![インドア派の家族リノベーション 模様替えを最大限に楽しめる住まいづくり インドア派の家族リノベーション 模様替えを最大限に楽しめる住まいづくり](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094329/180507shi.jpg)
インドア派の家族リノベーション模様替えを最大限に楽しめる
住まいづくり
ずっと家にいたくなる心地よさの秘密
今年で結婚10年目を迎える下田家は夫婦と6歳になる息子の3人暮らし。去年、約68㎡ある築44年のマンション物件を購入し、フルリノベーションをした。
「息子の小学校入学が近くなってきたし、そろそろ家を買おうかと話していました。この物件は3〜4軒目の内見で巡り会い、即決でした。それまで見た他の物件は、値段を無理したり、駅から遠かったり…。何か諦めなければいけない部分があったのですが、ここは全ての希望がピタッとはまったんです。見晴らし、日当たり、広さ、値段、駅や小学校までの距離。ここだ!と思いましたね」と夫の正志さん。
正志さんは10年以上、靴修理の職人を生業としている。6.6㎡の広い玄関土間には、革漉き機や製甲用ミシンなど靴作りの道具が並ぶ。
「私が靴の修理を始めると、息子はその様子をじっと見つめています。彼自身もお絵かきやレゴ遊びに夢中なようで、外へ行くよりも家が好きなインドア派です。私も子供の頃から手仕事が好きだったので、もしかしたら自分に似たのかもしれませんね(笑)」と話す。
さらに、「前の家は一つの部屋にしか自然光が入らなかったのですが、今はリビングのどこにいても日光を感じます。開放的なので、ずっと家にいても苦になりませんよ」と続けた。
「息子の小学校入学が近くなってきたし、そろそろ家を買おうかと話していました。この物件は3〜4軒目の内見で巡り会い、即決でした。それまで見た他の物件は、値段を無理したり、駅から遠かったり…。何か諦めなければいけない部分があったのですが、ここは全ての希望がピタッとはまったんです。見晴らし、日当たり、広さ、値段、駅や小学校までの距離。ここだ!と思いましたね」と夫の正志さん。
正志さんは10年以上、靴修理の職人を生業としている。6.6㎡の広い玄関土間には、革漉き機や製甲用ミシンなど靴作りの道具が並ぶ。
「私が靴の修理を始めると、息子はその様子をじっと見つめています。彼自身もお絵かきやレゴ遊びに夢中なようで、外へ行くよりも家が好きなインドア派です。私も子供の頃から手仕事が好きだったので、もしかしたら自分に似たのかもしれませんね(笑)」と話す。
さらに、「前の家は一つの部屋にしか自然光が入らなかったのですが、今はリビングのどこにいても日光を感じます。開放的なので、ずっと家にいても苦になりませんよ」と続けた。
![壁を設ける代わりに、移動可能な本棚を設置。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094251/180507shi-001.jpg)
壁を設ける代わりに、移動可能な本棚を設置。
![ラストと呼ばれる木型など、靴作りの道具が並ぶ玄関。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094253/180507shi-002.jpg)
ラストと呼ばれる木型など、靴作りの道具が並ぶ玄関。
![厚みを調整する革漉き機(左)と、製甲用ミシン(右)。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094255/180507shi-003.jpg)
厚みを調整する革漉き機(左)と、製甲用ミシン(右)。
![玄関の扉を開くと、目の前には広々としたリビング。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094300/180507shi-006.jpg)
玄関の扉を開くと、目の前には広々としたリビング。
![コンクリートの雰囲気をそのまま生かした天井の梁。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094301/180507shi-007.jpg)
コンクリートの雰囲気をそのまま生かした天井の梁。
模様替えが何度でも楽しめるシンプルな内装
内装デザインはとにかく、シンプルを追求した。
「インテリアが大好きなので、しょっちゅう模様替えをしています。だから内装のデザインは極力シンプルにして、模様替えのたびに変化を楽しめる家にしたかったんです。最初のデザイナーさんとの打ち合わせでは、『とりあえず箱にしてください』と伝えました」と話すのは、妻の香苗さん。
寝室以外は壁を抜き、大きなワンルームにした。壁やパーテーションなど、空間づくりの制約になるものは可能な限り取り払った。
「玄関の間仕切りになっている本棚は、移動できるように作ってもらいました。固定をしない代わりに、天井と床に隙間なくぴったりと合う寸法にしてもらったので、転倒の心配もいりません。地震対策ばっちりです」と続けた。
また、移動のできないアイランドキッチンには細い円柱の脚をつけた。床からキッチンを浮かせることで、空気感のある軽い印象を与えている。
「キッチンに合わせて、ソファやコーヒーテーブルも脚の細いものを選びました」と、細部に至るまで香苗さんのこだわりが満載だ。
「インテリアが大好きなので、しょっちゅう模様替えをしています。だから内装のデザインは極力シンプルにして、模様替えのたびに変化を楽しめる家にしたかったんです。最初のデザイナーさんとの打ち合わせでは、『とりあえず箱にしてください』と伝えました」と話すのは、妻の香苗さん。
寝室以外は壁を抜き、大きなワンルームにした。壁やパーテーションなど、空間づくりの制約になるものは可能な限り取り払った。
「玄関の間仕切りになっている本棚は、移動できるように作ってもらいました。固定をしない代わりに、天井と床に隙間なくぴったりと合う寸法にしてもらったので、転倒の心配もいりません。地震対策ばっちりです」と続けた。
また、移動のできないアイランドキッチンには細い円柱の脚をつけた。床からキッチンを浮かせることで、空気感のある軽い印象を与えている。
「キッチンに合わせて、ソファやコーヒーテーブルも脚の細いものを選びました」と、細部に至るまで香苗さんのこだわりが満載だ。
