都心で中古リノベーション好きな街で
好きなものに囲まれて暮らす
都心の一人暮らしだからこそ中古リノベーション
東京都渋谷区に建つ築46年のマンション。その一室をリノベーションし暮らしているのは、不動産メディア「cowcamo(カウカモ)」の編集長・伊勢谷亜耶子さん。大学で建築を学び、マンションデベロッパー、リノベーション会社の営業としてキャリアを重ねたのち、3年前に中古リノベーションマンションを専門に扱う同メディアを立ち上げた。そんな不動産を知り尽くした伊勢谷さんだからこそのこだわりが、この部屋には散りばめられている。
「この辺りで部屋を借りようとすると、一人暮らしサイズでもやっぱり高い。都心に住むなら、中古物件を買ってリノベーションしたほうがうんとお得だと知っているからこそ、購入を決断しました。結果、賃貸に比べて月々の支払いが安い上に、マンションは将来の資産になるし、何より自分の”好き”を詰め込んだ暮らしは想像以上に楽しいです!」
「この辺りで部屋を借りようとすると、一人暮らしサイズでもやっぱり高い。都心に住むなら、中古物件を買ってリノベーションしたほうがうんとお得だと知っているからこそ、購入を決断しました。結果、賃貸に比べて月々の支払いが安い上に、マンションは将来の資産になるし、何より自分の”好き”を詰め込んだ暮らしは想像以上に楽しいです!」
目指したのは”喫茶店”のもつ味わい深さ
内装デザインの打ち合わせでは、純喫茶の写真集を何度もデザイナーに見せたという伊勢谷さん。「時間を重ねてきたからこそ出せる、古い喫茶店の味のある雰囲気が大好きなんです。また、私の持っている家具や雑貨にアンティークのものが多かったので、ツルツルの床や新品の壁紙はあんまり合わないかなって。既製品に自分を寄せていくのではなく、自分の”好き”を軸に住まいを作り上げていけるのがフルリノベの一番の魅力だと思います」と語る。
例えば、ベッドスペースとダイニングは喫茶店のボックス席をイメージ。対になっているこの2面にのみ、ツヤ出し塗装を施した合板を使用した。どこか懐かしい合板の質感が、喫茶店のこもり感を演出してくれるという。さらにベッド側の壁は、あえてマットレスのまま置いたベッドの背板の役割も兼ねる。
例えば、ベッドスペースとダイニングは喫茶店のボックス席をイメージ。対になっているこの2面にのみ、ツヤ出し塗装を施した合板を使用した。どこか懐かしい合板の質感が、喫茶店のこもり感を演出してくれるという。さらにベッド側の壁は、あえてマットレスのまま置いたベッドの背板の役割も兼ねる。
壁を作らず鉄のフレームでメリハリのある空間に
この物件を語る上で欠かせないのが、ワンルームを緩やかに区切るアイアンのフレーム。45㎡とコンパクトな空間でありながら、キッチン、リビング、寝室とそれぞれのゾーンを仕切ってメリハリを生み出している。
「ただ広いだけのワンルームではなく、空間ごとにきちんとゾーニングをしたかったんです。でも壁やパーテーションは、無駄なスペースができてしまう上に圧迫感があるので、出来れば作りたくありませんでした。鉄パイプを組み合わせたフレームは、光や風を遮らないのに存在感はばっちり。ビンテージ家具とマッチするように、あえて錆止め加工は施しませんでした。経年変化を楽しんで、好きなタイミングで錆止めを塗る予定です」と続けた。
休日はレコードをかけながら読書をしたり、ベッドでくつろぎながら映画を観たり、渋谷という場所柄みんなで集まることも多いという。好きな街で好きなものや人に囲まれながら、充実した毎日を送っている。
「ただ広いだけのワンルームではなく、空間ごとにきちんとゾーニングをしたかったんです。でも壁やパーテーションは、無駄なスペースができてしまう上に圧迫感があるので、出来れば作りたくありませんでした。鉄パイプを組み合わせたフレームは、光や風を遮らないのに存在感はばっちり。ビンテージ家具とマッチするように、あえて錆止め加工は施しませんでした。経年変化を楽しんで、好きなタイミングで錆止めを塗る予定です」と続けた。
休日はレコードをかけながら読書をしたり、ベッドでくつろぎながら映画を観たり、渋谷という場所柄みんなで集まることも多いという。好きな街で好きなものや人に囲まれながら、充実した毎日を送っている。