最⼩限の物で暮らすものを整理しながら、
人生を整理する
リノベ費用を大幅カットできる“済み”物件
東京都内に建つ築32年、総面積68㎡のマンション。ウェブディレクターの板橋さんは5年前にこの部屋を購入し、昨年の夏にリノベーションをした。
「実はここを買ったとき、既にフルリノベがされていたんです。そのままで十分住める状態だったので、特に手は加えず。リノベをやるとしても10年後、20年後と考えていました。しかし歳をとってからでは、リノベしたいという熱が冷めてしまうかもしれない。それなら今やろう!と昨年リノベを決めました」と話してくれた。
このようにリノベーション済み物件を購入し、手を加えるケースは年々増えてきているという。板橋さんの場合、キッチン、お風呂、トイレなど水回りの配置や、基本的な間取りは一切変えていない。活かせるところはそのままに、やりたいことを絞って取り入れることで、リノベにかかる費用や日数を軽減できるのがメリットだ。
「実はここを買ったとき、既にフルリノベがされていたんです。そのままで十分住める状態だったので、特に手は加えず。リノベをやるとしても10年後、20年後と考えていました。しかし歳をとってからでは、リノベしたいという熱が冷めてしまうかもしれない。それなら今やろう!と昨年リノベを決めました」と話してくれた。
このようにリノベーション済み物件を購入し、手を加えるケースは年々増えてきているという。板橋さんの場合、キッチン、お風呂、トイレなど水回りの配置や、基本的な間取りは一切変えていない。活かせるところはそのままに、やりたいことを絞って取り入れることで、リノベにかかる費用や日数を軽減できるのがメリットだ。
掃除もメンテナンスも楽に
「いい意味で居心地の悪い家にしたかった」と板橋さん。アットホームな住まいではなく、生活感のない無機質な空間にこだわった。
「生活もシンプルにしたくて、必要最低限のものだけを手元に残しました。以前は大きな観葉植物を置いていましたが、葉っぱを水拭きしたり意外と手入れが大変。今は友人に譲って、手のかからない切り花やサボテンを飾るようにしています」と続けた。
内装工事のときも、なるべく無駄を省いてシンプルを追求したという。たとえば壁は、メンテナンスの必要な塗装ではなく壁紙をチョイス。凹凸のある壁紙を使うことで、塗装の風合いを演出した。低めの天井は、解体をすれば高くすることもできたが、照明を埋め込み式のダウンライトにすることで高さを補った。
「今もインテリアの参考にしているのは、ベルリン発のウェブマガジン『FVF』です。有名デザイナーの自宅などが取材されていて、色使いやレイアウトのアイディアをもらっています」
「生活もシンプルにしたくて、必要最低限のものだけを手元に残しました。以前は大きな観葉植物を置いていましたが、葉っぱを水拭きしたり意外と手入れが大変。今は友人に譲って、手のかからない切り花やサボテンを飾るようにしています」と続けた。
内装工事のときも、なるべく無駄を省いてシンプルを追求したという。たとえば壁は、メンテナンスの必要な塗装ではなく壁紙をチョイス。凹凸のある壁紙を使うことで、塗装の風合いを演出した。低めの天井は、解体をすれば高くすることもできたが、照明を埋め込み式のダウンライトにすることで高さを補った。
「今もインテリアの参考にしているのは、ベルリン発のウェブマガジン『FVF』です。有名デザイナーの自宅などが取材されていて、色使いやレイアウトのアイディアをもらっています」
ベルギー生まれの塗料“モールテックス”
この家を語る上で欠かせないのが、床一面に使われているモールテックスだ。セメント系の床の仕上げ材としてよく使用されるモルタルよりも強度があり、薄塗りでキレイに仕上げることができる。
「イメージソースは、昔NYに住んでいたときに訪れた友人のアートギャラリーです。セメント系の床に塗ったニスがテカテカと光を反射して、いい味が出ていたんですよ。その光沢感をイメージして、マット仕上げではなく、わざとツヤとムラの出る加工をしてもらいました」と板橋さん。
最後に将来について聞いてみた。
「まだ具体的には考えていないです。ずっとここに住んでもいいし、もしまた海外で暮らすことがあれば人に貸してもいいかな、と。そのときはヨーロッパか、海のそばでのんびり暮らすのもいいな」と締めくくってくれた。
「イメージソースは、昔NYに住んでいたときに訪れた友人のアートギャラリーです。セメント系の床に塗ったニスがテカテカと光を反射して、いい味が出ていたんですよ。その光沢感をイメージして、マット仕上げではなく、わざとツヤとムラの出る加工をしてもらいました」と板橋さん。
最後に将来について聞いてみた。
「まだ具体的には考えていないです。ずっとここに住んでもいいし、もしまた海外で暮らすことがあれば人に貸してもいいかな、と。そのときはヨーロッパか、海のそばでのんびり暮らすのもいいな」と締めくくってくれた。