ヌックのある住まい静謐な空間に
遊び心が宿る家
大好きなレストランの設計士に依頼
横浜の実家近くに見つけた築45年、76.42㎡のマンションを購入した澤田和希さん、茉央さんご夫妻。
リノベーションは『STUDIO DOUGHNUTS(スタジオドーナツ)』にお願いした。
「『the Blind Donkey』というレストランが大好きで、リノベーションはレストランの内装を手掛けた『STUDIO DOUGHNUTS』にぜひお願いしたいと思っていました」
『STUDIO DOUGHNUTS』が手掛けた澤田邸は、細部の美しさが空間全体の凛とした雰囲気を生み出している。
「我々の気づかない所にまで気を配り、収まりをきちんと整えていることに驚かされます」
憧れのヌックをリビングに
「くつろいで本が読めるヌックがある家が憧れでした」と澤田さん。
マンションを購入し、いよいよ夢の実現の時が来た。
手前に棚を作り、お籠り感のあるヌックを作った。
内側に本棚を作り、読みたい本をすぐに手にできる。
足を伸ばして寝転がることができるサイズなので、しばしば眠ってしまうのだとか。
それって最高に幸せじゃないですか?
静謐なキッチン
空間に溶け込むような、白い扉が並ぶキッチン。白い水栓が壁に溶け込む。
存在感を消しているようで、可愛さをアピールしている扉の小さなツマミが可愛らしい。
キッチン横には冷蔵庫が同居するパントリーを設けた。
パントリーの棚板が曲線になっている。こういった細かな気配りが『STUDIO DOUGHNUTS』ならではの美しい設計。
のれんをくぐって
家の中に白いのれんがかかる。のれんの先にはトイレがある。
もちろんこの場所にのれんがなくてはならないものではない。インテリアであり、演出だ。
その遊び心とゆとりが澤田邸を豊かな居住空間にしている。