大好きな植物と暮らす大胆かつフレキシブル
将来を見据えたリノベーション
立地・アクセスを重視した物件選び
東京メトロの北綾瀬駅から徒歩5分ほどのマンションに暮らすAさんご夫妻。2年前の結婚を機に「家賃を払い続けるよりは、マンションを買ったほうがいいのかな」と考えるようになったという。そこで、リノベーションを手がける株式会社リビタに相談してみることに。ご主人は「20代で家を買うことに不安もありましたが、担当者が立地の良い資産価値が下がりにくい物件を選ぶようアドバイスしてくれました。将来を見据えた物件を選んでリノベするなら、今マンションを買うのもありかなと考えるようになりました」と振り返る。
物件を探す際の条件は、夫妻それぞれの職場へのアクセスの良さに加えて、植物好きな奥さまのためにバルコニーが広く日当たりが良いこと、さらに将来猫を飼うためにペット可であること。「3カ月ほどで約10軒見て、ここに決めました。築浅で角部屋なことに加え、来年から北綾瀬駅が千代田線の始発駅になることが決め手になりました」(ご主人)。
3LDKをゆったりワンルームに
リノベーションの設計は、リビタが提携する建築家の中から、A+Saの佐々木高之さんに依頼した。「光の取り入れ方や空間の間仕切り方がいいなと思ってお願いしました」(ご主人)。
もともとは70㎡で3LDKという間取りを、寝室のみをゆるく間仕切るワンルームへとリノベーションした。細かく部屋を仕切らないのびやかな空間は、実際の面積以上に広がりを感じさせる。「当初は部屋数のあるプランも提案していただきましたが、打ち合わせを重ねる中でシンプルなプランに落ち着きました。例えば玄関のホールは、将来もう一部屋つくることもできるなど、フレキシブルな設計になっています」(ご主人)。
お料理好きな奥さまの希望で、キッチンはL字型からアイランドキッチンに変更し、ステンレスの広いカウンターを実現した。一方、バスやトイレなどはそのまま残し、コストを抑えたという。
サンルームのようなリビング
角部屋のため3面採光で、さらにバルコニーが南北2カ所にあるAさんの家は、窓から光がたっぷりと入り、風が心地良く吹き抜ける。「窓を開けていれば、エアコンを使わなくても快適です」
植物好きな夫妻のために、玄関からリビングまで土間でぐるりと囲み、土間上部には植物をハンギングするスチールのハンガーパイプが設けられている。奥さまは「土間やパイプがあるので、グリーンを育てやすくて嬉しいです。日当たりがいいので、植物も元気いっぱいです」と微笑む。
この家に暮らして3ヶ月が経つ夫妻は「家が快適で、外に出かけたくなくなるほどです」と声を揃えた。シンプルでフレキシブルな空間は、Aさん夫妻の日々に寄り添い、味わいを深めていくことだろう。