![ガラスでゆるやかに空間を分ける グレートーンの室内に センス溢れる小物が映える ガラスでゆるやかに空間を分ける グレートーンの室内に センス溢れる小物が映える](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095356/180219yas.jpg)
ガラスでゆるやかに空間を分けるグレートーンの室内に
センス溢れる小物が映える
アイアンのパーテーションは遊び心溢れる回転扉
一昨年の夏に神楽坂の築38年のマンションをリノベーションした『BEAMS』プレスの安武俊宏さん、『INTERNATIONAL GALLERY BEAMS』のウィメンズディレクターを務める恵理子さんご夫妻。
グレートーンの室内に、出張先のパリなどで購入したオブジェや小物を設え、お洒落なお二人らしいスタイリッシュな空間になっている。
「最初は渋谷区内でリノベーションができる物件を探していたのですがなかなか見つからず、範囲を新宿区まで広げて出会うことができたのがここでした」
リノベーションは、BEAMSのスタッフの住む家を紹介する人気の書籍『BEAMS AT HOME』シリーズの制作に携わる中で紹介されたデザイナーにお願いした。
「リノベーションの際、こんな空間にしたいというイメージに近い画像を共有しました。黒のアイアンのパーテーションやアイランドキッチンなどは、そのイメージを元に提案していただきました」
キッチンはモルタルのアイランドキッチン。
「コンクリートの塊のように見せたかったので、天板のステンレスも極力薄くしてもらいました」
![リノベーションの際、天井はコンクリート打ち放しのまま残し、壁はグレーにペイントした。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095328/180219yas-001.jpg)
リノベーションの際、天井はコンクリート打ち放しのまま残し、壁はグレーにペイントした。
![手前のポール・ケアホルムのチェア(PK22)は、60周年記念のグレーヌバックのモデル。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095331/180219yas-002.jpg)
手前のポール・ケアホルムのチェア(PK22)は、60周年記念のグレーヌバックのモデル。
![左端の猫は、アスティエ・ド・ヴィラットの口から煙を吐くお香立て。パフュームキャンドルもアスティエ・ド・ヴィラットのもの。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095333/180219yas-003-700x467.jpg)
左端の猫は、アスティエ・ド・ヴィラットの口から煙を吐くお香立て。パフュームキャンドルもアスティエ・ド・ヴィラットのもの。
![大理石をテーブルトップに使った入れ子のローテーブルは、リノベーションを手掛けたデザイナーがデザインし、内装業者に作ってもらったものだそう。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095335/180219yas-004-700x467.jpg)
大理石をテーブルトップに使った入れ子のローテーブルは、リノベーションを手掛けたデザイナーがデザインし、内装業者に作ってもらったものだそう。
![「賃貸では設置できなかったので、ジャン・プルーヴェのウォールライトは自分の家が持てたら必ずつけたいと思っていたもののひとつです」](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095337/180219yas-005.jpg)
「賃貸では設置できなかったので、ジャン・プルーヴェのウォールライトは自分の家が持てたら必ずつけたいと思っていたもののひとつです」
![スクエアなデザインのグレーのスイッチプレート。扉の黒、壁の薄いグレーとの色のコンビネーションも美しい。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095339/180219yas-006.jpg)
スクエアなデザインのグレーのスイッチプレート。扉の黒、壁の薄いグレーとの色のコンビネーションも美しい。
![好みのサイズの天板をテーブルにできるフロイドレッグで、ダイニングテーブルをハンドメイド。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095341/180219yas-007.jpg)
好みのサイズの天板をテーブルにできるフロイドレッグで、ダイニングテーブルをハンドメイド。
空間の広がりを重視
安武さんのお宅で印象的なのが、空間をゆるやかに分けるガラスのパーテーション。
「奥行き感を出して広がりを感じさせながら、機能的に空間を分ける方法を探しました」
ガラスのパーテーションは、リビングとベッドルームの間は回転扉に、書斎との間は引き戸になっている。天井とパーテーションの間を空けて天井を連続させることで、部屋を仕切っても狭く感じさせない工夫も。玄関とリビングの間のドアも、黒+ガラスでイメージを統一している。
「家具は二人で動かせるサイズの華奢なものにしています。大きな収納家具も置かないようにして、空間の広がりを大事にしています」
![リビングとベッドルームはガラスの回転扉で仕切られている。出窓に置いた本の上には、アダム・シルヴァーマンの陶器を飾っている。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095343/180219yas-008.jpg)
リビングとベッドルームはガラスの回転扉で仕切られている。出窓に置いた本の上には、アダム・シルヴァーマンの陶器を飾っている。
![「寝室のワイヤーを使ったペンダントライトは、僕が一人暮らしをしていた頃から使っているものです。壁や天井に映る影がキレイです」](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095345/180219yas-009.jpg)
「寝室のワイヤーを使ったペンダントライトは、僕が一人暮らしをしていた頃から使っているものです。壁や天井に映る影がキレイです」
![ガラスの引き戸の向こうは書斎スペース。右下に見える床に置いたアロマバーナーはサンタ・マリア・ノヴェッラのもの。「夫からのプレゼントです」](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095347/180219yas-010-700x467.jpg)
ガラスの引き戸の向こうは書斎スペース。右下に見える床に置いたアロマバーナーはサンタ・マリア・ノヴェッラのもの。「夫からのプレゼントです」
ホテルライクなバスルーム
職業柄、服が多い二人のために、ベッドルームの奥のウォークインクローゼットには、予めハンガーを掛けられるポールを設置することを提案してもらったそう。また廊下に通じる引き戸をつけ、ウォークインクローゼットからすぐに洗面所とバスルームに行けるよう動線を確保した。
洗面所とバスルームは、ホテルライクな落ち着けるデザインに。一日の疲れをしっかりと取ることができる。
マンションの1階に位置する安武宅には、広い専用庭もついている。
「ウッドデッキは張ったのですが、植栽がまだ手付かずです。暖かくなったら、庭にも手を入れたいと思っています」
![大きめのタイルを張った壁と、黒の縁の鏡がシックな洗面所。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095351/180219yas-011.jpg)
大きめのタイルを張った壁と、黒の縁の鏡がシックな洗面所。
![正方形のタイルと天然石の床がホテルライクなバスルーム。シャワーヘッドはグローエをチョイス。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095353/180219yas-012.jpg)
正方形のタイルと天然石の床がホテルライクなバスルーム。シャワーヘッドはグローエをチョイス。
![エントランスは六角形のタイルを使っている。リビングと廊下の間のドアには大きなガラスを入れて見通しを確保。](https://img.tokosie.jp/2018/02/15095354/180219yas-013.jpg)