ヴィンテージ風にもナチュラルにも  自分好みの壁紙を選んで アートのように自由に楽しむ

ヴィンテージ風にもレトロモダンにも自分好みの壁紙を選んで
アートのように自由に楽しむ

壁紙はDIYで着替えたい

壁紙といえば真っ白だったり、ベージュやグレーだったり。とりあえずシンプルなものを選んでおけば無難、と考えがち。なぜなら一度貼ったらなかなか変更は難しいから。でも、そんな考えがきっと変わってしまうのが輸入壁紙専門店「WALPA」。
ヴィンテージ感のあるものやグラフィカルなもの、ナチュラルなもの…。洪水のように色んな色柄が溢れている。しかも、それらは全てDIYで貼ることが可能。ワークショップも開催し、貼り方をレクチャーしてくれる「WALPA store GINZA」で、壁紙のインテリアへの取り入れ方を聞いてみた。

キラリト銀座内のストア。ブランドにして140種類の壁紙を取り揃える「WALPA store GINZA」。

キラリト銀座内のストア。ブランドにして140種類の壁紙を取り揃える「WALPA store GINZA」

実際の貼り上がりをイメージできる大きな面。貼り方のワークショップでは、レッスンを受けたあとここで実践する。

実際の貼り上がりをイメージできる大きな面。貼り方のワークショップでは、レッスンを受けたあとここで実践する。

フェイク風壁紙が人気

「しっかり選ばないといけないと思われるのが壁紙ですが、DIYで何度も貼り替えることができるし、服を着替える感覚で選んで頂いてもいいと思います」と言うのは、マネージャーの臼井さん。「WALPA」ではイギリス、アメリカ、フランス、タイ、ルーマニアなど世界各国から輸入する壁紙を17000点程揃える。
「今、おすすめは木の木目や節、タイル、コンクリートなどをモチーフにしたフェイクもの。オランダのNLXLというブランドが人気です。デザイナーのPIET HEIN EEKとのコラボなど、クオリティが高く、フェイクを超越した世界観を醸し出す壁紙が揃っています」。

部屋全体ではなく、一面だけ部分的に取り入れるのでも、あるいは額装にするのでもOK。お気に入りの壁紙をアレンジして、ファッションを楽しむように、壁紙を着替えたい。それならば、自分で貼れるようにしておくのがベスト。DIYで意外と簡単にできる貼り方を、臼井さんに伺った。

ヴィンテージ、ナチュラル、フレンチシャビー、モロッカン、エキゾチック….。様々な種類の壁紙を取り揃える。

ヴィンテージ、ナチュラル、フレンチシャビー、モロッカン、エキゾチック….。様々な種類の壁紙を取り揃える。

ブルーが印象的な壁紙はNLXL LAB/BIG PATTERN PAOLA MURAL by MR&MRS VINTAGE/MRV-03。

ブルーが印象的な壁紙はNLXL LAB/BIG PATTERN PAOLA MURAL by MR&MRS VINTAGE/MRV-03。

左端のディスプレイが、スクラップウッドなどのリアルなテイストが人気のNLXL。

左端のディスプレイが、スクラップウッドなどのリアルなテイストが人気のNLXL。

壁だけではなく、テーブルや椅子に貼ることだって可能。リアルなテイストを楽しみたい。

壁だけではなく、テーブルや椅子に貼ることだって可能。リアルなテイストを楽しみたい。

ANTOINETTE POISSON(左)やROYAL DELFTモチーフの絵柄(右)は額装にしても。

ANTOINETTE POISSON(左)やROYAL DELFTモチーフの絵柄(右)は額装にしても。

サンプルブックも数多く揃う。ここから選んで、オーダーすることもできる。

サンプルブックも数多く揃う。ここから選んで、オーダーすることもできる。

意外と簡単な貼り方をマスター

「壁紙には昔ながらの紙繊維と不織布がありますが、はじめて貼るなら不織布がいいでしょう。既に(施工業者による)壁紙が貼ってあっても、そのまま上から貼ることができます。剥がしてしまうと下処理が難しいのでその方がおすすめです」。
自分で貼って失敗したと思ったら、貼り直しも可能。ここでは不織布の壁紙を使った貼り方をレクチャーしてもらう。手軽にできるので、貼り方をマスターして気分に合わせて楽しみたい。

