家族3人の3LDKリノベベッドもソファも置かない。
断捨離で身軽さを手に入れる。
生活音に配慮して、間取りは変えずにフルリノベ 。
結婚7年目を迎えるH家は、5歳の息子さんの家族3人暮らし。3年前に約66㎡ある築19年の中古マンションを購入し、フルリノベーションをした。
「子供が生まれて手狭になったので、引っ越しを考えはじめました。将来のことを考えると、そろそろ家を購入するタイミングというのもありました。ファッション誌などでよくリノベの部屋を目にしていたので、リノベーションという選択肢があることは自然と知っていました」と話すのは奥様。
3LDKだった間取りは、和室を取り払い2LDKへと生まれ変わった。
「一度スケルトンにしていますが、最初の間取りから大きな変更はしていません。というのもマンション物件なので、既存の排水導線を変えることで生じる生活音が心配でした。たとえば寝室にいるときに上階の排水管から音が聞こえてきたら嫌だし、逆もしかり。上下階の方に迷惑のかかる可能性のある大きな間取り変更は避けました」
そしてH家には、ベッドやソファなど大型の家具が少ないのが印象的だ。
「断捨離ブームに乗ってベッドもソファも捨ててみたら、部屋も広くなるし、すごく快適で。寝室にはベッドを置かない代わりに押入れをつくってもらいました。慣れちゃえば布団の出し入れもそんなに苦じゃないですよ」と続けた。
「子供が生まれて手狭になったので、引っ越しを考えはじめました。将来のことを考えると、そろそろ家を購入するタイミングというのもありました。ファッション誌などでよくリノベの部屋を目にしていたので、リノベーションという選択肢があることは自然と知っていました」と話すのは奥様。
3LDKだった間取りは、和室を取り払い2LDKへと生まれ変わった。
「一度スケルトンにしていますが、最初の間取りから大きな変更はしていません。というのもマンション物件なので、既存の排水導線を変えることで生じる生活音が心配でした。たとえば寝室にいるときに上階の排水管から音が聞こえてきたら嫌だし、逆もしかり。上下階の方に迷惑のかかる可能性のある大きな間取り変更は避けました」
そしてH家には、ベッドやソファなど大型の家具が少ないのが印象的だ。
「断捨離ブームに乗ってベッドもソファも捨ててみたら、部屋も広くなるし、すごく快適で。寝室にはベッドを置かない代わりに押入れをつくってもらいました。慣れちゃえば布団の出し入れもそんなに苦じゃないですよ」と続けた。
最もこだわったのは、床と壁紙と洗面台。
内装デザインで特にこだわったことは、三つあると奥様は話してくれた。一つ目はモールテックスと無垢材を使った床。
「当時住んでいた家の前にパン屋さんができたんです。モルタル調と木をミックスさせた内装で、かわいいなと思っていたので家づくりの参考にしました」
二つ目は、塗装済壁紙のエコフリース。
「肌触りのいい素材だったので、絶対にこれを使おうと決めていました」
この壁紙の最大の特徴は、上から塗り替えができることだ。一般的な壁紙と違って、大きな汚れや傷がついても水性塗料で簡単に修復することができる優れものである。
そして三つ目は、廊下に設けた洗面ボウル。
「賃貸マンションに住んでいたときから、トイレに付属でついている手洗いって使いづらいなと思っていたので、手洗いのないトイレを選びました。その代わりに、玄関の横に洗面台を作ることにしたんです。子供にもちょうどいい高さで、帰ってきたら手を洗う習慣が自然と身につきました」と説明してくれた。
「当時住んでいた家の前にパン屋さんができたんです。モルタル調と木をミックスさせた内装で、かわいいなと思っていたので家づくりの参考にしました」
二つ目は、塗装済壁紙のエコフリース。
「肌触りのいい素材だったので、絶対にこれを使おうと決めていました」
この壁紙の最大の特徴は、上から塗り替えができることだ。一般的な壁紙と違って、大きな汚れや傷がついても水性塗料で簡単に修復することができる優れものである。
そして三つ目は、廊下に設けた洗面ボウル。
「賃貸マンションに住んでいたときから、トイレに付属でついている手洗いって使いづらいなと思っていたので、手洗いのないトイレを選びました。その代わりに、玄関の横に洗面台を作ることにしたんです。子供にもちょうどいい高さで、帰ってきたら手を洗う習慣が自然と身につきました」と説明してくれた。
理想と現実のギャップを埋める、柔軟なアイディア。
リノベーションを振り返ると、当初の理想と現実にはギャップがあったという。
「予算的に実現できないことはいっぱいありました。最初は夢が膨らんで、ドアを木枠の引き戸にしたり、デザイン性のある小窓をつくったり、洗面台も造作しちゃいますか?なんて盛り上がっていたけど、計算したら予定していた予算の倍近くに。今思えば、そこからが本当の始まりでした」
打ち合わせ後半では、理想のイメージは保ちつつ、いかに予算を抑えられるかに焦点が当てられた。
「たとえば、玄関のシューズクローク。既製品の靴箱にシナ材の天板をプラスして、造作感を出しました。また、キッチンは横幅のあるシステムキッチンを探して、取手を付け替えるなど一手間加えてもらいました。素材を変えたり、既存のものを生かしながら、私たちの好きなテイストで代替案を出してくれたデザイナーさんに感謝しています」と奥様。
好みやライフスタイルに合わせた創意工夫によって、理想と現実のギャップを埋めることができるのも、リノベーションならではの醍醐味だと教えてくれた。
「予算的に実現できないことはいっぱいありました。最初は夢が膨らんで、ドアを木枠の引き戸にしたり、デザイン性のある小窓をつくったり、洗面台も造作しちゃいますか?なんて盛り上がっていたけど、計算したら予定していた予算の倍近くに。今思えば、そこからが本当の始まりでした」
打ち合わせ後半では、理想のイメージは保ちつつ、いかに予算を抑えられるかに焦点が当てられた。
「たとえば、玄関のシューズクローク。既製品の靴箱にシナ材の天板をプラスして、造作感を出しました。また、キッチンは横幅のあるシステムキッチンを探して、取手を付け替えるなど一手間加えてもらいました。素材を変えたり、既存のものを生かしながら、私たちの好きなテイストで代替案を出してくれたデザイナーさんに感謝しています」と奥様。
好みやライフスタイルに合わせた創意工夫によって、理想と現実のギャップを埋めることができるのも、リノベーションならではの醍醐味だと教えてくれた。