都心のヴィンテージマンションメゾネットならではの
仕事場とプラベートの共存
リビングから渋谷の街を一望
リビングの窓から渋谷の中心部のビル群を臨む、都心の築約50年のマンション。当時としては最先端のメゾネット、そして水平に連続する大きな窓に魅力を感じた渡仲さんが、全面的にリノベーションして入居したのが7年前。
「実はコーポラティブハウスの購入も検討していたのですが、もともと骨董が好きなので、新築よりも中古マンションをリノベーションしたいと思い直し、『スマサガ不動産』に、物件探しから設計までお願いしました」
メゾネットの下のフロアをワークスペースに、上の階をリビングと寝室、キッチンなどの、ゆったりとくつろげるプライベート空間とした。
「持っている物がすべて収められるように、体積を計って収納を作っていただきました。仕事で使う大判の資料が入る奥行きのある収納や、お客様用の布団を入れておく場所もしっかり確保しています」
猫が自由に歩き回る仕切りのない家
メゾネットの下のフロアに構えた仕事場と、上のフロアのプライベート空間を、階段が自然に分けている。リビングやキッチン、寝室などの個室を分ける仕切りがなく、すべての空間がゆったりと連続する。
そんな渡仲邸に、猫のグリが3年前にやってきた。仕切りのない家の中を自由に歩き回るグリ。
「もともと猫と暮らす予定はなかったので、特に猫のために設計した場所はないのですが、キャットタワーだけDIYしました。家具に色味を揃えたので、まるで最初からそこにあったかのようです」
風通しも見通しもよい家
構造壁以外はすべて取り払われ、仕切りのない風通しのいい渡仲邸は、さらにガラス窓を上手く使い、見通しよく、光を有効に活用している。
個室感が心地いい寝室は、高い位置のガラス窓から光が差し込む。浴室の大きなガラス窓は、リビングからの見通しをよくしている。
「リビングからトイレまで見えるので、来客の際は、衝立を立てています」
都心にこだわった物件探しも、メゾネットを仕事場とプライベートで分ける使い方も大正解だったと渡仲さん。
「利便性の高い場所なので、時が経っても価値を保ち続けるヴィンテージマンションだと思います」