インテリアマニアの家づくり海外の家のように
大胆に“好き”を楽しむ
室内窓でゆるやかに空間を分ける
インテリアコーディネーターで本業はIT企業勤務の早[SAKI]さん、岑(みね)康貴さん、そして昨年誕生した女の子の3人で暮らす中野区内の集合住宅。
大きな室内窓が印象的な家は、『カラフル&モダンポップ 海外みたいにセンスのある部屋の作り方』(大和出版)の著者でもあるSAKIさんが、自由にDIYを楽しみながら存分にインテリアを楽しめる家をリノベーションで作り上げた。
3面に窓がある約75㎡の明るい家。リフォームに入る前の物件をタイミング良く購入することができた。バルコニーに面した元和室とリビングの壁を取り払い、抜けのある空間に。
リノベーションは『FIELDGARAGE』。
「『FIELDGARAGE』が手掛けた素敵な事例を見てお願いすることに決めました。自分のやりたいことがはっきり決まっていたので、とてもスムーズに打ち合わせが進みました」
玄関、廊下、寝室、キッチンの塗装や、棚板や把手、金物の取り付けなどはDIYで。
「壁塗りは多くの友人が入れ代わり立ち代わり、協力してくれました」
アクセントカラーを効かせた広々キッチン
人生で7回の引っ越しを経験したSAKIさん。
「引っ越すたびにインテリアの試行錯誤をしてきました。賃貸住宅に住んでいた時も窓枠を作ってアルミサッシの雰囲気を変えたりしましたが、リノベーションした自分の家で思いっきりDIYしたい!と思って購入したのが今の家です。
海外インテリアの画像をPinterestでたくさん集めながらやりたいことをあれこれと考えていたので、とても楽しいリノベーションになりました」
リノベーションのプラン作りで重視したのが、広々としたリビングと、室内窓で仕切られた独立したキッチン。完成したキッチンは2列型で使い勝手もよく広々。
キッチンはIKEAのものを採用。
「後々、扉をグリーンにペイントしようと思っています」
2箇所のワークスペースを確保
ワークスペースはSAKIさんと康貴さん用の2箇所を確保した。
「リモートワークのミーティングも多かったので、別々に仕事ができる場所が必要でした」
SAKIさんが仕事をする場所はリビングの一角に。
室内窓で仕切ったスペースが康貴さんの仕事部屋。コロナ禍で完全リモートワークとなり、デスクなど、仕事のための環境をDIYで整えていったそう。
海外ブランドをお取り寄せ
照明のほとんどはアメリカのWestElmから取り寄せ、タオルハンガーなどの小物もAnthropologieのものをネットでオーダー。海外の家のようなセンスある家を作るため、日本に配送してくれる海外のブランドも積極的に活用した。
「照明器具は工事の際に取り付けてもらわなければならないのですが、なかなか届かずやきもきしました」
壁にペイントを加えたり、棚に扉をつけたり、照明器具の位置を変えたり、クッションカバーを作り替えたりと、頻繁に模様替えを楽しんでいるSAKIさん。
「ダイニング横のギャラリーウォールもそろそろ替えたいですし、キッチンの扉の塗り替えにも着手したい。
リノベーションはとても楽しかったです。機会があればまたやりたいですね!」