3人家族の90㎡リノベーション 深い赤みブラウンで統一した ワンランク上の広々LDK

3人家族の90㎡リノベーション深い赤みブラウンで統一した
ワンランク上の広々LDK

戸建てではなく、マンションを購入した理由は?

高野智弥さんと由衣さんは、2021年に結婚。2024年にこのマンションを購入し、フルリノベーションして暮らしている。ほどなくして1歳の桔市(きいち)くんが生まれ、現在は3人暮らし。将来の家族構成を視野に入れながら、家探しは進められた。
「結婚当初から、いつかは家を持ちたいと話していました。戸建てにも憧れはあったのですが、子どもが何人になるかわからない中で、一軒家を買ってしまうと、あとから間取りを変えるのが難しいなと思ったんです。だったら、マンションの方が柔軟に対応できるかなと考えました」と話すのは、旦那様の智弥さん。
物件の条件としては、夫婦ともに在宅勤務ではなく通勤がベースのため、職場への通いやすい立地を重視。加えて緑を感じられる住環境のバランスも考慮に入れた。
設計を依頼したのは、Instagramで見つけた設計事務所『HOUSETRAD(ハウストラッド)』。
「大手のリノベーション会社さんも何社か検討したんですが、HOUSETRADさんはデザインの雰囲気と金額感、そのバランスがすごく良かったんです。お金をかけるところと抑えるところを一緒に考えてくれて、現実的な提案をしてもらえたのが決め手でした」と続けた。

築22年、総面積は約90㎡。

築22年、総面積は約90㎡。

玄関を背に、部屋全体を眺める。

玄関を背に、部屋全体を眺める。

キッチン側から見た、約30㎡のリビング。

キッチン側から見た、約30㎡のリビング。

ベランダを背に、LDK全貌。

ベランダを背に、LDK全貌。

玄関とLDKをパーテーションが仕切る。

玄関とLDKをパーテーションが仕切る。

ロイズアンティークスで購入した「Pieff Alpha」のレザーソファ。

ロイズアンティークスで購入した「Pieff Alpha」のレザーソファ。

「G-PLAN」のサイドボードも、ロイズアンティークスで購入。

「G-PLAN」のサイドボードも、ロイズアンティークスで購入。

籐の棚は千駄木のリサイクルショップ「FUNagain」で見つけた。

籐の棚は千駄木のリサイクルショップ「FUNagain」で見つけた。

ダイニングテーブルは都内のリサイクルショップで購入。

ダイニングテーブルは都内のリサイクルショップで購入。

全体の1/3ほどを占める、開放的なLDK

リノベーションで目指したのは、開放感のある大きなリビング。もともと4LDKだった間取りを2LDKへと変更した。さらに廊下をなくした結果、LDKは約30㎡弱と、空間全体の1/3ほどを占める大空間となった。個室は夫婦の寝室と子供部屋のみを用意。
「部屋数は少なくていいと思っていました。2人で過ごす時間も、子どもと一緒に過ごす時間も、基本的にはリビングが中心になると思っていたので。『リビングは広ければ広いほどいい』というのが一番の希望でしたね」と妻の由衣さん。
「前に夫婦2人で住んでいた賃貸も、広めのワンルームでした。2人ずっと同じ空間で過ごす暮らしに慣れていたので、それぞれの個室は最初から必要ないと思っていました」と智弥さんが続けた。
リビングの一角にあるキッチンは、L字型を選択。対面式にすると、リビング側の面積を圧迫してしまうと考え、壁付けキッチンに。視線と動線を整理することで、リビングの広がりを最大限に引き出した。
キッチンエリアには、インテリアに馴染む落ち着いた色味のタイルを採用。パリの蚤の市で買ったティーセットや薩摩焼の器など、少しずつ買い揃えた食器たちが並ぶ。

壁付けタイプのL字型キッチンを採用。

壁付けタイプのL字型キッチンを採用。

システムキッチンは「TOTO」製。

システムキッチンは「TOTO」製。

L字型のキッチンに沿って、2段の飾り棚を用意。

L字型のキッチンに沿って、2段の飾り棚を用意。

特にお気に入りの器は、キッチン横の食器棚へ。

特にお気に入りの器は、キッチン横の食器棚へ。

バリのジェンガラケラミックから薩摩焼まで。見た目も国も様々な器が並ぶ。

バリのジェンガラケラミックから薩摩焼まで。見た目も国も様々な器が並ぶ。

用途に合わせて仕切れるよう、子ども部屋には引き戸を設けた。

用途に合わせて仕切れるよう、子ども部屋には引き戸を設けた。

日中は引き戸を開放して、プレイルームとして使っている。

日中は引き戸を開放して、プレイルームとして使っている。

空間を広く見せる、玄関前のパーテーション。

玄関を入ってすぐの場所には、ガラスをはめた木材のパーテーションを用意した。上下のガラス部から光が差し込み、暗くなりがちな玄関を明るく照らす。
「玄関を開けた瞬間にリビング全体が見えてしまうと、空間が間延びして見える気がしました。パーテーションをつくることで視線が一度止まり、その奥にリビングが広がる構成になるので、空間がより広く感じられると思います。また、目隠しがあることで宅配便や急な来客のときにも安心ですし、中央部分は飾り棚として使えるのも気に入っています(智弥さん)」
パーテーションを回り込むと、大きな2つの窓から自然光の満ちるLDKに迎えられる。パーテーションを含めた建具、チークの床材や木製の家具など、赤みのあるブラウンの木材を空間全体に使った。反対に、壁や天井は白ですっきりとまとめることで、木の風合いを引き立たせ、上品さをプラス。さらにキッチン部分には黒を効かせることで、空間全体に緊張感を与えた。
休日は、友人ファミリーなど10人余りが訪れることもあるという高野家。
「近い将来、みんなで囲める大きなテーブルを迎えたいと考えています。まだまだこの家は完成形ではなく、暮らしながら少しずつアップデートさせていきたいです」と締めくくってくれた。

玄関前のパーテーションは、飾り棚としても活躍。上下のガラス部から光が差し込む。

玄関前のパーテーションは、飾り棚としても活躍。上下のガラス部から光が差し込む。

トスカーナ地方のヴィンテージ品や、友人のアーティストの作品などが並ぶ。

トスカーナ地方のヴィンテージ品や、友人のアーティストの作品などが並ぶ。

LDK側から見た木製のパーテーション。

LDK側から見た木製のパーテーション。

パーテーションの奥にある水回りには、洗濯機、洗面台、浴室を集約。

パーテーションの奥にある水回りには、洗濯機、洗面台、浴室を集約。

洗面スペースは、すっきりとホワイトで統一。

洗面スペースは、すっきりとホワイトで統一。

洗面スペースを背にして、正面にあるのは寝室の扉。

洗面スペースを背にして、正面にあるのは寝室の扉。

寝室横のトイレは、目線の位置で壁の色を切り替えた。

寝室横のトイレは、目線の位置で壁の色を切り替えた。

リノベーションは、設計事務所「HOUSETRAD」が担当。

リノベーションは、設計事務所「HOUSETRAD」が担当。

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