で足りない部分を補うように改装を計画したので、施工にかかる費用をぐっと抑えることができました」と話すのは夫の村上肇さん。
例えばキッチン、お風呂、トイレなど水回りの位置は一切変えていない。その結果、施工にかかった費用は500万円前後に収まった。活かせるところはそのままに、やりたいことを絞って取り入れたことで、費用の面でも賢いリノベーションを実現させた。
「実はこの物件、購入時にはもうリノベーション済みだったんです。その上で足りない部分を補うように改装を計画したので、施工にかかる費用をぐっと抑えることができました」と話すのは夫の村上肇さん。
例えばキッチン、お風呂、トイレなど水回りの位置は一切変えていない。その結果、施工にかかった費用は500万円前後に収まった。活かせるところはそのままに、やりたいことを絞って取り入れたことで、費用の面でも賢いリノベーションを実現させた。
雰囲気づくりのキーポイントは床と天井の梁
この物件を語る上で欠かせないのが、床へのこだわりと2つの部屋を貫く大きな天井の梁。
ななめに貼られたフローリングは、海外のインテリア本から得たアイディア。床の貼り方ひとつで空間の印象ががらりと変化した。また、空気を含みやすく柔らかいオークの無垢材を使用したのもこだわりだ。
「床は一番面積が広く、目につく場所だと思っています。特にリビングは人を招く場所でもあり、生活をする上で一番長い時間を過ごす場所でもあります。居心地も見た目も窮屈にならないように工夫しました」と村上さん夫妻。
また広々とスペースを取ったリビングとダイニングは、いつか部屋を増やしたくなった時のために、二つに区切れるように配慮されている。
そしてリノベーションをする際に頭を悩ませたのが、キッチンから寝室の天井を貫く大きな梁。築年数が40年を超える物件では構造上、こうした問題が計画の制約になることは少なくないという。
「梁と寝室の壁の位置を揃えて、さらに寝室の壁を鮮やかなブルーに塗装しました。メリハリをつけることで梁の存在感をなるべく抑えるようにしてもらったんです。その結果、ダイニングとリビングを柔らかく仕切るちょうど良い梁になっています」と妻の華代さん。
また、寝室にはアーチ状の入り口と内窓を設置。それぞれ縁を黒くすることで、遊びを効かせた中にもスタイリッシュな印象を残した。
ななめに貼られたフローリングは、海外のインテリア本から得たアイディア。床の貼り方ひとつで空間の印象ががらりと変化した。また、空気を含みやすく柔らかいオークの無垢材を使用したのもこだわりだ。
「床は一番面積が広く、目につく場所だと思っています。特にリビングは人を招く場所でもあり、生活をする上で一番長い時間を過ごす場所でもあります。居心地も見た目も窮屈にならないように工夫しました」と村上さん夫妻。
また広々とスペースを取ったリビングとダイニングは、いつか部屋を増やしたくなった時のために、二つに区切れるように配慮されている。
そしてリノベーションをする際に頭を悩ませたのが、キッチンから寝室の天井を貫く大きな梁。築年数が40年を超える物件では構造上、こうした問題が計画の制約になることは少なくないという。
「梁と寝室の壁の位置を揃えて、さらに寝室の壁を鮮やかなブルーに塗装しました。メリハリをつけることで梁の存在感をなるべく抑えるようにしてもらったんです。その結果、ダイニングとリビングを柔らかく仕切るちょうど良い梁になっています」と妻の華代さん。
また、寝室にはアーチ状の入り口と内窓を設置。それぞれ縁を黒くすることで、遊びを効かせた中にもスタイリッシュな印象を残した。
フレキシブルとオリジナルを同時に叶えた壁紙
ここまで施工費用を大幅に抑えられたのには、壁紙の活用が欠かせなかったという。特に印象的なのは玄関やトイレに貼られているカラフルな壁紙。2人それぞれのお気に入りをセレクトしたものだ。
「トイレや玄関などの狭い空間だからこそ、使う人を楽しい気持ちにしてくれる工夫を、と思い切ってみました。何万枚もあるカタログの中から、ああでもないこうでもないと2人で悩んだ時間も楽しかったですね。また気分転換をしたいときには、いつでも気軽に張り替えられるのも壁紙の利点だと思います」とご主人。
「キッチンの白いタイルやリビングの木目調の壁も、実は全て壁紙なんです。費用を安く抑えられるだけでなく、空間にメリハリを効かせたり、遊び心を取り入れるのに壁紙は大活躍しました」と続けた。
2人のオリジナリティを散りばめつつも、変化してゆく未来へのフレキシブルさも配慮された空間は、これからも日々進化していくだろう。
「トイレや玄関などの狭い空間だからこそ、使う人を楽しい気持ちにしてくれる工夫を、と思い切ってみました。何万枚もあるカタログの中から、ああでもないこうでもないと2人で悩んだ時間も楽しかったですね。また気分転換をしたいときには、いつでも気軽に張り替えられるのも壁紙の利点だと思います」とご主人。
「キッチンの白いタイルやリビングの木目調の壁も、実は全て壁紙なんです。費用を安く抑えられるだけでなく、空間にメリハリを効かせたり、遊び心を取り入れるのに壁紙は大活躍しました」と続けた。
2人のオリジナリティを散りばめつつも、変化してゆく未来へのフレキシブルさも配慮された空間は、これからも日々進化していくだろう。