イッタラのガラスプレート涼しげで美しい
クリアガラスの器
夏のテーブルには涼しげなガラスのプレートやグラスを取り入れたいもの。そこで今回は、フィンランドのデザインブランド「イッタラ」を特集。しずくのようなガラスのデコレーションが美しい「カステヘルミ」、1932年にアイノ・アアルトが発表した「アイノ・アアルト」、北欧らしい幾何学模様が印象的な脚付きボウル「ミランダ」の3シリーズをリコメンド。おすすめのコーディネイトも併せてご紹介します。
カステヘルミ
フィンランドを代表するデザイナー、オイバ・トイッカが手掛けたKastehelmi (カステヘルミ)。カステヘルミはフィンランド語で「露のしずく」の意味。朝日を浴びて連なる真珠のようにきらめく朝露にインスピレーションを得てデザインされたそう。1964年にオイバ・トイッカがデザインし、2010年にリニューアルされている。
フルーツやサラダを盛り付ければ、涼しげな雰囲気に。デニッシュやシナモンロール、スコーンなどのおやつを乗せると、アンティークのようなノスタルジックな印象に。そして、ラザニアやピザ、パスタを盛り付ければ、モダンなプレートが完成。さまざまな料理に合う、美しく使い勝手のいいプレートだ。短めのステムが印象的なグラスは、ドリンクはもちろん、デザートや前菜にも。立体的なドットのデコレーションが美しいキャンドルホルダーは、複数個並べると、さらにテーブルの雰囲気が盛り上がる。クリアの食器に、フロストやカラーのキャンドルホルダーをアクセントにコーディネートしてもお洒落。キャンドルの火を灯さなくても、テーブルにガラスの美しい陰影を落としてくれる。
アイノ・アアルト
アルヴァ・アアルトの妻アイノ・アアルトによりデザインされたアイノ・アアルト シリーズ。1932年に発表し、その後ミラノ・トリエンナーレ展で金賞を受賞し一躍有名に。リング状のデザインは、水の波紋からインスピレーションを得ている。シンプルでありながらも印象的、そしてさまざまなシーンに合う普遍的な魅力がある。イッタラの中で最も長い歴史を誇り、誕生から90年経った今もなお愛され続けている。
プレートとボウルは、ティーブレイクのテーブルにおすすめ。季節のフルーツやお気に入りのケーキを乗せるのにちょうどいいサイズだ。ガラスならではの軽やかな雰囲気もいい。さらに、ガラスのプレートに合わせることで、料理そのものの存在感をより楽しめる。深さのあるボウルは、シリアルやヨーグルトにもぴったり。もちろん、ディナータイムにも活躍。前菜や冷製スープやパスタを盛り付ければ、シンプルなテーブルがぐっとお洒落な雰囲気に。ペアのタンブラーは、どんなシーンにも似合うシンプルさが魅力。そして、アイノ・アアルトデザインの名作を手軽に購入できるのも嬉しい。
ミランダ
1971年にイッタラより発売されたミランダは、ボウル、ケーキスタンド、キャンドルホルダー、クリーマーなどが揃うコレクション。その中の脚付きボウルを、フィンランド人デザイナー、ヘイッキ・オルヴォラが現代のライフスタイルに合わせたサイズにリ・デザインした。全6色展開。今回は、モダンなクリア、ミニマルなグレー、ノスタルジックなセビリアオレンジ、ハンサムなモスグリーンをリコメンド。北欧デザインらしい幾何学模様や、カラーにより雰囲気が異なる点も魅力。
脚付きボウルにフルーツを盛り付けて、少しだけ特別な演出をしたり、キャンディやチョコレートを入れて飲み物に添えたり、オブジェを入れて飾ったり、アイデア次第でさまざまな楽しみ方ができる。もちろん、そのまま置いておくだけでもお洒落なインテリアに。
クリアカラーで揃えて、
コレクションをミックス
ガラスのしずくが印象的なカステヘルミ、幾何学模様が美しいミランダ、リング状デザインのアイノ・アアルト。イッタラのガラス食器は、クリアカラーで揃えることで、シリーズをミックスしても上品にまとまるのが魅力。自由な発想でお気に入りを組み合わせて、夏のテーブルコーディネイトを楽しんでみてはいかがでしょうか?
cooperation : AWABEES・UTUWA