ヴィンテージ家具が映える空間に アーチとラウンドでやわらかに レトロな趣きを活かした癒し空間

ヴィンテージ家具が映えるアーチとラウンドでやわらかに
レトロな趣きの癒し空間

昭和のレトロ感をイメージして

都内のパティスリーに勤務するKさん。地元・会津で営んでいたカフェを閉店、上京するにあたって物件購入とリノベーションを決意した。
「賃貸に住むよりもいいよと、友人に勧められたんです。まずネットで検索して、立地や広さ、価格など条件に合う部屋を自分で見つけました。でも本当にリノベまでできるのかどうか不安で。nuリノベーションさんに相談したことで、スムーズに進みました」。
物件代金とリノベ費用を合わせたローン設定など、ワンストップならではのサービスが不安を払拭。同社の設計デザイナーとの打ち合わせで、思い描いていた空間を形づくっていった。
「キーワードは、少しレトロで昭和っぽい部屋。最終的には落ち着ける雰囲気がいちばん大事だと思うんです。もともと持っていた家具、ずっと欲しいと思っていた家具に合わせて計画していきました」。

購入時築35年、47.08㎡の2LDKを1LDK+WICに変更。

購入時築35年、47.08㎡の2LDKを1LDK+WICに変更。

ダイニングは無垢のチーク材、リビングはカーペットで切り替えた。

ダイニングは無垢のチーク材、リビングはカーペットで切り替えた。

ヴィンテージ家具をデザインソースに

デザインのベースとなったのは、ヴィンテージ家具のG-PLAN。もともと揃えていたイスやコーヒーテーブルに加え、どうしても新居に置きたかったダイニングテーブルがあったそう。
「G-PLANの丸い形のテーブルを置くことを決めていました。今は何でも直線が多いけれど、昔のマンションはラウンドしたベランダがあったりして、雰囲気のあるところがいいですね」。
ダイニングテーブルの緩やかな曲線に合わせて、アーチ開口をどこかに設けることも希望した。
「結果的に、玄関の土間とリビングの間の仕切りにアーチを付けてもらいました」。
フルスケルトンにして、間取りは再構成。約2倍の広さにした静謐な雰囲気の玄関三和土(たたき)から、アーチをくぐって室内へ。温もりのある家具に合わせた、穏やかで癒される空間が広がっている。
「予算のこともあったのですが、風通しをよくしたいので扉はなくてもいい、とお伝えしました。結果、ベッドルームにも扉はなく、ほぼワンルームになりました」。
広々としたLDKは、北側の土間の窓から南側のベランダに、光と空気が通り抜ける。

