インナーテラスでホームシネマ玄関入るとすぐに本の森。
本好き夫妻のリノベーション
本棚が隠し扉。楽しいギミック!
玄関を入ると正面に窓のある書斎の風景が目に飛び込んでくる宮本さんのお宅。
「書斎をどこに作るかいろいろと考えたのですが、明るく風通しの良い場所にしました」
本棚のひとつにキャスターがついていて、動かすと通路が現れる楽しいシカケも。
リノベーションの設計を担当したのは『EcoDeco(エコデコ)』の岡野さん。岡野さん宅の書棚も家の中心にある。
「物件探しも岡野さんに同行いただきました。エリアを絞っていなかったのでいろいろな街に内見に行きました。20軒ほどお付き合いいただいたと思います。
この物件は角部屋で窓が多く、田園都市線沿線の街並みも決め手になりました」
床や棚はDIYで
パーケット貼りにした床や、リビングの棚、ルーバーの扉のオイル塗りは宮本さんのDIY。
「ルーバーの扉だけでのべ3日、床も3日がかりでした。作業は大変だったのですが、家に愛着が湧きましたし、いい思い出になりました」
床や棚などに塗ったオイルはダークなトーン。壁もまっ白ではなく、トーンを落としたグレーベージュとした。
「実家で使っていたダイニングテーブルをこの家で引き継ぎたいと考えていました。テーブルに合うトーンの家にしたかったので、オイルはダークなカラーを選びました。日当たりのいい家なので、暗めの色合いが落ち着きのあるいい雰囲気になったと思います」
念願のインナーテラス
リノベの際に作りたかったもののひとつがお気に入りのタイルを貼ったインナーテラス。
「タイルや、グレーベージュの壁の色、子ども部屋の引き戸の色などは妻が決めました。間取りは僕、細かな仕様や色は妻と、自然と分担が決まっていきました」
この家に越してから、保護猫を2匹飼うことにした宮本さん。
「引っ越してすぐ、まだ本を入れていなかった棚がキャットタワーに見えて、そこから猫を飼う話をするようになりました」
キッチンが広くなり、台所に立つ時間も増えた。
スパイスにこだわったカレー作りにハマっているというご主人。
「リノベーションをすることで家の隅々まで好きなものに囲まれた暮らしになりました。
そして、料理や猫など、家が生活を変えた部分が大きかったです。引っ越す前は想像していなかったうれしい変化でした」