空間の高低差を楽しむ部屋に段差を作りたい。
念願をリノベで実現
壁には大きなレタリングを
目黒区内の人気エリアに建つ集合住宅。リノベーションをする際、井澤卓さんにはぜひやりたいことがあったのだそう。
「床に段差をつけたいという抑えきれない衝動がありました(笑)。そのデザインの希望を施工会社に伝えながらリノベーションを進めていきました」
1LDKだった間取りは壁を抜いてワンルームに。そして念願の段差を作り、高い場所をベッドルームとした。
この段差が空間にリズミカルな変化をつけ、フラットなワンルームにはない物語性を感じさせる。ベッドを置いた一角の壁には、井澤さんが大きなレタリングを描いた。
高低差をつけたベッドの下には、引き出し式の大型の収納スペースを作った。
「それでも収納スペースが足りないので、どう改善するかが目下の懸案事項です」
好きなアーティストを知ってもらいたい
ベッドのある場所の白い壁には井澤さん自身がレタリングを施し、リビングには井澤さんのチョークアートもフレームに収めて飾られている。
リビングの壁に飾っているものは、自身のアートや、気に入っている作品、訪ねてきた客人に紹介したいアーティストのものなどをチョイスしているそう。
「来客が多い家なのですが、客人に楽しんで欲しい、好きなアーティストを知ってもらいたいという気持ちもあって、アートを積極的に飾っています」
広々としたルーフバルコニーを活用
気持ちの良い広々としたルーフバルコニーにはウッドデッキを敷き、周囲の目が気にならないよう、高めに目隠し用の板を渡した。
リビングではテーブルとした輸送用のパレットが、バルコニーではベンチとして活躍している。
「リビングの壁はうすいグレーに、天井はうすいクリーム色。床は念願のヘリンボーンに貼りました。段差を上がるために階段を作ったのですが、普段ほとんど使っていません。実際に住んでみなければわからなかったことのひとつです(笑)。それでも、自分でデザインしてリノベーションができたので、とても満足しています」
リビングではテーブルとした輸送用のパレットが、バルコニーではベンチとして活躍している。
「リビングの壁はうすいグレーに、天井はうすいクリーム色。床は念願のヘリンボーンに貼りました。段差を上がるために階段を作ったのですが、普段ほとんど使っていません。実際に住んでみなければわからなかったことのひとつです(笑)。それでも、自分でデザインしてリノベーションができたので、とても満足しています」