海が目の前ヨット好きの家族が
海辺の暮らしを満喫する家
波の音に癒やされて
目の前に葉山の海が広がる集合住宅の1階がセンコフ邸。奥様のご両親が住んでいた家をリノベーションして引き継いだ。
「海が大好きな父が海が見える家に越したいと物件を探していた時に、このマンションの説明会に行く機会がありました。そこでマンション共有のディンギーヨットがあると聞き、俄然乗り気になったのが夫です(笑)。ニース出身の夫は6歳からヨットに乗っているので、ヨット付きのマンションがとても魅力的に映ったようです」と冬起さん。
現在は残念ながらマンション所有のディンギーは手放したそうだが、センコフさんは葉山マリーナに6人乗りのヨットを持っているのだそう。家族でクルーズを楽しみ、初島まで行くこともあるとか。ミニチュアシュナウザーのスキャンプ君も立派なヨット犬なのだそう。
テーマカラーは白とブルー
「リノベーションは、海を感じるテイストを得意とするカリフォルニア工務店にお願いしました。カリフォルニア工務店が手がけた家に子どもが遊びに行ったことがあり、子どもから“すごくいいおうちだよ”と提案があったんです。うちの家族はヨットが好きなので、ブルーをポイントに使ったマリンテイストに仕上げていただきました」
あえて様々なトーンのブルーを使うことで、統一感がありながらお洒落な空間になっている。読書コーナーの紺色のデイベッドや、グリーンがかったブルーのタイル、ターコイズブルーのダイニングチェア、ごく淡い水色にペイントしたブロック、ソファの色落ちしたデニムカラーと、ブルーのグラデーションが心地よい。
リビングは和室をなくして大きなひとつの空間に。
沖縄ブロックの壁でゆるやかに仕切ったデスクコーナーを作った。
海が大好きで、趣味で絵を描いていたお父様が遺した絵やオブジェや写真集は、思い出とともに大切に飾っている。
海を感じさせる小物を散りばめて
照明器具やシーリングファン、掛け時計やクローゼットの扉の把手などの細かいものにも、海を感じさせるパーツをこだわってチョイスしている。
それらが粗めにペイントした素朴な壁や天井、ブルーが配された空間にあるので、重くなりがちなヨットのテイストが、軽やかなインテリアになっている。