60㎡未満ファミリー物件ミニマルな暮らしが叶えた
人が集うリビング
ロンドンから日本へ。夫婦共通の思いとは?
今年で結婚8年目を迎えるトゥーシャン家は、夫婦と7歳と3歳の娘さん2人の4人暮らし。フランス出身のザッカリさんと、妻の杏菜さんが出会ったのは今から12年前。当時ロンドンでバーテンダーをしていたザッカリさんと、ワーキングホリデー中だった杏菜さんは、その後4年間の同棲生活を経て、2012年に日本へ移住。去年、約56㎡ある築35年の中古マンションを購入しフルリノベーションをした。
デザインの軸となったのは、”人が集う場所にしたい”という夫婦共通の希望だ。
「ロンドンで暮らしていたときから、職場の同僚や友人を呼んで、よくホームパーティーをしていたんです。日本でもそんな暮らしができたらいいよね、とリノベを決めたきっかけでもあります」と話すのは妻の杏菜さん。
「とはいえ、家族世帯で56㎡。広さに余裕はないので、小さい家でも広いリビング・ダイニングを実現するために色々な工夫を凝らしました」と続けた。
デザインの軸となったのは、”人が集う場所にしたい”という夫婦共通の希望だ。
「ロンドンで暮らしていたときから、職場の同僚や友人を呼んで、よくホームパーティーをしていたんです。日本でもそんな暮らしができたらいいよね、とリノベを決めたきっかけでもあります」と話すのは妻の杏菜さん。
「とはいえ、家族世帯で56㎡。広さに余裕はないので、小さい家でも広いリビング・ダイニングを実現するために色々な工夫を凝らしました」と続けた。
和室の空間美をヒントに
ザッカリさんはミシュラン2つ星のフレンチレストラン「レフェルヴェソンス」でキャリアを積んだのち、現在は裏千家茶道の先生に師事している。
「昼間は円卓をおいて、夜は布団を敷く。少ないスペースで上手に生活する和室の文化が好きで、我が家にもそのエッセンスを取り入れました」と話すザッカリさん。
「前の家はキッチンが狭かったので、L字型で奥行きのある台所にもこだわりました。L字の一辺は普段キッチンテーブルとして使っています。あえて固定せず移動式にして、たくさん人が来たときにはテーブルをリビングの中央へ移動。キッチンをより広く使えるだけでなく、台所で料理をしている人とテーブルにいる人がコミュニケーションをとりやすいようになっています」
また普段、寝室として利用している小上がりは、寝具を外すとロフトへ変わる。
「娘の友達が遊びに来ると、みんなで布団をどかして、円卓やクッションを置いて、おままごとをして遊んでいますよ」と話してくれた。
「昼間は円卓をおいて、夜は布団を敷く。少ないスペースで上手に生活する和室の文化が好きで、我が家にもそのエッセンスを取り入れました」と話すザッカリさん。
「前の家はキッチンが狭かったので、L字型で奥行きのある台所にもこだわりました。L字の一辺は普段キッチンテーブルとして使っています。あえて固定せず移動式にして、たくさん人が来たときにはテーブルをリビングの中央へ移動。キッチンをより広く使えるだけでなく、台所で料理をしている人とテーブルにいる人がコミュニケーションをとりやすいようになっています」
また普段、寝室として利用している小上がりは、寝具を外すとロフトへ変わる。
「娘の友達が遊びに来ると、みんなで布団をどかして、円卓やクッションを置いて、おままごとをして遊んでいますよ」と話してくれた。
暮らしに合わせて収納をプラス
収納スペースはそのほとんどがDIYだ。自分たちで計画して作り上げたことで、費用面でも使いやすさの面でも満足いく仕上がりになった。たとえば、寝室の小上がり。
「使用する予定の収納ケースの寸法で、枠だけを作ってもらいました。あとはそこにケースを並べて、天板を敷くだけ。小上がりをまるごと作ってもらうより、うんと出費を抑えられました」と、説明してくれた。今は何もないが、リビングの窓際に渡した長いカウンターの下にも、収納を追加できるようになっているという。
最後に、将来について聞いてみた。
「2人の娘が大きくなったら、プライバシーの確保できるそれぞれの部屋が必要になってくるのかなぁ。その時はもう一回り大きなところへ引越して、またリノベーションするのも楽しそう」「60歳くらいになって子供たちが手を離れたら、2人でフランスへ住むのもいいよね」と、最後は2人で締めくくってくれた。
「使用する予定の収納ケースの寸法で、枠だけを作ってもらいました。あとはそこにケースを並べて、天板を敷くだけ。小上がりをまるごと作ってもらうより、うんと出費を抑えられました」と、説明してくれた。今は何もないが、リビングの窓際に渡した長いカウンターの下にも、収納を追加できるようになっているという。
最後に、将来について聞いてみた。
「2人の娘が大きくなったら、プライバシーの確保できるそれぞれの部屋が必要になってくるのかなぁ。その時はもう一回り大きなところへ引越して、またリノベーションするのも楽しそう」「60歳くらいになって子供たちが手を離れたら、2人でフランスへ住むのもいいよね」と、最後は2人で締めくくってくれた。