白い壁に包まれた土間に、LDKに入る開口が。インド産のラグを敷いて足場にした。

白い壁に包まれた土間に、LDKに入る開口が。インド産のラグを敷いて足場にした。

アーチ型の開口が優しい印象を与える。扉がないので、小窓から入る光を遮らない。

アーチ型の開口が優しい印象を与える。扉がないので、小窓から入る光を遮らない。

静かで落ち着いた空間が広がる。壁はクリーム系の白で塗装。天井には白い壁紙を採用して、ややグラデーションをつけた。

静かで落ち着いた空間が広がる。壁はクリーム系の白で塗装。天井には白い壁紙を採用して、ややグラデーションをつけた。

アーコールチェアなど1脚ずつ揃えたイスに、新たにG-PLANのエクステション ラウンドテーブルFrescoを迎えた。

アーコールチェアなど1脚ずつ揃えたイスに、新たにG-PLANのエクステション ラウンドテーブルFrescoを迎えた。

リビングのコーヒーテーブルは、以前から持っていたG-PLANのastro。ガラストップで抜け感がある。

リビングのコーヒーテーブルは、以前から持っていたG-PLANのastro。ガラストップで抜け感がある。

夜は間接照明でノスタルジックな雰囲気に。真鍮のペンダントライトは、お姉様からの新居祝い。

夜は間接照明でノスタルジックな雰囲気に。真鍮のペンダントライトは、お姉様からの新居祝い。

ピットリビングでお籠もり感を

「コンパクトな空間なので、仕切りたくはないけれど、緩くゾーニングはしたいなと思いました。かつリビングは落ち着ける雰囲気を出したいので、段差を付けてもらいました」。
ダイニングフロアから14cm下げたピットリビングは、お籠もり感が感じられる。ベージュ系のカーペットを敷いて、さらに暖かくリラックスできる雰囲気に。
「造作したソファは奥行きがあるので、ゆったりと座ったり、ゴロリと寝転がったりできて気持ちいいんです」。
リビングに接続したベッドルームの床は、タイルで切り替えた。
「当初はカーペットを敷くことを考えたのですが、張り替える時に手間がかかって大変だと思いました。結果、さっと掃除することができるし正解でしたね」。
清潔感のある静寂なベッドルームの奥にはウォークインクローゼットを。ゆとりのある空間に衣類が余裕を持って収められている。
「収納はあまり必要ないと思うんです。しまう場所がたくさんあると、モノがどんどん増えていってしまいます。必要なモノだけを揃えてすっきりと暮らしたいですね」。

ダイニングから14cm下に下げたリビング。天井の梁とともに、緩やかにゾーニングされている。

ダイニングから14cm下に下げたリビング。天井の梁とともに、緩やかにゾーニングされている。

造作のソファはデイベッドのよう。シンプルなペンダントライトは設計デザイナーの推薦で選んだ。

造作のソファはデイベッドのよう。シンプルなペンダントライトは設計デザイナーの推薦で選んだ。

シンプルで清潔なベッドルーム。G-PLANのネストテーブルをベッドサイドに。

シンプルで清潔なベッドルーム。G-PLANのネストテーブルをベッドサイドに。

リビングからそのままアクセス。タイルの上に敷いたラグが味わいを出す。

リビングからそのままアクセス。タイルの上に敷いたラグが味わいを出す。

ベッドルーム横のWIC。勤務先で使っていたキャビネットを収納として使用。この大きさに合わせて設計してもらった。

ベッドルーム横のWIC。勤務先で使っていたキャビネットを収納として使用。この大きさに合わせて設計してもらった。

細部までこだわって統一感を

ここに引っ越して来て3年目。コロナ禍だったこともあり、家で過ごす時間が長かった。
「よくお料理をしていました。趣味の台湾のお茶を飲む時間も愉しんでいましたね」。
オールステンレスを希望したキッチンは、設計デザイナーの勧めで、面材に木を使い、天板のみステンレスでオーダー。
「全部ステンレスにしてしまうと、この部屋の中で浮いてしまうと言われて。引き戸の取っ手や見切り材に真鍮を使うことなど、細かいところまでアドバイスを頂いたので、統一された空間になりました」。
味わいのあるヴィンテージ家具と、これからもっと育てていく予定だというグリーンが、ゆったりとした時間の流れを感じさせる。
「あまり遠くない距離に港があるので、朝、汽笛の音が聞こえてきたりするんですよ。休日など、家にいる時間をとても愉しんでいます」。

温かみのあるキッチンが、空間全体に調和。

温かみのあるキッチンが、空間全体に調和。

キッチン台も扉は付けず、見せる収納に。

キッチン台も扉は付けず、見せる収納に。

カゴの中に雑貨を収納。生活感がカバーされている。

カゴの中に雑貨を収納。生活感がカバーされている。

トイレとサニタリーは一体化させて、清潔感のある白いタイル貼りに。シンクは使いやすい実験用を採用。

トイレとサニタリーは一体化させて、清潔感のある白いタイル貼りに。シンクは使いやすい実験用を採用。

真鍮の取っ手や鍵が、白い空間に趣きを与える。スイッチパネルもクラシカルなデザインにこだわった。

真鍮の取っ手や鍵が、白い空間に趣きを与える。スイッチパネルもクラシカルなデザインにこだわった。

日当りがよいため、グリーンも成育中。

日当りがよいため、グリーンも成育中。

台湾のお茶を愛好。ディスプレイ感覚の棚が素敵。

台湾のお茶を愛好。ディスプレイ感覚の棚が素敵。

静けさに包まれる、心地よい部屋で。

静けさに包まれる、心地よい部屋で。

Ranking Renovation