デザインの力で空間を再編集最小限の手数で
自分らしい空間を作る
リノベ済み物件を再リノベーション
築浅のリノベーション済み集合住宅を購入したデザイナー&アートディレクターのUさん。
リノベーションは『SNARK Inc.』に依頼した。
「仕事でご一緒したイラストレーターの家を『SNARK』が手がけていました。その家がとても良かったので、ご縁があればぜひお願いしたいとずっと考えていました」
リノベーション済みの77.38㎡の物件を、生かせる部分は生かしながら、デザイン力と遊び心のある再リノベーションになった。
テーマカラーにグリーンを
「予算が限られる中、どこを修正すれば効果的なリノベーションになるか、『SNARK』の山田優さんにたくさん知恵を拝借しました」
まずテーマカラーをグリーンとし、色を効果的に使っている。リビングの飾り棚やワークルームの壁、洗面室の棚やトイレットペーパーカバーにも同じ色を配した。
そして、独立して家で仕事をすることになったので、仕事部屋はしっかり確保した。
「リビングと仕事部屋を仕切る壁に内窓を作りました。仕事部屋からもリビングからもお互いの存在感がわかります」
リビングから仕事部屋側の壁を見た時、内窓の高さと、隣の本棚の高さを合わせることで、しっかりとデザインされた空間になっている。
扉を壁に変えて収納スペースを増量
キッチンは入居の際にリフォームしてあった既存のものを有効活用。
「ただ、食器や調理家電を置くスペースが足りなかったので、洗面室と回遊できるよう作られた既存の扉をなくして壁を作り、そこに棚を置いて収納量を増やしました」
このリノベ済み物件には家具もついていた。
「備えられていた家具は処分して、リノベーションの費用の足しになりました(笑)」
きれいに整えられたリノベーション済み物件を、工夫して手を入れることで自分らしい住まいになる。Uさんのお宅は、リノベーションの新たな可能性を見せてくれる。