11年後のリノベーション住み慣れた家を
住みたい家に
11年間暮らした家を大胆リノベーション
今年で結婚12年目を迎えるEさん家族は、ご夫婦と7歳と3歳の娘さん2人、そして愛猫2匹と暮らす。結婚当初に新築で購入したマンションを、去年フルリノベーションした。
「娘が小学校にあがるタイミングで、そろそろマイホームをと考えはじめ、2年くらい前から土地を探していました。しかし、なかなか希望の場所に理想の土地を見つけることができず。それならば、と長年住んだこの家を全面リノベーションすることに決めました」と話す奥様。
インテリアや建築系の雑誌を読むのが趣味という奥様。なかでも、同じ空間の中で少しずつ段差をつける”スキップフロア”に惹かれていた。
「自分で家をつくるなら、段差を生かした間取りは絶対取り入れたいポイントでした。そこで、リビングの一角にロフトをつくることにしたんです。ロフトの下にできたスペースには、子供の勉強机やピアノを置いています」
「娘が小学校にあがるタイミングで、そろそろマイホームをと考えはじめ、2年くらい前から土地を探していました。しかし、なかなか希望の場所に理想の土地を見つけることができず。それならば、と長年住んだこの家を全面リノベーションすることに決めました」と話す奥様。
インテリアや建築系の雑誌を読むのが趣味という奥様。なかでも、同じ空間の中で少しずつ段差をつける”スキップフロア”に惹かれていた。
「自分で家をつくるなら、段差を生かした間取りは絶対取り入れたいポイントでした。そこで、リビングの一角にロフトをつくることにしたんです。ロフトの下にできたスペースには、子供の勉強机やピアノを置いています」
昼と夜、2つの顔をもつロフト
この家のロフトには昼と夜で2通りの使い方がある。
「夜は私が寝室として使っています。『寝る場所は壁に囲まれているほうが落ち着く』というデザイナーさんの助言で、手すりの横に壁をたてました。下にいる子供たちの様子を確認できるよう小窓も付いています」と奥様。
そして昼は、子供たちが読書や遊びをするための”リーディングヌック”となる。
「リーディングヌックとは、壁に囲われているこじんまりとした空間のことを言います。子供たちにとってロフトは、思いっきり遊びに集中できる秘密基地。子供だけでなく、大人の私たちも落ち着いて読書をしたいときに使っています」と続けた。
このようにロフトやスキップフロアを取り入れることで、空間を無駄なく使えるだけでなく、空間に動きが生まれるという利点も。スペースや構造上の理由で計画に制約ができやすい中古マンションのリノベーションでも、有効な手段の一つとしていま注目されている。
「夜は私が寝室として使っています。『寝る場所は壁に囲まれているほうが落ち着く』というデザイナーさんの助言で、手すりの横に壁をたてました。下にいる子供たちの様子を確認できるよう小窓も付いています」と奥様。
そして昼は、子供たちが読書や遊びをするための”リーディングヌック”となる。
「リーディングヌックとは、壁に囲われているこじんまりとした空間のことを言います。子供たちにとってロフトは、思いっきり遊びに集中できる秘密基地。子供だけでなく、大人の私たちも落ち着いて読書をしたいときに使っています」と続けた。
このようにロフトやスキップフロアを取り入れることで、空間を無駄なく使えるだけでなく、空間に動きが生まれるという利点も。スペースや構造上の理由で計画に制約ができやすい中古マンションのリノベーションでも、有効な手段の一つとしていま注目されている。
ライフステージと共に進化する住まい
ほかにも無駄を省くための工夫が盛りだくさん。
たとえばキッチン収納。手持ちのお皿や電化製品のサイズに合わせてオーダーメイドでつくった引き出しは、全ての引き出しを一度に開けてもぶつかり合うことはない。ものに合わせて細かい寸法まで計算し収納棚をつくることで、徹底的にスペースの無駄を省くことができた。
またキッチン横に設けたクローゼットは、2人の娘が大きくなったとき2段ベッドとして活用する予定だ。
「ベッドの寸法でクローゼットをつくると奥行きがありすぎて、どうしても奥にデッドスペースが生まれてしまいます。そこでパイプハンガーを横ではなく縦に取り付け、スライド式にして衣類を引き出せるようにしました。家族のライフステージに合わせて変化できる”可変性”のある空間づくりは、リノベーションで意識したポイントの一つです」と奥様。
さらに、リビングの扉やロフトの階段にも面白い工夫が隠れている。
「本当はアイアン素材を使いたかったのですが、材料費が高かったことと、子供が怪我をする危険性から使用を断念。デザイナーさんからの提案で、扉の取っ手だけ鉄製にして、フレーム部分にはアイアン塗装を施した厚手の木材を使用することに。一部でも本物の素材を使うことで、全体がぐっと本物の質感に近づきました」と話してくれた。
たとえばキッチン収納。手持ちのお皿や電化製品のサイズに合わせてオーダーメイドでつくった引き出しは、全ての引き出しを一度に開けてもぶつかり合うことはない。ものに合わせて細かい寸法まで計算し収納棚をつくることで、徹底的にスペースの無駄を省くことができた。
またキッチン横に設けたクローゼットは、2人の娘が大きくなったとき2段ベッドとして活用する予定だ。
「ベッドの寸法でクローゼットをつくると奥行きがありすぎて、どうしても奥にデッドスペースが生まれてしまいます。そこでパイプハンガーを横ではなく縦に取り付け、スライド式にして衣類を引き出せるようにしました。家族のライフステージに合わせて変化できる”可変性”のある空間づくりは、リノベーションで意識したポイントの一つです」と奥様。
さらに、リビングの扉やロフトの階段にも面白い工夫が隠れている。
「本当はアイアン素材を使いたかったのですが、材料費が高かったことと、子供が怪我をする危険性から使用を断念。デザイナーさんからの提案で、扉の取っ手だけ鉄製にして、フレーム部分にはアイアン塗装を施した厚手の木材を使用することに。一部でも本物の素材を使うことで、全体がぐっと本物の質感に近づきました」と話してくれた。