27畳強の広々リビング北欧テイストに韓国をMIX
アレンジを楽しむ温もりの空間
希望を叶えるリノベを選択
2年程前に、築約30年のマンションの1室を購入し、リノベーションしたNさん。
「とにかく広いリビングにすることが希望でした。新築や戸建てを含め色々探したのですが、なかなか希望に叶うところがなくて。そんな時、グローバスベイスの内覧会で、ユナイテッドアローズ社監修のリノベーション済物件を見て、リノベという手があることを知ったんです」。
ヘリンボーンの床にモールディングなど、空間デザインもイメージにぴったりだった。物件探しから施工までをワンストップで行うサービスを選択し、設計士さんに希望を伝えながら計画を進行。87㎡強の和室のあった3LDKを、2LDK+WICにリノベーションした。
シンプルモダンにゴージャス感を
水回りの位置はそのままに、1部屋を潰して27.1畳の広さを確保したLDKや、余裕のある玄関ホールが、実際の面積以上の広さを感じさせる。
「キッチンの仕切り壁を取り払って、2列型のキッチン台を備え付けたかったのですが、そうすると玄関から入ったときに、キッチンの中の様子が丸見えになってしまいます。迷った結果一部分の壁を残して目隠しをし、モールディングを施しました」。
家に入ったときに真っ先に目に入るのは、モールディングが印象的な真っ白な壁。ヘリンボーンの床が連なって、LDKへと招き入れてくれる。
「関西の知り合いの家がとても素敵で、参考にさせてもらいました。私自身こだわりが強くて、普通であることが嫌なんです。床材は温かみや柔らかさが感じられるよう、こだわって選びました」。
シンプルモダンなLDKの北欧風インテリアの中で、ゴールドや大理石をあしらったオープンなキッチンがアクセントを効かせている。
「キッチンのデザインも散々迷いました。当初は水栓などにシックなブラックを使うことを考えたのですが、やっぱり私の好みはきっちりというよりは、少し可愛らしい感じ。少しゴージャス感が感じられる韓国風キッチンをイメージしました」。
ブラックで揃えたシックな家電も、玄関やLDKから見えない位置に。素材のひとつひとつも、何度も変更して最終決定したそう。
「一度決めたことを後から変えたりしたので、設計士さんをかなり困らせたと思います(笑)」。
シンプルモダンにゴージャス感を
リノベ前から、ご主人とふたり、あちこちのホテルに泊まっては、気に入ったインテリアを参考にしていたそう。
「熱海や箱根の“ふふ”や“アマン東京”など、色々なホテルに泊まりましたが、私がいちばん好きなのは“ふふ河口湖”。温かみのある光と木の温もりがとても素敵なんです。洗面室は設計士さんに“ふふ河口湖”の写真を見せて、再現してもらいました」。
大理石の天板に木の面材、カゴを用いた収納などに、リゾートホテルの癒しムードが漂う。
「照明は鏡の上と下から、間接的に柔らかい光が差すようにしてもらいました。すべて体験したことがインプットされて形になっています」。
ベッドルームに併設したウォークインクローゼットは、知り合いの家を参考に、海外のような雰囲気にこだわった。北側にあるシンプルなベッドルームは、静けさに包まれ、朝までぐっすり眠れる。
コーディネートを楽しむ家
アパレルや美容の仕事に携わってきたというNさん。リビングを広くしたかったのは、いずれ自身のブランドを立ち上げ、仕事でも使えるようにしたいという思いがあったからだそうだ。
「今後の展望とともに、これまでやってきた経験がすべて詰まった空間になっていると思います。棚のディスプレイやお花のアレンジなども、仕事の経験値が活かされています。家でゆっくりしていることはあまりなくて、いつもあれこれアレンジしたりしていますね。訪れた人に、インテリアの変化を楽しんでもらいたいんです」。
季節毎の花を大胆に活けたり、和洋問わず大好きな器を棚にディスプレイしてみたり。店舗のように素敵なコーディネートが見事。
「新築祝いにアートをいただいたのをきっかけに、アートにも興味を持つようになりました。まだまだ分からないことも多いのですが、これから少しずつ増やしていきたいですね」。