道具を用意。「WALPA」で販売しているのは、糊受け、糊、刷毛、ローラー、撫刷毛、地ベラ、竹ベラ、カッター、ジョイントローラー、スポンジ、カッターの替刃がセットで¥3696(税別)〜。

①道具を用意。「WALPA」で販売しているのは、糊受け、糊、刷毛、ローラー、撫刷毛、地ベラ、竹ベラ、カッター、ジョイントローラー、スポンジ、カッターの替刃がセットで¥3696(税別)〜。

最初に、糊受けに粉状の糊を溶く。糊30gに対して水またはお湯1ℓが目安。1袋で50cm×1000cmのロール1本分に対応。混ぜた後30分くらい寝かせるのがポイント。

②最初に、糊受けに粉状の糊を溶く。糊30gに対して水またはお湯1ℓが目安。1袋で50cm×1000cmのロール1本分に対応。混ぜた後30分くらい寝かせるのがポイント。

ローラーを使って壁に糊をまんべんなく塗る。糊が床に落ちないよう、下から上に向かってかけるのがポイント。床には養生をしておいても。糊はなぞって指の後がつくくらいが目安。

③ローラーを使って壁に糊をまんべんなく塗る。糊が床に落ちないよう、下から上に向かってかけるのがポイント。床には養生をしておいても。糊はなぞって指の後がつくくらいが目安。

ローラーをかけたら、刷毛で4角をしっかり塗る。

④ローラーをかけたら、刷毛で4角をしっかり塗る。

壁紙を上・下それぞれ5cmくらいずつ残して貼る。

⑤壁紙を上・下それぞれ5cmくらいずつ残して貼る。

撫刷毛で空気を抜く。最初は中央あたりを押さえて仮固定し、中央から上、中央から下へかける。

⑥撫刷毛で空気を抜く。最初は中央あたりを押さえて仮固定し、中央から上、中央から下へかける。

上下の端っこの処理を行う。竹ベラを使って、壁紙を奥の方まで、右から左へ押し込んでいく。

⑦上下の端っこの処理を行う。竹ベラを使って、壁紙を奥の方まで、右から左へ押し込んでいく。

端の処理。地ベラのとがった方を角に当てて押さえカッターで切り落とす。

⑧端の処理。地ベラのとがった方を角に当てて押さえカッターで切り落とす。

周りの糊の始末。スポンジに水を含ませ、地ベラで押さえてぬぐい落とす。

⑨周りの糊の始末。スポンジに水を含ませ、地ベラで押さえてぬぐい落とす。

⑩③④を再び行い、2巻目を貼る。柄はまず1点を合わせれば、自然と揃っていく。

⑩③④を再び行い、2巻目を貼る。柄はまず1点を合わせれば、自然と揃っていく。

側面の紙を内側に折り目をつけ、上部を竹ベラで2枚まとめてクセをつけ、カッターで切り落とす。

側面の紙を内側に折り目をつけ、上部を竹ベラで2枚まとめてクセをつけ、カッターで切り落とす。

ジョイントローラーで継ぎ目を圧着させる。

ジョイントローラーで継ぎ目を圧着させる。

「WALPA store GINZA」マネージャー臼井啓太さん。

「WALPA store GINZA」マネージャー臼井啓太さん。

「WALPA store GINZA」では、プロジェクションマッピングで、仕上がりを体験できる。ワークショップは月に3〜4回開催。

「WALPA store GINZA」では、プロジェクションマッピングで、仕上がりを体験できる。ワークショップは月に3〜4回開催。

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