家族4人の100㎡超えリノベーション 壁が黒板に早変わり。
思い切りお絵かきのできる家。
リノベーション前提の物件探しで重視したこと
今年で結婚11年目を迎える森家は、夫婦と小学生の息子2人の4人暮らし。5年前に約102㎡ある築29年のマンション物件を購入し、フルリノベーションをした。
「前からリノベーションに興味はあったのですが、息子たちに転校をさせるのが可哀想だったのでずっと引越しの時期を見計らっていました。ちょうど上の子の小学校入学と下の子の幼稚園入園の重なるタイミングがあり、この機会にと物件購入を決めました」と話すのは、妻の千絵さん。
店舗のディスプレイコーディネーターや撮影のプロダクトスタイリストとして働いていたキャリアをもつ千絵さんは、子供の頃からインテリアが好きだったという。
「自分の好きなようにデザインした家に住みたいという夢はずっともっていました。その夢を叶えるには間取りの決まった新築マンションでは無理なので、戸建てか中古マンションのリノベーションをしたいと考えていました」と続けた。
物件探しで重視したのは、何よりも平米数だったと話す千絵さん。
「各部屋は狭くてもいいから、広いリビングをつくりたかったんです。また最初からリノベーションをする前提だったので、リノベ済み物件ではなく全く手を加えていない中古物件を安く買えればいいなとも思っていました。この物件は102㎡と広さも申し分なかったですし、日当たりと眺望が気に入りました。マンション物件の眺望は一戸建てにはない魅力ですよね」
「前からリノベーションに興味はあったのですが、息子たちに転校をさせるのが可哀想だったのでずっと引越しの時期を見計らっていました。ちょうど上の子の小学校入学と下の子の幼稚園入園の重なるタイミングがあり、この機会にと物件購入を決めました」と話すのは、妻の千絵さん。
店舗のディスプレイコーディネーターや撮影のプロダクトスタイリストとして働いていたキャリアをもつ千絵さんは、子供の頃からインテリアが好きだったという。
「自分の好きなようにデザインした家に住みたいという夢はずっともっていました。その夢を叶えるには間取りの決まった新築マンションでは無理なので、戸建てか中古マンションのリノベーションをしたいと考えていました」と続けた。
物件探しで重視したのは、何よりも平米数だったと話す千絵さん。
「各部屋は狭くてもいいから、広いリビングをつくりたかったんです。また最初からリノベーションをする前提だったので、リノベ済み物件ではなく全く手を加えていない中古物件を安く買えればいいなとも思っていました。この物件は102㎡と広さも申し分なかったですし、日当たりと眺望が気に入りました。マンション物件の眺望は一戸建てにはない魅力ですよね」
ブラックボードペイントで子供が自由にお絵かきできる壁に
この物件のアイデンティティーとなっているのが、キッチンの腰壁に塗られた黒板塗装。黒板塗料はブラックボードペイントとも呼ばれ、塗るだけで黒板同様の質感になるためチョークで文字やイラストを書くことができる。森家では高さ70㎝あるキッチン腰壁に使われていて、そこにのびのびと描かれた子供たちの絵が印象的だ。
「壁に思い切りお絵かきをさせてあげられて、インテリアの味にもなるので気に入っています。子供たちが大きくなったら、何も描かれていない黒板として見せるのもかっこいいかな、と。ちなみにこのスパイダーマンは下の息子が描いてくれました」と夫の岳也さん。
そんなこだわりのキッチンの棚には、建築現場で使われていた足場板を再利用。古材独特の日焼けやシミ、割れなどが、新品の資材にはないヴィンテージ感を演出する。また足場板は価格が安く軽い上に強度が高いため、さまざまな用途で使いやすい。森家ではキッチン棚のほかに、テレビボード、下駄箱、ワークスペースの扉にも足場板を使っている。
「壁に思い切りお絵かきをさせてあげられて、インテリアの味にもなるので気に入っています。子供たちが大きくなったら、何も描かれていない黒板として見せるのもかっこいいかな、と。ちなみにこのスパイダーマンは下の息子が描いてくれました」と夫の岳也さん。
そんなこだわりのキッチンの棚には、建築現場で使われていた足場板を再利用。古材独特の日焼けやシミ、割れなどが、新品の資材にはないヴィンテージ感を演出する。また足場板は価格が安く軽い上に強度が高いため、さまざまな用途で使いやすい。森家ではキッチン棚のほかに、テレビボード、下駄箱、ワークスペースの扉にも足場板を使っている。
キャンプ用具を収納するワークスペース。ゆくゆくは個室に。
14年前に行ったフジロックをきっかけに、キャンプをするようになったという森夫妻。子供ができた今では、連休はもっぱらキャンプへ出かけている。玄関の横にはキャンプ用具を収納したりDIYをするためのワークスペースを設けた。
「キャンプは毎年行っています。行くときはだいたい5日間くらいで、海のほうですね。炭で火をおこしてBBQをしたり、海で泳いだり。子供が生まれるとテントが大きくなってキャンプ用具も増えたので、それらを収納するためのワークスペースをつくることにしました」と千絵さん。
また施工は業者に任せっきりではなく、足りない部分は住みながら自分たちでDIYをして補っている。たとえばキッチン横にある壁付けのデスク。一枚板を渡したデスクの下に、もう一枚自分たちで板を補い、引き出しをつくった。
「どこにどの資材や塗料を使っているかが記された資料をリノベ会社からもらっていたので、それに合わせて同じようにつくりました。業者に頼むと意外と費用がかかるので、できるところは自分たちでやろうと思っています」と岳也さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「子供たちが成長してそれぞれの部屋が必要になったときには、ワークスペースを2つ目の子供部屋にしようと思っています。そのときのことを考えて、完全個室になるよう引き戸をつけました。これからもライフステージに合わせて手を加えながら、長くこの家に住み続けていきたいです」と締めくくってくれた。
「キャンプは毎年行っています。行くときはだいたい5日間くらいで、海のほうですね。炭で火をおこしてBBQをしたり、海で泳いだり。子供が生まれるとテントが大きくなってキャンプ用具も増えたので、それらを収納するためのワークスペースをつくることにしました」と千絵さん。
また施工は業者に任せっきりではなく、足りない部分は住みながら自分たちでDIYをして補っている。たとえばキッチン横にある壁付けのデスク。一枚板を渡したデスクの下に、もう一枚自分たちで板を補い、引き出しをつくった。
「どこにどの資材や塗料を使っているかが記された資料をリノベ会社からもらっていたので、それに合わせて同じようにつくりました。業者に頼むと意外と費用がかかるので、できるところは自分たちでやろうと思っています」と岳也さん。
最後に、将来について聞いてみた。
「子供たちが成長してそれぞれの部屋が必要になったときには、ワークスペースを2つ目の子供部屋にしようと思っています。そのときのことを考えて、完全個室になるよう引き戸をつけました。これからもライフステージに合わせて手を加えながら、長くこの家に住み続けていきたいです」と締めくくってくれた。