団地のリノベーション思いっきりギターを弾きたい。
あこがれの防音室。
団地マンションの魅力とは?
結婚30年目を迎える荒木家は夫婦2人暮らし。昨年、約63㎡ある築38年の団地内のマンションを購入し、フルリノベーションをした。今回で2度目のマンション購入となる荒木さん夫婦は、以前の住まいも団地だったという。
「昔から団地には憧れがありました。同じ建物がいっぱい並んでいる感じや、大きくて圧倒される感じが好きです。私は一軒家で育ったので、いつか住んでみたいなと思っていて5年前に団地のマンションを買いました。実際に住んでみたらすごく良かったんですよね。緑もあって環境も良くて」と話すのは、妻の愛子さん。
「たとえば表参道にあった同潤会アパートとか、ああいう古い集合住宅かっこいいよねと昔からよく2人で話していました」と、夫の真基さんが続けた。
そして昨年、5年間暮らした団地の建て替えをきっかけに、2つ目のマンション購入を決めた。
「建て替えには住人の7割以上の賛成が必要なので、戸数の多い団地では珍しいそうですよ。500世帯あったので建て替えに3年かかると言われて、その間に賃貸を借りて住むよりも新しいところを買おうという話になりました」と、愛子さん。
「前のマンションはリノベ済み物件だったので、今度は自分たちの好きなようにデザインしたかったんです。色々なリノベ会社を検討した結果、一番自由度が高そうだった「HOUSETRAD」さんにお願いをしました」と、真基さん。
「昔から団地には憧れがありました。同じ建物がいっぱい並んでいる感じや、大きくて圧倒される感じが好きです。私は一軒家で育ったので、いつか住んでみたいなと思っていて5年前に団地のマンションを買いました。実際に住んでみたらすごく良かったんですよね。緑もあって環境も良くて」と話すのは、妻の愛子さん。
「たとえば表参道にあった同潤会アパートとか、ああいう古い集合住宅かっこいいよねと昔からよく2人で話していました」と、夫の真基さんが続けた。
そして昨年、5年間暮らした団地の建て替えをきっかけに、2つ目のマンション購入を決めた。
「建て替えには住人の7割以上の賛成が必要なので、戸数の多い団地では珍しいそうですよ。500世帯あったので建て替えに3年かかると言われて、その間に賃貸を借りて住むよりも新しいところを買おうという話になりました」と、愛子さん。
「前のマンションはリノベ済み物件だったので、今度は自分たちの好きなようにデザインしたかったんです。色々なリノベ会社を検討した結果、一番自由度が高そうだった「HOUSETRAD」さんにお願いをしました」と、真基さん。
BOX型の防音室でオルタナティヴ・ロックを。
リビングの一角に設けられた約11㎡の防音室は、もともと物件に備わっていたものだ。
「ここはピアノの部屋だったんですよ。前の住人さんが増設したものなんです。買ったときは中にグランドピアノが入っていたので、ここでピアノを教えていたのかな?部屋の大きさは変わっていないですが、今と見た目は全然ちがいます」と話す真基さん。
「高校の頃にベースをはじめて、今はギターです。ロックのオルタナっていうジャンルが一番近いかなぁ。ここへ引っ越してからはほぼ毎日弾いています。そのうち仲間で集まってセッションもやりたいですね」と続けた。
「今は周りに遠慮しなくても良くなったから、前より思いっきり弾けるよね。昔レコード屋で働いていたこともあって、私もロックは好きです。私はもっぱら聴くのが専門ですけど(笑)」と愛子さん。そんな2人の出会いを繋いだのもまた音楽だった。同じデザイン専門学校の先輩だった真基さんに声をかけたという愛子さん。
「その当時、私は髪の長い人が好きだったんですよ」
「僕はそのときメタルをやっていてロングヘアだったので、彼女に目をつけられたんです(笑)」と真基さん。そんなエピソードからも2人の仲の良さが伝わってくる。
「ここはピアノの部屋だったんですよ。前の住人さんが増設したものなんです。買ったときは中にグランドピアノが入っていたので、ここでピアノを教えていたのかな?部屋の大きさは変わっていないですが、今と見た目は全然ちがいます」と話す真基さん。
「高校の頃にベースをはじめて、今はギターです。ロックのオルタナっていうジャンルが一番近いかなぁ。ここへ引っ越してからはほぼ毎日弾いています。そのうち仲間で集まってセッションもやりたいですね」と続けた。
「今は周りに遠慮しなくても良くなったから、前より思いっきり弾けるよね。昔レコード屋で働いていたこともあって、私もロックは好きです。私はもっぱら聴くのが専門ですけど(笑)」と愛子さん。そんな2人の出会いを繋いだのもまた音楽だった。同じデザイン専門学校の先輩だった真基さんに声をかけたという愛子さん。
「その当時、私は髪の長い人が好きだったんですよ」
「僕はそのときメタルをやっていてロングヘアだったので、彼女に目をつけられたんです(笑)」と真基さん。そんなエピソードからも2人の仲の良さが伝わってくる。
モルタル塗装の床。理想は全部が土間のような家。
この物件を語る上で欠かせないのが、モルタル塗装の床。防音室以外の床は全て、セメントと砂を混ぜたモルタルという仕上げ材で塗装をしている。
「土間が好きで、全部が土間のような家ってどうなんだろう?と思って「HOUSETRAD」さんに相談したんです。普通なら「それはちょっと…」と言われそうなところを、「できるんじゃないですか?」と言ってくれました」と嬉しそうに語る愛子さん。
施工を担当した同社の水野氏は「荒木さんの話を聞いているうちに、今までできなかった面白い空間ができそうだなとワクワクしてきました。モルタルは冷たくて硬いので、一般的には寝室やリビングに使う人は少ないんですよ。でも荒木さんはそういうことは全く気にしないし、逆にもっとラフで汚い感じの床がいいと言われました(笑)」と当時のことを振り返った。
「ラフで武骨な味わいが気に入っています。他にも壁は塗装しないでコンクリートむきだしのまま、照明は電球をそのまま取り付けて、古いマンションならではの趣を存分に引き出してもらいました」と、愛子さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「長く住み続けたいと思っていますが、ここも築38年ですからね。もしかしたらまた何年後かに建て替えの話が出てくるかもしれないねって話をちょうど昨日2人でしていたところなんです。結婚してから引越しを繰り返してきましたが、ここには長く住みたいと思っています」と2人笑顔で締めくくってくれた。
「土間が好きで、全部が土間のような家ってどうなんだろう?と思って「HOUSETRAD」さんに相談したんです。普通なら「それはちょっと…」と言われそうなところを、「できるんじゃないですか?」と言ってくれました」と嬉しそうに語る愛子さん。
施工を担当した同社の水野氏は「荒木さんの話を聞いているうちに、今までできなかった面白い空間ができそうだなとワクワクしてきました。モルタルは冷たくて硬いので、一般的には寝室やリビングに使う人は少ないんですよ。でも荒木さんはそういうことは全く気にしないし、逆にもっとラフで汚い感じの床がいいと言われました(笑)」と当時のことを振り返った。
「ラフで武骨な味わいが気に入っています。他にも壁は塗装しないでコンクリートむきだしのまま、照明は電球をそのまま取り付けて、古いマンションならではの趣を存分に引き出してもらいました」と、愛子さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「長く住み続けたいと思っていますが、ここも築38年ですからね。もしかしたらまた何年後かに建て替えの話が出てくるかもしれないねって話をちょうど昨日2人でしていたところなんです。結婚してから引越しを繰り返してきましたが、ここには長く住みたいと思っています」と2人笑顔で締めくくってくれた。