テーマは50’sレトロ&ポップ壁一面の棚に好きなものを並べて
見せながら収納する家
人生で一番の大きな買い物だからこそ
東京都中野区に建つ築35年のマンション。平田さんご夫婦はこのマンションの一室をリノベーションし、10ヶ月前から暮らしている。新築物件の購入を考えはじめたのは昨年2月のこと。リノベーション物件に住んでいる知り合いが見せてくれた写真がきっかけだったという。
「人生で家を買うタイミングってそう何度もないですよね。だったら自分たちのこだわりを詰め込んだ好きな空間に住んでみたいと思ったんです。知り合いに見せてもらった写真を妻にも見せたら『いいね。やりたいね』と意見が一致して。そこからは改装前提で物件を探していきました」と夫の大介さん。
この物件の最大の特徴は、窓からの日光を部屋いっぱいに取り込める長方形のリビングルームと壁一面の棚。元はリビングと洋室の2つに分かれていた空間の壁を取り払い、一つの部屋にした。そして収納としてクローゼットではなく、壁一面に作り付けの棚を設けた。
「壁には自分たちの好きなものを飾って、インテリアとして見せながら収納も兼ねています」と妻の綾子さん。
「人生で家を買うタイミングってそう何度もないですよね。だったら自分たちのこだわりを詰め込んだ好きな空間に住んでみたいと思ったんです。知り合いに見せてもらった写真を妻にも見せたら『いいね。やりたいね』と意見が一致して。そこからは改装前提で物件を探していきました」と夫の大介さん。
この物件の最大の特徴は、窓からの日光を部屋いっぱいに取り込める長方形のリビングルームと壁一面の棚。元はリビングと洋室の2つに分かれていた空間の壁を取り払い、一つの部屋にした。そして収納としてクローゼットではなく、壁一面に作り付けの棚を設けた。
「壁には自分たちの好きなものを飾って、インテリアとして見せながら収納も兼ねています」と妻の綾子さん。
23年間の思い出の品を散りばめて
2人の出会いは今から23年前。19歳の頃に通っていた服飾の専門学校でクラスメイトだったという。卒業後、大介さんはアパレルデザイナー、綾子さんはアパレル販売員の道へ。そこから15年の交際期間を経て、8年前に結婚。人生の半分以上を共に過ごしてきた平田さんご夫妻は、一緒にいるうちに好きなものも似てきたと話す。
「共通の趣味は色々ありますが、私も主人もミステリアスなものになぜか惹かれてしまうんです。たとえば私は神社仏閣巡りや仏教、ヒンズー教関連の本、主人はミステリー小説を集めていたり。大きな棚に物を並べて見せる収納ができるのも、2人の趣味が合うからなのかなと思っています」と綾子さん。
思い出の品が並ぶのは飾り棚だけではない。リビングの壁には、2人が若い頃から何度も一緒に観たという映画のポスターや、大介さんが綾子さんのお誕生日に贈ったという鹿の頭蓋骨の剥製が飾られている。どこを見渡しても平田家ならではのセンスが光る空間だ。
「共通の趣味は色々ありますが、私も主人もミステリアスなものになぜか惹かれてしまうんです。たとえば私は神社仏閣巡りや仏教、ヒンズー教関連の本、主人はミステリー小説を集めていたり。大きな棚に物を並べて見せる収納ができるのも、2人の趣味が合うからなのかなと思っています」と綾子さん。
思い出の品が並ぶのは飾り棚だけではない。リビングの壁には、2人が若い頃から何度も一緒に観たという映画のポスターや、大介さんが綾子さんのお誕生日に贈ったという鹿の頭蓋骨の剥製が飾られている。どこを見渡しても平田家ならではのセンスが光る空間だ。
目指したのはレトロでポップな世界観
飾り棚と同様、この物件を語る上で欠かせないのが市松模様の床。ななめに貼られたフローリングは、世界最古のアーケードといわれるロンドンのバーリントンアーケードからヒントを得た。他にもバッキンガム宮殿をはじめとする宮殿、古いアメリカンダイナーの床にもこの白黒の市松模様が使われている。また棚の壁には、1950年代のアメリカンポップスを思わせるサックスブルーの壁紙を用いた。随所に大好きなレトロポップの要素を取り入れ、理想の世界観を作り上げていった。
そして一番の夫婦共通の趣味といえば音楽。ボサノヴァ、パンク、スカ、ロックなど棚には幅広いジャンルのCDやレコードが並んでいる。レコードの多くはDJの経験もある綾子さんのコレクションだ。
「休日が合わなかったり、平日は帰宅時間が遅かったりとなかなか一緒に食事をする時間がとれないのですが、お気に入りのレコードを流しながら、2人でお酒を飲む時間は大切にしています」と大介さん。ここには、長い時間を共に歩んできた平田さんご夫婦の歴史が詰まっている。
そして一番の夫婦共通の趣味といえば音楽。ボサノヴァ、パンク、スカ、ロックなど棚には幅広いジャンルのCDやレコードが並んでいる。レコードの多くはDJの経験もある綾子さんのコレクションだ。
「休日が合わなかったり、平日は帰宅時間が遅かったりとなかなか一緒に食事をする時間がとれないのですが、お気に入りのレコードを流しながら、2人でお酒を飲む時間は大切にしています」と大介さん。ここには、長い時間を共に歩んできた平田さんご夫婦の歴史が詰まっている。