MOEBEの機能的で美しい収納ミニマリズムを追求した
北欧の収納術

クリップして飾るように収納するという新しい発想。2つの木材パーツとゴムバンドのみのシンプルな構造のピンチは、ウッドパーツの片面に小さな穴が開けられているため、ピンで壁に固定したり、紐を通して吊るしたり、またピンチ自体が自立することも可能。
書類を留めて置いてもよし、お気に入りの写真を吊るしてもよし、ドライフラワーを挟んで飾るもよし。また、挟むだけでなく、グリップに掛けることもできるのでアクセサリーを吊り下げることも。書類や衣類だけでなく、箒やはたき、ブラシなど吊るしておきたい掃除道具の収納にもよさそう。

フックとネジが一体化したミニマルなウォールフック。ひと続きのワイヤーから成る形を極力シンプルにするため、通常は外向きのフックを内向きに逆転させた結果、MOEBEの繊細でミニマリズムなデザインモットーにマッチする、非常に調和のとれた形が実現。
上部のフックには帽子、下にはバッグやコートを掛けてコートフックとして。また、サニタリースペースではタオルやアロマストーンを掛けたり、キッチンではエプロンやリネン、キッチンツールを吊るしたり、リビングではお気に入りの写真や絵画を飾ったり、さまざまなシーンで活躍しそう。

余計な装飾は一切なし、最小限の機能を追求したシンプルなラックは、金属の棒と4個または6個のフックで構成された美しいデザイン。フックは固定されていないので必要に応じて自由に間隔を変えることができる。
マットなブラックは、シンプルな部屋にはもちろんのこと、無骨でカッコいい空間やノスタルジックな雰囲気にも似合う。光沢のあるクロームは、清潔感を求めるキッチンやバスルームにぴったり。

シェルビングシステムは、ネジや複雑なツールを使うことなく、くさびで棚板を固定するだけのミニマルな構造。また、パーツを追加することで、縦横に好きなだけ拡張でき、フレームを軸に角度を変えることもできるので、部屋のコーナーに合わせて直角に配置することも、パーテーション代わりにジグザクに組み合わせることも。アイデア次第でアレンジは無限大。
シングルとダブルの2型に、それぞれ高さ85cm・115cm・200cm、サイズは全部で6種類。カラーはオークとブラックの2色展開。オプションでパーツを購入することも可能。ダブルは受注後の本国発注品。

2014年創業のデンマークのプロダクトブランドMOEBE (ムーベ)。家具職人のAnders Thams (アンダース・タムス)と、建築家の Martin D.Christensen (マーティン・D・クリステンセン)の二人でスタートし、後に建築家のNicholas Oldroyd (ニコラス・オールドロイド)が参加。本質にフォーカスして緻密な構造とミニマリズムを妥協なく追求することで、固定概念を覆す新たな機能性を持つアイテムを生み出している。