ToKoSie ー トコシエ

都心のヴィンテージマンションメゾネットならではの
仕事場とプラベートの共存

リビングから渋谷の街を一望

リビングの窓から渋谷の中心部のビル群を臨む、都心の築約50年のマンション。当時としては最先端のメゾネット、そして水平に連続する大きな窓に魅力を感じた渡仲さんが、全面的にリノベーションして入居したのが7年前。
 

「実はコーポラティブハウスの購入も検討していたのですが、もともと骨董が好きなので、新築よりも中古マンションをリノベーションしたいと思い直し、『スマサガ不動産』に、物件探しから設計までお願いしました」

メゾネットの下のフロアをワークスペースに、上の階をリビングと寝室、キッチンなどの、ゆったりとくつろげるプライベート空間とした。

「持っている物がすべて収められるように、体積を計って収納を作っていただきました。仕事で使う大判の資料が入る奥行きのある収納や、お客様用の布団を入れておく場所もしっかり確保しています」

壁のモルタルのグレー、梁の白、床の黒、ラワン合板に着色した造作家具の茶色のバランスが美しい。アイアンの階段の手すりは特注。
壁のモルタルのグレー、梁の白、床の黒、ラワン合板に着色した造作家具の茶色のバランスが美しい。アイアンの階段の手すりは特注。
グレーの毛並みが美しいシャルトリューという品種のグリ。約50年前の建物とは思えないデザインの、大開口の窓が気持ちいい。窓際のキャットタワーはDIY。向かって右側には大容量の収納スペース。
グレーの毛並みが美しいシャルトリューという品種のグリ。約50年前の建物とは思えないデザインの、大開口の窓が気持ちいい。窓際のキャットタワーはDIY。向かって右側には大容量の収納スペース。
窓の上下に書棚。キッチンの床は黒のモルタル。「黒い床は、モルタルに炭を混ぜています。年に1度、撥水剤を塗っているので、シミなどが残りにくいようです」
窓の上下に書棚。キッチンの床は黒のモルタル。「黒い床は、モルタルに炭を混ぜています。年に1度、撥水剤を塗っているので、シミなどが残りにくいようです」

猫が自由に歩き回る仕切りのない家

メゾネットの下のフロアに構えた仕事場と、上のフロアのプライベート空間を、階段が自然に分けている。リビングやキッチン、寝室などの個室を分ける仕切りがなく、すべての空間がゆったりと連続する。

そんな渡仲邸に、猫のグリが3年前にやってきた。仕切りのない家の中を自由に歩き回るグリ。

「もともと猫と暮らす予定はなかったので、特に猫のために設計した場所はないのですが、キャットタワーだけDIYしました。家具に色味を揃えたので、まるで最初からそこにあったかのようです」

メゾネットの下の階がワークスペースになっている。
メゾネットの下の階がワークスペースになっている。
玄関から土間がワークスペースまで続く。階段を上がると、リビングやキッチン、寝室のあるフロア。
玄関から土間がワークスペースまで続く。階段を上がると、リビングやキッチン、寝室のあるフロア。
デザイン関係の仕事をしている二人。仕事柄必要な、大判サイズの資料は天井近くに専用の収納スペースを作った。
デザイン関係の仕事をしている二人。仕事柄必要な、大判サイズの資料は天井近くに専用の収納スペースを作った。

風通しも見通しもよい家

構造壁以外はすべて取り払われ、仕切りのない風通しのいい渡仲邸は、さらにガラス窓を上手く使い、見通しよく、光を有効に活用している。

個室感が心地いい寝室は、高い位置のガラス窓から光が差し込む。浴室の大きなガラス窓は、リビングからの見通しをよくしている。
「リビングからトイレまで見えるので、来客の際は、衝立を立てています」

都心にこだわった物件探しも、メゾネットを仕事場とプライベートで分ける使い方も大正解だったと渡仲さん。
「利便性の高い場所なので、時が経っても価値を保ち続けるヴィンテージマンションだと思います」

バルコニーの手前のインナーガーデンに、グリの食器が並ぶ。
バルコニーの手前のインナーガーデンに、グリの食器が並ぶ。
大きなガラスの向こうが浴室。ブロックを積んでモルタルで塗装した浴槽。お湯を張れば、温泉気分を楽しめる。
大きなガラスの向こうが浴室。ブロックを積んでモルタルで塗装した浴槽。お湯を張れば、温泉気分を楽しめる。
寝室は大胆な壁色、バラガンピンクに。左側のガラス窓から光が入る。ラワン合板の引き戸の向こうは大容量のクローゼット。
寝室は大胆な壁色、バラガンピンクに。左側のガラス窓から光が入る。ラワン合板の引き戸の向こうは大容量のクローゼット。
キッチンの前のスペースにピッタリサイズのテーブルをDIY。色も造作家具に併せて塗装。
キッチンの前のスペースにピッタリサイズのテーブルをDIY。色も造作家具に併せて塗装。
アンティークショップで手に入れた墨色の水屋箪笥。
アンティークショップで手に入れた墨色の水屋箪笥。
金継ぎが趣味という容子さん。「高価な器だけを継ぐのではなく、長く使って愛着のあるものを継いでいます」
金継ぎが趣味という容子さん。「高価な器だけを継ぐのではなく、長く使って愛着のあるものを継いでいます」
関東長火鉢は普段、蓋を閉めてコーヒーテーブル代わりに。冬はエイヒレなどを炙ったり、暖房器具として実際に使っているのだそう。
関東長火鉢は普段、蓋を閉めてコーヒーテーブル代わりに。冬はエイヒレなどを炙ったり、暖房器具として実際に使っているのだそう。