資金計画からローン返済までリノベーションで描く
未来の輪郭
イメージソースは“茶室”
結婚4年目を迎える佐々木家は、夫婦と2歳になる息子の3人暮らし。去年、約78㎡ある築45年のマンション物件を購入し、フルリノベーションをした。
「引っ越す前は50㎡前後の賃貸に住んでいました。子どもが生まれて手狭になったので、もっと広いところへ引っ越そうと思ったのですが、同じ街に暮らそうと思うと家賃がぐっと上がってしまいます。それなら、毎月の家賃と同じくらいのローン返済額で家を買おうか、という話になりました」と話すのは、夫の聡士さん。
趣味がきっかけで交際をスタートさせたという佐々木さん夫婦。家具やインテリアも共通の趣味の一つだ。
「お互いに好きなテイストがあるので、それをミックスさせるように家づくりが進んでいきました。リビング中央にある箱型の寝室は、僕の提案です」と聡士さん。
「イメージソースは茶室です。寝室なのでおこもり感を持たせながらも、完全にクローズドではなく、周りとの繋がりを感じられる空間を意識しました。たとえば、通路側の壁面にある横長のスリッド。眠っているときには顔が陰になるよう、位置を計算しました。本や小物、おもちゃを置くのにも使えて、何かと便利ですよ」と続けた。
「引っ越す前は50㎡前後の賃貸に住んでいました。子どもが生まれて手狭になったので、もっと広いところへ引っ越そうと思ったのですが、同じ街に暮らそうと思うと家賃がぐっと上がってしまいます。それなら、毎月の家賃と同じくらいのローン返済額で家を買おうか、という話になりました」と話すのは、夫の聡士さん。
趣味がきっかけで交際をスタートさせたという佐々木さん夫婦。家具やインテリアも共通の趣味の一つだ。
「お互いに好きなテイストがあるので、それをミックスさせるように家づくりが進んでいきました。リビング中央にある箱型の寝室は、僕の提案です」と聡士さん。
「イメージソースは茶室です。寝室なのでおこもり感を持たせながらも、完全にクローズドではなく、周りとの繋がりを感じられる空間を意識しました。たとえば、通路側の壁面にある横長のスリッド。眠っているときには顔が陰になるよう、位置を計算しました。本や小物、おもちゃを置くのにも使えて、何かと便利ですよ」と続けた。
自然なものに触れて育ってほしい。
一方、妻の香奈恵さんがこだわったのは素材だ。
「内装にはできる限り自然の素材を使いました。勤めていた幼稚園でわらべ歌に出会ったのを機に、子どもにはナチュラルで安心できる環境で育ってほしいな、と強く思うようになりました」と香奈恵さん。
鼓動のリズムで作られているわらべ歌は、子どもたちに自然と寄り添う音になっているそうだ。自然に触れてほしいという香奈恵さんの願いの原点だ。
「たとえば床は、オークの無垢材を蜜蝋で塗装しています。床に落としたものを口に入れても害のない素材です。棚も合板ではなく、すべて無垢の一枚板を選びました」と話す。
そして無垢材の床には、温もりのある木製のおもちゃが広げられている。
「木のおもちゃは、一つの遊びで終わらないのが魅力です。汽車と積み木を組み合わせたり、子どもの想像力に任せて遊びがどんどん広がっていきます。プラスチックのカチャカチャという雑音がしないのも心地よいです」
「内装にはできる限り自然の素材を使いました。勤めていた幼稚園でわらべ歌に出会ったのを機に、子どもにはナチュラルで安心できる環境で育ってほしいな、と強く思うようになりました」と香奈恵さん。
鼓動のリズムで作られているわらべ歌は、子どもたちに自然と寄り添う音になっているそうだ。自然に触れてほしいという香奈恵さんの願いの原点だ。
「たとえば床は、オークの無垢材を蜜蝋で塗装しています。床に落としたものを口に入れても害のない素材です。棚も合板ではなく、すべて無垢の一枚板を選びました」と話す。
そして無垢材の床には、温もりのある木製のおもちゃが広げられている。
「木のおもちゃは、一つの遊びで終わらないのが魅力です。汽車と積み木を組み合わせたり、子どもの想像力に任せて遊びがどんどん広がっていきます。プラスチックのカチャカチャという雑音がしないのも心地よいです」
ファイナンシャルプラン制度
佐々木家がリノベーションを依頼した施工会社「ゼロリノベ」では、計画をスタートする前に行う独自の取り組みがある。
「ローンで借りられる金額と余裕をもって返済を続けられる金額には、実は大きなギャップがあります。そこで弊社では、ファイナンシャル・プランナーをご紹介し、事前に資金計画を出してもらっています。暮らしにかかる費用って当たり前ですが、住居だけじゃない。収支や家族構成をもとに、暮らしが圧迫されないローンの返済金額を算出し、その額を超えないように計画を進めます」と話すのは、ゼロリノベの浦野さん。
「ざっくりとした将来の見通しが立つだけでも、だいぶ心持ちが変わりました。それだけでも、やって良かったなって思います。将来に備えて子どもの学資保険に入ったり、保険を見直す良い機会になりました」と、ご夫婦も口を揃えて語る。
最後に、将来について聞いてみた。
「ゆくゆくは箱型の寝室を、子ども部屋にする予定です。2人目ができたら箱を真ん中で仕切ったり、壁面に棚をつけて収納を増やしたり…。子どもの成長に合わせて手を加えながら、長く住み続けていきたいです」と締めくくってくれた。
「ローンで借りられる金額と余裕をもって返済を続けられる金額には、実は大きなギャップがあります。そこで弊社では、ファイナンシャル・プランナーをご紹介し、事前に資金計画を出してもらっています。暮らしにかかる費用って当たり前ですが、住居だけじゃない。収支や家族構成をもとに、暮らしが圧迫されないローンの返済金額を算出し、その額を超えないように計画を進めます」と話すのは、ゼロリノベの浦野さん。
「ざっくりとした将来の見通しが立つだけでも、だいぶ心持ちが変わりました。それだけでも、やって良かったなって思います。将来に備えて子どもの学資保険に入ったり、保険を見直す良い機会になりました」と、ご夫婦も口を揃えて語る。
最後に、将来について聞いてみた。
「ゆくゆくは箱型の寝室を、子ども部屋にする予定です。2人目ができたら箱を真ん中で仕切ったり、壁面に棚をつけて収納を増やしたり…。子どもの成長に合わせて手を加えながら、長く住み続けていきたいです」と締めくくってくれた。