インテリアのプロが作る住まいモノが引き立つ空間に、
こだわりの家具を配して
空間のコンセプトは“白い箱”
人気ファッションブランドの家具レーベルの立ち上げから携わった原田陽介さんは、数々のオリジナルの家具を世に送り出してきた。現在は独立し、インテリアスタイリスト/クリエイティブディレクターとして活躍している。フードスタイリストの麻理子さんはファッションブランドの飲食部門のPRを担当。おふたりとも最先端の感覚を大切にしながら生活を楽しんでいる。
「結婚してそれまで住んでいた家が手狭になったので引っ越しを考えました。好みの物件を『スマサガ不動産』が手掛けていることが多かったので、物件探しとリノベーションの両方をお願いしました。
猫好きなので猫のいる家もチェックしていたのですが、スター猫のドンコちゃんの家もスマサガなのでとても驚きました」
引越し先の住まいの場所は、職場からタクシーで3000円圏内が条件。見つけた築50年以上のマンションは管理状態も良好だった。
「リノベーションは素材感を大切にした”白い箱”を作り、そこに家具を置きたいと希望しました。モノが主役の空間です。前職で店舗を作った経験から、白い壁が最も家具の良さを引き出すと感じていたからです。
リノベーションの際にどの壁を抜くことができるか、天井は現しにできるかなど、スマサガの設計担当の方と一緒に確認してもらうことができ、とても安心できました」
リノベ済み物件を再リノベ
原田さんが購入したのはリノベ済みのマンション。今回はリビングとダイニングキッチンのスペースを中心にリノベーションすることで、予算を抑えることにも成功。天井を躯体現しにし、床はオークの無垢材に。
キッチンは対面式から壁向きにチェンジ。
「料理中は壁に向かっていたほうが集中できますし、壁向きキッチンに変更することでリビングスペースを広くとることができました」
リノベ済みマンションにあった対面式システムキッチンは、ステンレスの壁付けキッチンに変更。
「掃除のしやすい総ステンレスのキッチンに替えました。新品の既存システムキッチンは業者さんに買い取っていただけたので、撤去費用がかかりませんでした」
対面式のキッチンから壁向きのキッチンに変えたことで、リビングも広々と使える。
内階段をギャラリーのように使う
原田さんのお宅は玄関が階下にある造り。玄関を入るとグリーンのカーペット式の階段があり、階段を上がると居住スペースがある。
「家を購入した決め手のひとつに、この内階段がありました。持っていても飾れなかったものたちをこのスペースに飾れるな、とピンと来たんです」
「家を購入した決め手のひとつに、この内階段がありました。持っていても飾れなかったものたちをこのスペースに飾れるな、とピンと来たんです」
リノベ済み物件を購入したことで、リノベーションの資金をリビングに集中させることができたと原田さん。
クローゼットとして使っていた部屋を寝室にしたり、壁をDIYで塗装したりと、今はリビング以外の部分も楽しみながら少しづつ手を入れています」