吊って収納+吊って飾る空間を立体的に活かす
“吊るす”インテリア術
吊るせば広がるインテリアのアイディア
以前ToKoSIEで取材にお伺いしたYさんご夫妻の、吊るしながら飾るアイディアが見事だったので、そのテクニックをここでご紹介したい。
DIYで使うツールの「クランプ」を吊るす道具として使ったり、温かみのある形と素材感で愛好者も多い「ガイシ」、そしておなじみの「S字フック」など、意外なものからポピュラーなアイテムまで、さまざまな種類の吊るす道具を自在に使いこなしている。
天井から吊るしたり、壁面に吊り下げたり、ハンガーを取り付けてそこに吊るしたり。吊るすことで、部屋が立体的に活きてくる。
【クランプ】を使って、吊るせる場所を新たに作る
DIYをする方にはおなじみの「クランプ」は、木材をカットする際に動かないように支えたり、木材と木材を接着する際に接着剤が乾くまで固定するために使う道具。ハンドルでネジ部を回し、挟んだ材料を固定する。
そのクランプを使えば、部屋に新しい”吊り下げる場所”を作ることができる。
余計な装飾のない、インダストリアルなアイテム「クランプ」を、クールに使いたい。
【ガイシ】をフックとして使う
「ガイシ(碍子)」とは、鉄塔や鉄柱で電線を支えているセラミック製の絶縁体のこと。用途や年代によって様々な形があるガイシは、コレクターもいるほどの味わい深いアイテム。
そのガイシをただ眺めるだけでなく、溝のあるガイシをフックとして実用的に使うアイディア。
【磁石】を使って壁面収納
リノベーションで壁を壊し、コンクリートの躯体を現しにした際、壁の土台となっていた金具が残ることがある。
また、コンクリート打ち放しのマンションやRC造の建物の壁に、コンクリートの型枠を取り除いた後の名残りの穴(Pコン穴)が残っている場合もある。
その金具やPコン穴の鉄筋に、フックつき磁石を付ければ、壁面を飾ったり、収納場所として活用できる。
また、コンクリート打ち放しのマンションやRC造の建物の壁に、コンクリートの型枠を取り除いた後の名残りの穴(Pコン穴)が残っている場合もある。
その金具やPコン穴の鉄筋に、フックつき磁石を付ければ、壁面を飾ったり、収納場所として活用できる。
冷蔵庫の側面もフック付きの磁石を使えば、調理器具を飾りながら収納ができる。
【S字フック】や【クリップ】を使って吊って収納
モノを吊るすための道具である「S字フック」は、吊るす収納には欠かせないアイテム。たくさん数を準備しておきたい。特にキッチンのハンガーバーに調理器具をかける際は、かける調理器具の数だけフックが必要になる。