少しづつ丁寧に、 楽しみながら暮らしを整える

リノベーション+DIY少しずつ丁寧に、
楽しみながら暮らしを整える

リノベーション途中の物件を購入

DIYをしながら、センス良く住まいを整えていくのがとても上手なYさんご夫妻。以前住んでいたマンションは、自分たちで住まい造りを“やりきった感”があったのが転居の理由のひとつだったそう。
「新しい家も、自分たちで楽しめる“余白”を残してリノベーションしていただきました」
 

そんなYさんご夫妻にぴったりな物件を見つけ、リノベーションまで行ったのが『スマサガ不動産』だ。世田谷区内の昭和49年築のマンションは、たっぷりと明るい日差しが入る気持ちのよい住まいだ。

「実はここはリノベーションをしている途中の物件だったのですが、急遽工事をストップしてもらいました。20軒ほど物件を下見しましたが、リノベーションの途中のスケルトンの状態を見ることができたのはここだけでしたので、とてもタイミングが良かったと思います」

“余白”を残した空間に、自分たちで壁や床を塗り、タイルを張り、棚をDIYしたY夫妻。今年のゴールデンウィークには、天井を張る土台となっていた吊木と野縁を白にペイントした。
「塗る場所を4分割し、4日間で仕上げました。ゆっくりと楽しみながら作業したので、考えていたよりラクに終わりました」

4方からたっぷり日差しが入る明るい住まい。リノベの際に残した天井の野縁の枠組みを自分たちで白に塗装。床はDIYでOSMOカラーで仕上げたラーチ合板。「将来的にこの上からフローリングを張るかもしれません」

4方からたっぷり日差しが入る明るい住まい。リノベの際に残した天井の野縁の枠組みを自分たちで白に塗装。床はDIYでOSMOカラーで仕上げたラーチ合板。「将来的にこの上からフローリングを張るかもしれません」

「緑のボトルは屋外に放置されていたものを譲り受けました。隣のハイスツールも粗大ゴミに出されかけていたものを譲っていただきました。不要になったものをうまく使うことができて、とてもうれしいです」

「緑のボトルは屋外に放置されていたものを譲り受けました。隣のハイスツールも粗大ゴミに出されかけていたものを譲っていただきました。不要になったものをうまく使うことができて、とてもうれしいです」

ヤマハのロッキングチェア。「もともとは塗装されている椅子だそうですが、塗装を剥いだ状態のものを古道具屋で買いました」

ヤマハのロッキングチェア。「もともとは塗装されている椅子だそうですが、塗装を剥いだ状態のものを古道具屋で買いました」

「コロンとした形や、チェーンステッチがかわいくて、衝動買いしてしまったスツールです」

「コロンとした形や、チェーンステッチがかわいくて、衝動買いしてしまったスツールです」

テーブルの天板は、エポキシ樹脂を塗って固めた。「やり方を紹介している海外のYoutubeを見ながらDIYしました」。テーブルの手前のBOXは無印良品のもの。「前の家から使っています。たくさんモノが入るし、イスとしても使えるので気に入っています」

テーブルの天板は、エポキシ樹脂を塗って固めた。「やり方を紹介している海外のYoutubeを見ながらDIYしました」。テーブルの手前のBOXは無印良品のもの。「前の家から使っています。たくさんモノが入るし、イスとしても使えるので気に入っています」

黒の天板の棚は、以前使っていたテーブルの木材を流用してDIYしたもの。空間を生かしながらセンスよく好きなものを並べて。

黒の天板の棚は、以前使っていたテーブルの木材を流用してDIYしたもの。空間を生かしながらセンスよく好きなものを並べて。

つまづかないように、マスキングテープで段差の目印をつけた。「とりあえずマステを貼りましたが、ペンキを塗ってもいいかなと思っています」

つまづかないように、マスキングテープで段差の目印をつけた。「とりあえずマステを貼りましたが、ペンキを塗ってもいいかなと思っています」

調味料はボトルに移し替えてすっきりと見せる

キッチンのタイルも自分たちで張ったそう。谷中の松野屋で買ったハンガーバーに、S字フックを使ってたくさん調理器具を吊り下げた。その中でも目を引くのが大小さまざまなサイズの漏斗。
「調味料などを漏斗を使ってボトルに詰め替えるのが好きなんです(笑)」
市販のボトルが並ぶより、ずっとお洒落な棚になる。
冷蔵庫の横も磁石付きのフックを使って、吊るす収納スペースとして活用している。
正方形のタイルをDIYで貼った。

正方形のタイルをDIYで貼った。

漏斗を使って調味料や食材をお気に入りのボトルに移し替える。

漏斗を使って調味料や食材をお気に入りのボトルに移し替える。

シンプルなステンレスの業務用のキッチンカウンター。

シンプルなステンレスの業務用のキッチンカウンター。

柔軟に変化に対応できる回廊型の間取り

Yさんのお宅は、浴室とトイレの周りをグルリと一周できる、仕切りのない間取りになっている。

越してきた時は夫婦ふたりの生活だったが、麦くんが生まれ、先日麦くん用のベッドを作ったところなのだそう。成長と共に部屋を作ることも可能だ。
「将来のライフスタイルに柔軟に対応できるように、あえて作り込み過ぎない間取りにしました」

Yさん夫妻の住まいづくりのテーマは、「一日家にいても気持ちがいい空間」。お部屋のそこここに楽しい工夫を凝らしている住まいは、これからも素敵に変化していくに違いない。

「洗面台の蛇口は、設計の方に無骨な感じのものをつけたいとお願いしたところ、こんなパーツを探してきてくださいました。とても気に入っています」 浴槽にお湯を張る蛇口にも同じものを採用。

「洗面台の蛇口は、設計の方に無骨な感じのものをつけたいとお願いしたところ、こんなパーツを探してきてくださいました。とても気に入っています」 浴槽にお湯を張る蛇口にも同じものを採用。

丸い窓はリノベ前の排気ダクト用の穴の名残り。「大抵はリノベの際に埋めてしまうものだそうですが、ユニークなので残していただきました。丸い形の日が射し込むのが楽しいです」

丸い窓はリノベ前の排気ダクト用の穴の名残り。「大抵はリノベの際に埋めてしまうものだそうですが、ユニークなので残していただきました。丸い形の日が射し込むのが楽しいです」

ベッドルームの物入れのカーテンは、前の家で使っていたものの下に半透明の素材の布を継いだハンドメイド。美しいデザインのカーテンにリメイクされた。

ベッドルームの物入れのカーテンは、前の家で使っていたものの下に半透明の素材の布を継いだハンドメイド。美しいデザインのカーテンにリメイクされた。

水回りを中心に、グルリと一周できる間取りになっている。

水回りを中心に、グルリと一周できる間取りになっている。

植物の足元にチェーンソーを持ったフィギュアを飾って。

植物の足元にチェーンソーを持ったフィギュアを飾って。

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