![「TRUCK」のキッチンテーブル。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094303/180507shi-008.jpg)
「TRUCK」のキッチンテーブル。
![白い傘の照明は、倉敷「womb brocante」にて。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094305/180507shi-009.jpg)
白い傘の照明は、倉敷「womb brocante」にて。
![大きな木製のヘラはネットオークションで購入。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094306/180507shi-010.jpg)
大きな木製のヘラはネットオークションで購入。
![それぞれ形の異なるアンティークチェア。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094308/180507shi-011.jpg)
それぞれ形の異なるアンティークチェア。
![壁掛けにしているのは、養蚕に使う蚕網。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094311/180507shi-012.jpg)
壁掛けにしているのは、養蚕に使う蚕網。
![ロウソクの燭台をリメイクした照明は古賀秀幸さん作。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094313/180507shi-013.jpg)
ロウソクの燭台をリメイクした照明は古賀秀幸さん作。
![作家・渡邊浩幸さんの手がけた山桜のランプシェード。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094315/180507shi-014.jpg)
作家・渡邊浩幸さんの手がけた山桜のランプシェード。
開放感と安心感のガラス張りベッドルーム
もう一つ、この家を語る上で欠かせないのが寝室だ。
「内装デザインの打ち合わせのとき、『大阪の家具屋TRUCKが好き』と話したら、デザイナーさんが『TRUCKのオーナーさん宅の一角がこんな感じですよ』と資料をもってきてくれたんです。それを参考に寝室をつくっていただきました」と香苗さん。
玄関に面する壁の大部分にはガラスがはめられ、玄関から寝室が見える。
「ガラス張りだと子供が寝ているとき、キッチンから様子が見えるので安心です。人が来たとき寝室が丸見えで気にならないかと聞かれますが、ベッド以外にものを置かなければ生活感がそんなに出ないので、あまり気になりませんよ。それよりも壁の圧迫感を感じるほうが嫌でした」と話す香苗さん。
「寝室はおこもり感があったほうが落ち着くと言う人もいますが、壁があるとないとでは広さの感じ方が全然違います。妻の表現だと『壁が迫ってくる感じ』ですかね(笑)」と正志さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「息子が大きくなったら、パーテーションを増設してもう一つ部屋をつくる予定です。今回リノベをやってみてすごく楽しかったので、息子が成人して巣立ったあとは、もっと狭い物件でいいからまた2人でリノベしたいねって話しています」と締めくくってくれた。
「内装デザインの打ち合わせのとき、『大阪の家具屋TRUCKが好き』と話したら、デザイナーさんが『TRUCKのオーナーさん宅の一角がこんな感じですよ』と資料をもってきてくれたんです。それを参考に寝室をつくっていただきました」と香苗さん。
玄関に面する壁の大部分にはガラスがはめられ、玄関から寝室が見える。
「ガラス張りだと子供が寝ているとき、キッチンから様子が見えるので安心です。人が来たとき寝室が丸見えで気にならないかと聞かれますが、ベッド以外にものを置かなければ生活感がそんなに出ないので、あまり気になりませんよ。それよりも壁の圧迫感を感じるほうが嫌でした」と話す香苗さん。
「寝室はおこもり感があったほうが落ち着くと言う人もいますが、壁があるとないとでは広さの感じ方が全然違います。妻の表現だと『壁が迫ってくる感じ』ですかね(笑)」と正志さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「息子が大きくなったら、パーテーションを増設してもう一つ部屋をつくる予定です。今回リノベをやってみてすごく楽しかったので、息子が成人して巣立ったあとは、もっと狭い物件でいいからまた2人でリノベしたいねって話しています」と締めくくってくれた。
![築44年、総面積は約68㎡。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094317/180507shi-015.jpg)
築44年、総面積は約68㎡。
![寝室の窓枠には錆加工を施し、アンティーク調の風合いをプラス。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094318/180507shi-016.jpg)
寝室の窓枠には錆加工を施し、アンティーク調の風合いをプラス。
![重ねた木箱を靴箱として活用。自由に高さを変えられるので便利。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094320/180507shi-017.jpg)
重ねた木箱を靴箱として活用。自由に高さを変えられるので便利。
![玄関からの眺め。床はオークの無垢材を乱尺貼り。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094322/180507shi-018.jpg)
玄関からの眺め。床はオークの無垢材を乱尺貼り。
![玄関とトイレの間にあるスペースに洗面台を設置。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094325/180507shi-019.jpg)
玄関とトイレの間にあるスペースに洗面台を設置。
![リノベーションは「nu(エヌ・ユー)リノベーション」に依頼。](https://img.tokosie.jp/2018/05/01094327/180507shi-020.jpg)