アートや雑貨好きの夫妻が作るシンプルな白い箱
“飾る”を楽しむ空間
憧れのリノベーションを求めて
長谷川夫妻は築35年以上、78㎡のマンションを購入し、憧れのリノベーションをした。「結婚する前からリノベーションに関する本を読んでいて、家を持つならやってみたいと思っていました」と妻の優子さん。リストアップした希望する住環境で、リノベーションが可能な物件を毎日インターネットで探した。そこで見つけたのが今の住まいだが、当初はリノベーション済み物件として売り出される予定だったと優子さんは話す。「リノベーションをしたかったので、どうしようかと思ったのですが、“施工前”と書いてあったので一応見に行こうとなりました」。結果、夫妻ともに一目惚れ。交渉の末、不動産会社系列のリノベーション会社を利用することを条件に、施工前の段階で購入することができた。理想の住まいに一歩近づいたものの、完成までには紆余曲折があった。
シンプルだけじゃない“白い箱”を目指して
最初のリノベーション会社とは意思疎通がうまくいかず難航する。困った夫妻を見かねて不動産会社が好きな会社でリノベーションをすることを承諾。そこで見つけたのがSHUKEN Reだった。「自社施工なら、コストカットやアフターフォローなどの安心感もあるかなと。事例が素敵だったので話を聞きに行ったらスタッフの方の対応も良くて、お願いすることに決めました」と優子さん。
夫妻ともに雑貨やアートが好きということもあり、これらを飾って映える住まいにしたいと考えていた。「旅先で買ったものだとか、暮らしていく中で増えていくものを飾るシンプルな白い箱というイメージです」と話す夫の紀幸さん。2人が目指したのは単なるシンプルな空間ではなく、好きなものを飾って楽しめる空間づくりだった。
リビングは白壁に、飾ることを意識し設置された稼働棚。そして、無垢材のパーケットフローリングからは“単にシンプル”を目指していないという想いが見て取れる。ヘリンボーンなど色々検討する中で、これなら飽きないと紀幸さんが選んだ。パーケットフローリングはリビングだけでなく、和室をなくし作られたサンルームと夫妻が呼ぶ紀幸さんのワークスペースを兼ねた部屋まで敷かれた。紀幸さんが木のぬくもりで落ち着ける空間がほしいと設置したサンルームの羽目板との統一感もあり、効果的に2つの部屋を繋げる。
夫妻ともに雑貨やアートが好きということもあり、これらを飾って映える住まいにしたいと考えていた。「旅先で買ったものだとか、暮らしていく中で増えていくものを飾るシンプルな白い箱というイメージです」と話す夫の紀幸さん。2人が目指したのは単なるシンプルな空間ではなく、好きなものを飾って楽しめる空間づくりだった。
リビングは白壁に、飾ることを意識し設置された稼働棚。そして、無垢材のパーケットフローリングからは“単にシンプル”を目指していないという想いが見て取れる。ヘリンボーンなど色々検討する中で、これなら飽きないと紀幸さんが選んだ。パーケットフローリングはリビングだけでなく、和室をなくし作られたサンルームと夫妻が呼ぶ紀幸さんのワークスペースを兼ねた部屋まで敷かれた。紀幸さんが木のぬくもりで落ち着ける空間がほしいと設置したサンルームの羽目板との統一感もあり、効果的に2つの部屋を繋げる。
飾って置いて生活を楽しむ
キッチンには当初から強いこだわりがあった。「部屋の図面を見た時、壁を取り壊して、前が開けたオープンキッチンにしたいと考えていたんですが、実際は構造壁で壊せないことが分かって。夢がもろくも崩れ去りました」と笑顔で話す優子さん。リビングにキッチンを移動させる案もあったが、一段床を上げなくてはいけないなどイメージと違う家になってしまうと諦めた。そこで、現状のキッチンを快適な空間にすることに。幅を取らないキッチンを設置したり、棚を吊っている壁の目透かしの厚みを薄くするなどして1cm刻みで調整。当初より4cmほど広げることに成功した。結果コンパクトで作業のしやすい空間に。優子さんも「オープンキッチンにしなくてよかった」と言うほど気に入っている。
以前は賃貸マンションで暮らしていた長谷川夫妻。自宅を購入したことで物が増えたと話す。「“いつかは引っ越す”というのがなくなったので、物が増えました。一生使えるような大事にできる物を買い集めていこうと思っています」と紀幸さん。優子さんは緑を増やしたいと言う。「心に余裕ができたのかな。これまで自宅で植物を置くことがなかったんですが最近育てるのが楽しくて。家の中を整えて暮らしたいというのがあるみたいです」。
シンプルを楽しむのではなく、楽しむためにシンプルにした長谷川邸。飾ることを楽しむ白い箱には夫妻が歩んできた軌跡が飾られていく。
以前は賃貸マンションで暮らしていた長谷川夫妻。自宅を購入したことで物が増えたと話す。「“いつかは引っ越す”というのがなくなったので、物が増えました。一生使えるような大事にできる物を買い集めていこうと思っています」と紀幸さん。優子さんは緑を増やしたいと言う。「心に余裕ができたのかな。これまで自宅で植物を置くことがなかったんですが最近育てるのが楽しくて。家の中を整えて暮らしたいというのがあるみたいです」。
シンプルを楽しむのではなく、楽しむためにシンプルにした長谷川邸。飾ることを楽しむ白い箱には夫妻が歩んできた軌跡が飾られていく。