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築17年のマンションをリノベーション こだわりのインテリアを揃えた
ヴィンテージテイストの住まい

広いバルコニーとLDKのある物件探し

リノベーションを前提に中古マンションを探していたという井上さん夫妻が出会ったのは、神奈川県川崎市にある緑豊かな景色が広がる高台のマンション。設計・施工を行う株式会社FINDを家づくりのパートナーに、築17年のこのマンションをリノベーション。約1年前より、井上さん夫妻と2人のお子さん、そして2匹の愛猫とともに、理想を叶えた住まいでの暮らしがはじまった。
「もともとは2LDKの賃貸マンションに暮らしていました。不満はなかったのですが、いずれは自分たちの理想を追求できる家を購入しようと考えていました。そんなときに雑誌で見かけたリノベーション特集でFINDさんを知り、物件選びから相談に乗ってもらいました」と奥さま。
物件選びでは、「80㎡以上の広さ」と「広いバルコニー」を条件にして、理想的なマンションを探したという井上さん夫妻。「このマンションは、広いバルコニーにくわえ、屋上テラスもついていて、リビングから見える景色がとても良かったんです。LDKの広さも十分だったので、この物件以外考えられないなと思いました」(ご主人)。
玄関からの眺め。ドアにはめ込まれたガラス窓が光を通す。

玄関からの眺め。ドアにはめ込まれたガラス窓が光を通す。

扉には愛猫のためのキャットドアを設けた。

扉には愛猫のためのキャットドアを設けた。

子ども部屋は、落ち着いたブルーの壁紙によって他の部屋と雰囲気を変えた。

子ども部屋は、落ち着いたブルーの壁紙によって他の部屋と雰囲気を変えた。

理想のヴィンテージテイストを追求

井上さん夫妻がリノベーションのテーマにしたのは「ヴィンテージテイスト」。イメージに近い写真などの資料をFINDと共有して、家づくりを進めていったという。
「こだわったのは、パーケットフローリング、板張りのアクセントウォールです。家族の集まるリビングには温かみのある木の素材を使いたいと思っていました」とご主人。

リビングやダイニングをヴィンテージテイストにまとめた一方、ヨーロッパ風にまとめた造作キッチンは、今回井上さん夫妻が行ったリノベーションの中でも特にこだわりを追求した場所だ。「水栓や天板、タイルなどパーツごとに選んで取り寄せています。最初に決めていた予算と合わなくなってしまいましたが、特にこだわっていた場所だったので、妥協せずに作りあげました」(井上さん夫妻)。

L字型の大開口によって明るく開放的なダイニング。テーブルはご主人の知り合いの職人による手作りによるもの。右側のヴィンテージチェストはご主人のお気に入り。代々木上原にあるインテリアショップ「ARKESTRA(アーケストラ)」で出会ったという。

L字型の大開口によって明るく開放的なダイニング。テーブルはご主人の知り合いの職人による手作りによるもの。右側のヴィンテージチェストはご主人のお気に入り。代々木上原にあるインテリアショップ「ARKESTRA(アーケストラ)」で出会ったという。

ヴィンテージテイストでまとめられたリビング。ご主人こだわりの板張りのアクセントウォールが、空間をナチュラルな風合いに演出する。

ヴィンテージテイストでまとめられたリビング。ご主人こだわりの板張りのアクセントウォールが、空間をナチュラルな風合いに演出する。

壁面や造作棚には本や雑貨、こだわりのインテリアがディスプレイされている。「象のモチーフのアイテムをコレクションしているので、家中に象のインテリアがあります(笑)」(ご主人)。

壁面や造作棚には本や雑貨、こだわりのインテリアがディスプレイされている。「象のモチーフのアイテムをコレクションしているので、家中に象のインテリアがあります(笑)」(ご主人)。

デザイン性と利便性を追求したキッチン。バルコニーと隣り合う大開口によって、明るさと開放感を確保した。

デザイン性と利便性を追求したキッチン。バルコニーと隣り合う大開口によって、明るさと開放感を確保した。

キッチンの水回りには、個人輸入で取り寄せたというKOHLER(コーラー)の水栓を採用。カウンターの天板には、高級感とともに機能面にも優れたクオーツストーンを選んだ。

キッチンの水回りには、個人輸入で取り寄せたというKOHLER(コーラー)の水栓を採用。カウンターの天板には、高級感とともに機能面にも優れたクオーツストーンを選んだ。

手前左の壁掛け棚は、デザイン性の高いスウェーデンのファニチャーブランド「maze(メイズ)」のアイテムを採用。棚板はFINDが手がけた。

手前左の壁掛け棚は、デザイン性の高いスウェーデンのファニチャーブランド「maze(メイズ)」のアイテムを採用。棚板はFINDが手がけた。

待望だったというキッチン奥にあるパントリー。収納スペースも十分に確保。

待望だったというキッチン奥にあるパントリー。収納スペースも十分に確保。

家族との有意義な時間を過ごす

井上さん一家が暮らし始めて、もうすぐ丸1年が経つ。「住みはじめた当初は、主人と、どこかのホテルにいるみたいだよねって話していました」と奥さま。コロナ禍においても、おうち時間を有意義に過ごすことができたという。「夜になって、テラスやバルコニーに出ると、星や月がとても綺麗に見えるんです。この家に引っ越してきたからは、子ども達も星を見るのが好きになって、去年はサンタクロースに天体望遠鏡をお願いしていました」と微笑む奥さま。

井上さん夫妻に、これから楽しみなことについて伺うと、「細かい部分では、まだまだやりたいことがたくさんあるんです。今後はインテリアをもっとこだわっていきたいと思っています」と話すご主人。一方、奥さまは「私は料理が好きで、以前の住まいの頃からよく友だちを招いていました。今は状況的に難しいですが、これから友だちやファミリーが集まる楽しい空間になっていければいいなと思っています」と話す。
理想的な住まいを実現した一方、まだまだこだわりを追求していきたいという井上さん夫妻。これからも家族の成長とともに、井上さん一家らしい住まいに進化し続けていくことだろう。

「935Hand-Knitted」名義でニット作家としても活動している奥さま。ワークスペースはリビングの一角に設けた。将来的には間仕切って、お子さんの部屋にできるように、照明などの配線の位置も考慮している。

935Hand-Knitted」名義でニット作家としても活動している奥さま。ワークスペースはリビングの一角に設けた。将来的には間仕切って、お子さんの部屋にできるように、照明などの配線の位置も考慮している。

作業用のアンティーク机は以前の住まいから引き継いだ。ピンク色の壁紙はオランダの「Eijffinger」のもの。

作業用のアンティーク机は以前の住まいから引き継いだ。ピンク色の壁紙はオランダの「Eijffinger」のもの。

グリーンに彩られたダイニング。「これからは観葉植物やガーデニングをもっと充実させていきたいです」と井上さん夫妻。

グリーンに彩られたダイニング。「これからは観葉植物やガーデニングをもっと充実させていきたいです」と井上さん夫妻。

広々とした屋上テラスからの眺望は抜群。5歳のご長男、3歳のご長女も元気いっぱいに走り回り、新たな住まいでの生活を楽しんでいる様子が伝わってくる。

広々とした屋上テラスからの眺望は抜群。5歳のご長男、3歳のご長女も元気いっぱいに走り回り、新たな住まいでの生活を楽しんでいる様子が伝わってくる。

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