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90㎡リノベーション子供たちがのびのびと遊ぶリング型の家

家族4人で暮らせる90㎡前後の物件を

今年で結婚9年目を迎える大島家は、夫婦と6歳と6ヶ月の娘さん2人の4人暮らし。4年ほど前に87㎡、築24年の中古マンションを購入し、フルリノベーションした。
「家族4人で暮らせる90㎡前後の物件を探していたのですが、賃貸だとなかなか見つからず、分譲で探し始めました。物件探しには時間をかけましたね。半年間で30件は内見したと思います」と話すのは夫の将義さん。
物件の一番の決め手は、三面のガラス窓から届く風と日光だ。3LDKだった部屋の壁を取り払い、40㎡以上の広々としたリビングにチェンジ。部屋のどこにいても南向きの窓から、自然光を感じられる空間へと生まれ変わった。
緩やかな曲線の壁が、部屋を大きく仕切る。
緩やかな曲線の壁が、部屋を大きく仕切る。
リビングから玄関への眺め。
リビングから玄関への眺め。
玄関横の洗面所からの眺め
玄関横の洗面所からの眺め。
寝室とリビングの間にドアはつけず開放的に。
寝室とリビングの間にドアはつけず開放的に。
寝室から玄関に向かう空間は収納スペースに。
寝室から玄関に向かう空間は収納スペースに。

家族がゆるやかに繋がっている安心感

この家を語る上で欠かせないのが、部屋を大きく仕切る緩やかな曲線の壁だ。木の柔らかな風合いが印象的な壁は、手前がリビング、キッチン、ダイニングなどの活動スペース、奥が寝室、収納、洗面所の支度スペースに分かれている。完全な個室はなく、パーテーションで緩やかに仕切られているのが特徴だ。
「個室や廊下は、人がいないときは無駄なスペースになります。そういった無駄を省くために、ドアの数は必要最低限に。また仕切りがないことで、家族それぞれが別の部屋にいても、互いの気配を感じることができるのも心地よいです」と将義さん。
そして、リノベーションをする際に頭を悩ませたのが、約40㎡のルーフバルコニー。出入り口となるガラス戸が、通常よりも高い位置に設定されていたのだ。
しかしマンションリノベーションでは、窓枠や梁など建物の基礎となる部分を大きく改装することができないケースが多く、こうした問題が計画の制約になることは少なくない。そこで大島家は、ガラス戸の前に2段のステップをつくった。モルタルの丸い土間を設け、ステップに植物を飾ることで、実用性を兼ねながら遊びの効いた空間が実現した。
築24年、総面積は約90㎡。
築24年、総面積は約87㎡。
リビングの脇には、簡単な書斎を用意。
リビングの脇には、簡単な書斎を用意。
子供の成長を考え、子供部屋は広めに。
子供の成長を考え、子供部屋は広めに。
バルコニーに続く、丸いモルタルの土間。
バルコニーに続く、丸いモルタルの土間。
約40㎡の広々としたルーフバルコニー。
約40㎡の広々としたルーフバルコニー。

遊び心を刺激するリング型の間取り

仕切りのない部屋同士は、ぐるりと一周することができる。玄関から子供部屋、リビングを抜けて寝室、洗面所を通って一周だ。
「とにかく子供が自由に遊びまわれる、楽しい家にしたかったんです。三輪車で走り回っても傷つかず、ジュースをこぼしてもサッと水拭きできるように、床にはフロアタイルを選びました」と妻の久美子さん。
フロアタイルとは、塩ビ系素材でできたタイル状の床材のこと。硬質で耐久性に優れており、水にも強いことから、学校やオフィスなどの施設でも多く使われている。また自由に模様をプリントできるのも、塩ビ系タイルならではの利点だ。たとえば天然木の節や木目の迫力ある流れから、大理石の荒々しさまで、繊細な模様も立体的に表現することが可能だ。
最後に、将来について聞いてみた。
「2人の娘が大きくなったら、子供部屋にドアをつけて2つの部屋をつくる予定です。そのために、10㎡と広さに余裕のある子供部屋にしてあります。家族のライフステージに合わせて手を加えながら、長く住み続けていきたいです」と締めくくってくれた。
天井はスケルトン、床には塩ビタイルを使用。
天井はスケルトン、床には塩ビタイルを使用。
「sanwa company」のステンレスキッチン。
「sanwa company」のステンレスキッチン。
「Joseph Joseph」のインデックス付まな板。
「Joseph Joseph」のインデックス付まな板。
三人掛けのソファは、仏ブランド「ligne roset」のもの。
三人掛けのソファは、仏ブランド「ligne roset」のもの。
ダイニングテーブルは、キッチンと対面するように配置。
ダイニングテーブルは、キッチンと対面するように配置。
リノベーションは「リノベる。」に依頼。
リノベーションは「リノベる。」に依頼。