リュンビュー ポーセリンの花器バウハウスの影響を受けた
シンプルさと機能美が魅力
Lyngby Porcelæn (リュンビュー ポーセリン)は、1936年にコペンハーゲンの北にあるコンゲンス・リュンビューで磁器メーカーとして創業。当時主流だった装飾的な磁器とは対照的に、ドイツのバウハウスの流れを取り入れたシンプルで機能的なデザインで人々に新鮮な印象を与えた。デンマークデザイン史上でも確立された存在と言われ、創設当時のオリジナル品を見つけるのは今では困難という。
《LYNGBY VASE PORCELAIN》
リュンビュー ポーセリンを象徴するアイコン的存在のリュンビューベース。決して主張し過ぎることのないシンプルなデザインで、細く刻まれた溝と、そこから生まれる柔からな影が美しい。マットな質感と上品な色味が醸し出すノスタルジックな雰囲気も魅力。1936年に発表されたリュンビューベースは、バウハウスの影響を強く受け、20世紀初頭に重視されてた華美な装飾から、余分な飾りがないシンプルなデザインで当時の人々に新しさを与えた。
《RHOMBE BAUBLES》
美しい磁器のオーナメント。表面は緻密なひし形(RHOMBE)が美しいラインで均一に描かれ、光沢のある釉薬で印象的な仕上げに。凛としたホワイト、砂糖菓子のような甘いピンク、ノスタルジックなグレーなど北欧らしい上品な色味も魅力。クリスマスオーナメントや、テーブルセッティングはもちろん、植物に掛けたり、ウォールデコレーションとしてもおすすめ。磁器ならではの重厚感が、空間を上品に仕上げてくれる。
《TSÉ》
美しい曲線を描くフォルムが印象的なイノセントな白い器。リュンビュー ポーセリンのTSÉ(チェ)は、台湾出身デザイナーPili Wu(ピリ・ウー)と台湾に拠点を置くHan Gallery(ハンギャラリー)のコラボレーションによって生まれた軽量の磁器シリーズ。リブ上の模様は台湾の道路沿いレストランで使用されている使い捨てのプラスチック製品の構造からインスピレーションを得たという。キャンドルを灯して、北欧流のゆったりとしたティータイムを楽しんでみては。
《LYNGBY VASE GLASS》
ブランドのアイコン的存在のリュンビューベースのガラスシリーズ。磁器のマットな質感とは異なる透明感のある縦みぞ彫り模様 が印象的な花器。ガラスならではの質感が美しいクリアは、季節や空間を選ばず、どんなシーンでも活躍してくれる。インパクトのあるバーガンディーは、挿す花次第で、ノスタルジックな印象にも、モードな雰囲気にも。
《JOE COLOMBO》
ユニークな機能を持つジョエ・コロンボの名作。1965年、イタリア出身のデザイナーJoe Colombo(ジョエ・コロ ンボ)は、底で溶け合い一体となっているデザインで、どちらを選ぶかによって異なるサイズで飲むことができるドリンキンググラス2in1 glassを発表。そして、ジョエ・コロンボが残したオリジナルの図面からインスパイアされ、リュンビュー ポーセリンから2in1 Vaseが発売された。
《FORM VASE》
コロンとしたフォルムと美しい発色が印象的なガラスベース。Form(フォーム)は、デンマーク語で“形”の意味。20世紀前半に、当時人気を博したリュンビュー ポーセリンの3種類の形をガラスベースで復刻。バウハウスの影響を受けたシンプルで機能的な形は、いつの時代にも馴染み、今もなお多くの人々から愛されている。インパクトのある発色ながらも、さりげなく上品が際立つ発色も魅力のひとつ。
伝統的な職人技と先進的な生産技術による製作
リュンビュー ポーセリンは、1969年には工場が一度閉鎖されるものの、2012年に生産を再開。現在は同じくデンマークのブランドであるローゼンダール・デザイングループが運営。リュンビュー ポーセリンを象徴する繊細でミニマルなフォルムや、磁器やガラス器のクオリティは、伝統的な職人技と先進的な生産技術によるもの。
CIBONE Aoyama
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