東京のおうちアトリエワンルームを横切る
7cmのギャップ
2度目の物件購入だからこそ
今年で結婚12年目を迎えるQ家は夫婦2人暮らし。去年、約78㎡ある築37年のマンション物件を購入し、リノベーションをした。
「都内へ越す前は、分譲マンションに住んでいました。新築で買った物件はツルンとした質感で個性がなく、あまり愛着がもてなかったんです。かといって戸建だと自分たちで建物を管理する必要があるので、やっぱり管理の任せられるマンション物件がいいね、と。話し合った結果、中古マンションを買ってリノベーションをすることに決まりました」と話すのは、妻のかよさん。
また、夫婦と共に暮らす8歳のフレンチブルドッグ・曇天の存在も大きかったという。
「前の家はメゾネットだったのですが、犬は2階に登ってこられなかったんです。私は家にいる時間が長いので、せっかくならいつでも目が届くフラットな空間で暮らしたほうが、お互いに寂しくないだろうなと感じていて。すかんとぶち抜きたいなと思っていました」と話してくれた。
「都内へ越す前は、分譲マンションに住んでいました。新築で買った物件はツルンとした質感で個性がなく、あまり愛着がもてなかったんです。かといって戸建だと自分たちで建物を管理する必要があるので、やっぱり管理の任せられるマンション物件がいいね、と。話し合った結果、中古マンションを買ってリノベーションをすることに決まりました」と話すのは、妻のかよさん。
また、夫婦と共に暮らす8歳のフレンチブルドッグ・曇天の存在も大きかったという。
「前の家はメゾネットだったのですが、犬は2階に登ってこられなかったんです。私は家にいる時間が長いので、せっかくならいつでも目が届くフラットな空間で暮らしたほうが、お互いに寂しくないだろうなと感じていて。すかんとぶち抜きたいなと思っていました」と話してくれた。
土間から居間へと続く、7㎝の段差
大きなワンルームの中央には7㎝の段差がある。この段差を境にして手前がダイニング、奥がリビングと分かれている。
「わかりやすく言うと、玄関から段差手前までは土間の感覚です。この部分の床は硬くて冷たいモールテックスなので、スリッパを履いて動くエリアにしています。反対にリビングの床には無垢材を使い、温かみをもたせました。この先はスリッパを脱ぐルールになっていて、座ってだらだらするエリアのイメージです」と説明してくれた。
こうして屋外感のあるダイニングと、温かみのあるリビングが共存するワンルームが実現した。
また、キッチン部分にもユニークな工夫が施されている。一般的に、水回りとコンロは隣同士に配されることが多い。しかしQ家では、コンロはアイランドキッチンに、水回りはキッチン背面に設置されている。
「飲食店の流し台は、水回りが2つ横に並んだ二層シンクになっているところが多いんです。前々から便利そうだなぁと思っていました。実際に使ってみると、野菜のつけ置きをしながら隣で洗い物ができたり、数人で料理するのにも使い勝手がよくて気に入っています」と満足している様子。
「わかりやすく言うと、玄関から段差手前までは土間の感覚です。この部分の床は硬くて冷たいモールテックスなので、スリッパを履いて動くエリアにしています。反対にリビングの床には無垢材を使い、温かみをもたせました。この先はスリッパを脱ぐルールになっていて、座ってだらだらするエリアのイメージです」と説明してくれた。
こうして屋外感のあるダイニングと、温かみのあるリビングが共存するワンルームが実現した。
また、キッチン部分にもユニークな工夫が施されている。一般的に、水回りとコンロは隣同士に配されることが多い。しかしQ家では、コンロはアイランドキッチンに、水回りはキッチン背面に設置されている。
「飲食店の流し台は、水回りが2つ横に並んだ二層シンクになっているところが多いんです。前々から便利そうだなぁと思っていました。実際に使ってみると、野菜のつけ置きをしながら隣で洗い物ができたり、数人で料理するのにも使い勝手がよくて気に入っています」と満足している様子。
リビングの洗面台が大活躍
「昔から手仕事が好きで、家で服をアレンジしたり木の板を彫刻したりします。突然、作業を始めるのでいつも夫に驚かれるのですが、今回ついにスペースを確保しました(笑)。最近は、ガラスを熔かしてアクセサリーを作るガラスフュージングに凝っています」と話す妻のかよさん。リビングの一角には、かよさんが手仕事に使うための作業場がある。そのすぐ真横には洗面台も。
「慌ただしい朝の時間、2人ともゆっくり支度ができるように、洗面台を2つ設けることにしたんです。最初は脱衣所に2つ並べようと考えたのですが、構造上の問題で難しく…。思い切って作業場につくってみよう!という展開に(笑)。結果、大正解でした。筆などの道具を洗うときも、リビングで犬が粗相をしたときもサッと掃除ができます。ベランダにある植物の水やりにも大活躍です」
最後に、将来について聞いてみた。
「実際にリノベーションしてみて、思い通りにいった部分もあれば、いかなかった部分もありました。そういった意味では反省点もあるので。暮らしながら手を加えたり、工夫しながら、どんどん生活しやすい家にしていきたいな、と。まだまだ進化の途中です」と締めくくってくれた。
「慌ただしい朝の時間、2人ともゆっくり支度ができるように、洗面台を2つ設けることにしたんです。最初は脱衣所に2つ並べようと考えたのですが、構造上の問題で難しく…。思い切って作業場につくってみよう!という展開に(笑)。結果、大正解でした。筆などの道具を洗うときも、リビングで犬が粗相をしたときもサッと掃除ができます。ベランダにある植物の水やりにも大活躍です」
最後に、将来について聞いてみた。
「実際にリノベーションしてみて、思い通りにいった部分もあれば、いかなかった部分もありました。そういった意味では反省点もあるので。暮らしながら手を加えたり、工夫しながら、どんどん生活しやすい家にしていきたいな、と。まだまだ進化の途中です」と締めくくってくれた。