リフォーム済み物件をリノベ大きな空間をゆるやかに分けて
心地よく暮らす
家族それぞれの居場所を作る
西荻窪で生まれ育った岡 直樹さんにとって、ここは縁の深い街。
「以前住んでいた家も西荻窪だったので、家を探すならこのあたりでと考えていました」。
けれど、昔からの住み続ける人が多い人気のエリアということもあり、ピタリとハマる理想的な物件はそもそも見つからなかったそう。
「以前住んでいた家も西荻窪だったので、家を探すならこのあたりでと考えていました」。
けれど、昔からの住み続ける人が多い人気のエリアということもあり、ピタリとハマる理想的な物件はそもそも見つからなかったそう。
「実はこの家は、不動産会社によってリフォームされた状態で販売されていたのですが、間仕切りが多く、部屋が細かく分かれていたので躊躇していました。今回リノベーションをお願いした『スマサガ不動産』に相談したところ、西荻窪で理想の住まいを叶えるならこの物件しかないと背中を押していただき、購入を即決しました」と奥様の優さん。
築47年のマンションのリフォーム済み物件を、なるべく予算を抑えつつ、好みのスタイルにリノベーションした。
「まず、3部屋に分けていた壁を取り払い、大きなリビングを作りました。ピカピカの床材が好みではなかったので、上からラワン合板を敷きました。昔の家にあったような、外と中の境目が曖昧な空間が好きだったので、窓辺はPタイルにしてサンルーム風の仕上げにしました」
場所によって白の壁材が少しづつ違っているけれど、あえて貼り直さずそのままに。その不揃い感が絶妙な味わいとなっている。
家具を使って空間を分ける
壁を取り払い、大きな空間を作った岡邸。
ゆるやかに空間を分けることで、伸びやかな抜け感と心地よいプライベート感が同居する岡夫妻にとっての理想の住まいが完成した。
ゆるやかに空間を分けることで、伸びやかな抜け感と心地よいプライベート感が同居する岡夫妻にとっての理想の住まいが完成した。
優樹くんの学習コーナーは、机を壁向きではなく、リビング向きにしてセット。
そして、ソファを置いたTVコーナーと、窓際には直樹さんがベースを弾いてナゴむ場所も。
ベッドを置いた場所は、昼間はベッドをきちんと整え、大きなソファとして使っている。
「将来的に優樹がひとり部屋を欲しがったら、今、ベッドを置いてあるスペースを仕切ってもよいかなと考えています」
臨機応変にスペースを使える強み
キッチンは、購入時に設置されていたリフォーム済みのものをそのまま使っている。
ダイニングテーブルをキッチンのすぐ近くに置いて、普段の家族の食事はここで。
ダイニングテーブルをキッチンのすぐ近くに置いて、普段の家族の食事はここで。
来客がとても多いという岡邸では、簡単に広げられる折りたたみ式のテーブルと、スタッキングできるイス6脚がつねに出番を待っている。
間仕切りをしていないリビングだからこそできる、自由自在な空間の使い方だ。