プロと二人三脚で家づくりタイルや壁紙を
セルフリノベーション
自分の家を自分でも作りたい!
集合住宅を購入し、タイルや壁紙などをセルフリノベーションした大岩奈青さん。
「仕事で海外に行った際、当たり前のように自分の家は自分で作り、住みながらDIYする文化を目の当たりにしました。ホームセンターにバスタブやトイレが売っていて、自分でも取り付けられます。私も家を買ったら、家づくりに積極的に関わりたいと思いました。賃貸ではできない醍醐味ですよね」
「仕事で海外に行った際、当たり前のように自分の家は自分で作り、住みながらDIYする文化を目の当たりにしました。ホームセンターにバスタブやトイレが売っていて、自分でも取り付けられます。私も家を買ったら、家づくりに積極的に関わりたいと思いました。賃貸ではできない醍醐味ですよね」
そんな大岩さんが見つけたのが『HandiHouse Project(ハンディハウスプロジェクト)』だ。『HandiHouse Project』は、住まい手、設計士、職人の三者が共に家づくりに関わりながら、世界にひとつだけの家を作る総勢22名からなる設計施工集団。
設計を担当する坂田裕貴さんは創業メンバーのひとり。
「施主様の関わり方は様々で、プランニングに集中して参加される方や、素材選びや実際の工事まですべてを一緒に行う住まい手もいらっしゃいます。
入居後にDIYでどんどん家を変える方も多いですね。住む方が家を理解すると、自分のものにできるからだと思います。こういった家の作り方をもっと世の中に広めて行きたいと思っています。なにより、住まい手とコミュニケーションを取りながら一緒に家を作れることは、僕ら設計者や施工者にとってもうれしいことなんです」
「施工とDIYの相談は『HandiHouse Project』の荒木伸哉さん、須藤直紀さんが担当してくださいました。
セルフリノベーションしたいという意気込みはあったのですが、では実際に何を準備すればよいのかもわからなかったので、お二人が丁寧にDIYも教えてくださり、大きな力になりました」と大岩さん。
タイルは実際の場所で比較検討
「実際の色味や質感を確かめたかったので、タイルのサンプルはたくさん取り寄せました。キッチンとリビングの間のタイルも、いろいろなメーカーのグリーンを比較検討しました」
取り寄せたサンプルは、施工する場所に置いて、色味を比較検討しながら貼るタイルを決めていった。
取り寄せたサンプルは、施工する場所に置いて、色味を比較検討しながら貼るタイルを決めていった。
「タイルの貼り方を『HandiHouse Project』の荒木さんに教えてもらいながら一緒に施工できたのはとても貴重な経験でした」
住まい手と職人が同じ空間で作業するので、目地の色など、その場で相談しながら決めていくこともできる。
壁紙もDIYで
フランスやギリシャなどから、様々な壁紙を取り寄せ、玄関、キッチン、寝室に貼った大岩さん。
「デッドストックの壁紙は取り扱いが難しく、職人さんにお任せしましたが、パッチワークに貼る部分は自分で楽しみながら貼ることができました」
「デッドストックの壁紙は取り扱いが難しく、職人さんにお任せしましたが、パッチワークに貼る部分は自分で楽しみながら貼ることができました」
男の子ふたりの子ども部屋はあえて未完成のまま残している。
「子どもがもう少し成長したら、自分たちの好みで自分の手で部屋づくりを楽しんでもらおうと思っています」