自分たちでリノベをデザインお気に入りのものを
センスよく飾るインテリア術
施主支給で好みのインテリアに
ともにBEAMSに勤務する相田さんご夫妻。築約35年の横浜市内の集合住宅を7年前に購入し、リノベーションをした。
「和室をリビングの一部とクローゼットに変えた程度で、間取りはほとんど変えていません。
内装工事は工務店に直接お願いしました。キッチンのタイルやコンロは施主支給という形でお渡しして仕上げていただきました」
「和室をリビングの一部とクローゼットに変えた程度で、間取りはほとんど変えていません。
内装工事は工務店に直接お願いしました。キッチンのタイルやコンロは施主支給という形でお渡しして仕上げていただきました」
リノベーションにあたり、フローリングをオーク材のものに替え、もともと木材が張ってあった天井もオーク材に張り替えた。キッチンの床を濃いグレーのタイルにし、壁は薄いグレーのタイルを貼った。
「リフォーム前の物件が見つかったので、自分たちの好みの内装に変えることができました」
新たなコレクションに加わった根塊植物
ミッドセンチュリーの家具や北欧デザイン、クリエイターの作品、そしてアフリカや日本の民藝品が、シンプルに仕上げた内装にセンスよく調和している。
「一時期、アルヴァ・アアルトに傾倒していまして、彼の作品をたくさん買い集めました。ダイニングチェアはペリアンのものです。3つ集めたところで値段が高くなってしまい、4つ目は断念しました(笑)」
棚やテーブルの上にさりげなく飾られた小物は旅先で買ったものが多いのだそう。
「買った時のことを鮮明に思い出せるので、旅先での買い物が好きなんです」
近頃、高史さんが近頃熱を入れている珍奇植物のコレクションが加わった。
「釣りが好きなので以前は釣り道具を飾っていたのですが、今は植物をたくさん並べています。魅力的な株を目にすると、ついつい買ってしまうので鉢が増える一方です(笑)」
さらには植え替えを待つ鉢のコレクションも、新たな株の到着を待っている。
個性が強すぎるものは選ばない
リノベーション前のキッチンは、壁と食器棚に囲まれた独立型だった。棚の一部を取り払い、キッチンからリビングを見渡せるようにした。上部棚はリビング側にガラスを嵌め、やちむんや小鹿田焼などの食器のコレクションが見えるようになっている。キッチン側には扉がついていないので食器を取り出しやすい。
ミッドセンチュリーの家具やアフリカの民藝品などをセンスよく合わせるコツを相田さんに聞いてみた。
「すべてをひとつのテイストで合わせなければならないような個性が強すぎるアイテムは、選ぶ時に極力避けるようにしています」