
高揚感のある住まいタワーマンションならではの
眺望を満喫する
ワクワクできる環境を求めて
港区のタワーマンションに暮らす、Tさま夫妻。夫妻がこのマンションを購入・リノベーションしたのは2024年のこと。このマンションを選んだ理由を奥さまに伺うと「実は、ここに落ち着くまでに5年間で2回の引越しをしているんです」という。「当初は賃貸のタワーマンションに暮らしていたのですが、コロナ禍で家にいる時間が長くなり、緑の多い落ち着ける環境に暮らしたいと考えるようになりました」。そこでルーフバルコニー付きの低層マンションを購入したものの、暮らし始めてすぐに違和感を感じたという。「改めて、自分たちにはほっとする環境よりも、日々ワクワク過ごせることが大切なんだと気づきました」。
こうして再度の住み替えを決意した夫妻は、物件探しにあたって「高揚感のある家・ホテルライクな雰囲気」というコンセプトを定めた。「多くの物件を検討しましたが、迷う時はコンセプトに忠実に判断しました。そして出会ったのが、ここだったんです」。
タワーマンションの角部屋で2面彩光のため、日当たりがよく開放感も十分。「大きな窓から、ビルだけでなく庭園の緑も見えるのが気に入りました。当初住んでいたタワーマンションと、次に暮らした低層マンションのいいところをとったような物件でした」。

LDKの大きな窓からは、周囲を一望できる。窓の前のカウンターは、猫たちのお気に入りの場所。

クローズドだったキッチンをアイランド型に変更し、奥の個室をワークスペースに。LDKとの間仕切り扉をガラスにすることで、開放感あふれる空間とした。

ワークスペースは、二人がゆったり並べるスペースを確保。「二人とも在宅で仕事をすることが多いので、ワークスペースは必須でした」(奥さま)。

ワークスペースの窓からは、東京タワーが見える。

ワークスペースからLDKを見る。

柱のワークスペース側にもリブ加工した木材を回し、空間に連続性をもたせた。
角部屋の眺望を活かすリノベーション
物件そのものは気に入ったが、入居にあたってはリノベーションが必須だった。「床や建具がダークな色調で、キッチンがクローズドタイプだったので、開放感のあるリノベーションをしたいと思いました」。
リノベーションは、数社を検討した中からFINDに依頼することを決意。「FINDさんは、他社と比べてコミュニケーションに安心感がありました。また、コストを抑えつつ私たちのこだわりを実現するために、バランスの良い提案をしてくれました」。
リノベーションでは、キッチンの壁を撤去して、リビング・ダイニングと一体となる広々としたLDKへと変更。「対面式のキッチンを希望したところ、FINDさんからダイニングの一部として主役になるキッチンを提案していただきました」。
さらにダークな色調だったインテリアは、白とグレーでまとめて明るく上質な雰囲気へと一新。存在感のある柱に貼ったリブ加工を施した木材や、テレビ裏の壁に貼ったダークグレーのエコカラットなどが、空間にアクセントを添えている。

壁を撤去して、オープンなキッチンへと変更。キッチンに立つと、リビング・ダイニング越しに素晴らしい景色を眺められる。

キッチンは白で統一し、リビング・ダイニングのインテリアになじむようにした。

キッチン背面の大判タイルは、FINDの提案で取り入れたもの。「上質な空間に仕上がり、満足しています」。

リビングのテレビの裏の壁には、ダークグレーのエコカラットを貼り、引き締まった印象を演出。グレーのソファは、猫の引っ掻きに対応した生地を使った「フランネルソファ」。

エアコンが天井にビルトインされているため、すっきりとした空間になっている。

カウンターに寝そべり、窓越しに空を見上げるしじみちゃん。
太陽の光を浴びて1日をスタート
以前の家はリノベ済みの物件を購入したため、夫妻にとって全面リノベーションは初めての経験だった。「せっかくリノベーションするなら、一緒に暮らす2匹の猫のための設備を取り入れたいと思い、トイレを置くスペースを設けたり、猫の出入り口が付いたドアを採用しました」。2匹の猫・あさりちゃんとしじみちゃんはこの家でのびのび過ごしているようで、取材時にしじみちゃんはゆったりくつろぐ姿を見せてくれた。
Tさま夫妻がこの家に暮らすようになって、約1年。ご主人もリノベーションしたこの住まいを気に入っているそうで、「しっかりと手を入れて希望を叶えたので、長く住んでいきたい」と考えているとのこと。奥さまは「朝起きてリビングに足を踏み入れると、すごく明るいんです。朝から日の光を浴びると、元気になります」と笑顔で話す。
妥協せずに求めた開放的な空間が、高揚感のある毎日を実現している。

寝室は落ち着いたグレートーンで統一し、リラックスできる空間に仕上げた。

リビングから寝室や水回りに続く廊下。各室のドアには猫用の出入り口があるものを採用した。

ゆったりとスペースをとったウォークインクロゼット。

洗面室。カウンター下に猫たちのトイレを収めるように設計してもらった。鏡に写っているのは、突き当たり左手にある洗濯機。「FINDさんの提案で、デッドスペースだったところに洗濯機を置けるようになりました」。

グレーと白でまとめたトイレ。手洗いカウンターを設け、機能面でも使いやすく。

LDKから玄関ホールを見る。左手の壁面に大容量の収納を設けた。
