壁を取り払い広々とした空間にどこにいても
お互いの存在感を感じられる家
玄関の両脇にたっぷり収納スペースを確保
「細長い形の物件な上に部屋が細かく仕切られていて家全体が暗く感じたので、まずは細かく部屋を仕切っている壁を取り払い、明るい家にしたいと思いました。広い空間を作り、どこにいてもお互いの存在が感じられるようにしたいという希望もありました」
希望通り、細かく仕切られていた壁を取り払い、約98㎡という広さを生かした大空間が出現した。
「玄関を入ると、南側の窓の外に広がる緑がまっすぐに見通せる明るい家になり、満足しています。靴やバッグなどの持ち物も多いのですが、玄関の両サイドに、たっぷりと収納スペースも作ることができました」
おふたりは、物件探しからリノベーションまでをトータルで『スマサガ不動産』に依頼。
「以前、高円寺に住んでいたのでまずはその周囲の物件を探しました。でもなかなか見つからず、範囲を広げて、この中目黒のマンションを見つけることができました。窓の外にたっぷりの緑が広がっているのも気に入っています」
お互いの存在感を感じながら篭もれる部屋
「僕の作業スペースを作る際、個室にして大きめの窓をつけようか、透明なアクリルで部屋を作るべきか、最後の最後まで悩みました。結果、採用となったのが現在の、顔を上げればお互いに話ができて、ある程度の篭もり感の高さがある有孔ボードを貼ったスペースです。僕の趣味のフィギュアを有孔ボードを使って飾ることができるので、とても良かったですね」と雄太さん。
「キッチンに立っていてもお互いの存在感が感じられますし、雄太さんの作業スペースの上部が空いているので、視線が遮られることなく窓の外の緑も楽しめます」と愛さん。
フィギュアの世界観を差し色で表現
「主役であるフィギュアの存在感を消してしまわないように、色の分量を抑えながら、家のところどころに差し色を加えました」
たとえば引き戸の小口には、未来感のあるピンク色の集光アクリルを貼った。トイレの床はイエローに。洗面所の蛇口もイエローと白の遊び心を加えた。
「床の素材を、玄関と収納周りはラーチ合板に、リビングはオーク材のフローリングにしています。そして、洗面所とパントリールームはピータイルにしました。ピータイルの素材感がキャラクターグッズによく似合うので、とても気に入っています」